初恋 島崎藤村詩集 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087520040

感想・レビュー・書評

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  • ずいぶん前から『逃げ水』がすきで
    暗唱しちゃうくらいすきで(笑)
    そうしたら他の作品もやっぱりでした。
    うつくしい。

    彼自身結構な恋愛遍歴の持ち主みたいですが…
    でもこの純粋さと透明感はなんだろう。
    しかもその中に、残酷さと官能をかんじる。

    うつくしい!!

  • 私には難しすぎた。
    おとなになったらもう一度読みたい。
    色々な海の表現がとても美しかった。
    自叙伝は良いなあ。

  • 海へが読みたくて購入。小説家としての島崎藤村は知っていたが詩人としての藤村作品は意外にも初めてだった。
    詩の方も特に難しくはなく、単語の意味も後ろに記載されているので読みやすい。どういう事を訴えたかったのだろうかと、悩む作品も少なからずあるがなんでだろうと思考を巡らせるのも中々楽しい。

  • #bookoff

  • 馬籠の藤村博物館に行きたくなった!
    中学で出会って以来のファン

  •  図書館から借りました


     詩集。と、渡航録?

     心に響く歌は特にないです。
     授業でやった「まだあげそめし~」が入ってます。
     なんだか読みにくくて、だらだら半分読んで、ほかの本を読んで、またこれを読んで、やっと読み終えました。

     正直なところ、この人・・・ダメ人間では?
     教え子に惚れ、姪に惚れ、出産で妻が死んだために子供達の面倒をみていたが、疲れて海外へ。
     ・・・しかも、その手前は引きこもりでは???

     こんなのに、嫁がもらえるのだから、いい時代でしたね。。

  • とてもきれい。
    ひかりと、みずみずしさと、それだけでない何かと。
    「初恋」「逃げ水」「罪」とか好きです。
    「高山に登りて遠く望むの歌」だとか、大地や自然の感じにも、良いなあ~となりました。

  • 『若菜集』『落梅集』などの詩集と、巴里への船旅を描いた旅行記『海へ』を収録。

  • 秋に読みたい。そんな気分にさせてくれるのは葡萄や林檎という単語がふんだんに使われているからだろうか。
    「椰子の実」が藤村の詩だと知って驚きました。
    それから「初恋」は知らないと思っていたのに読んだらちゃんと知っていた。
    きっとどこかで見た事があるのかもしれない。
    初見だと「若菜集」の「おえふ」が好き。言葉がとても綺麗です。

  • すごく共感できる!

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著者プロフィール

1872年3月25日、筑摩県馬籠村(現岐阜県中津川市馬籠)に生まれる。本名島崎春樹(しまざきはるき)。生家は江戸時代、本陣、庄屋、問屋をかねた旧家。明治学院普通科卒業。卒業後「女学雑誌」に翻訳・エッセイを寄稿しはじめ、明治25年、北村透谷の評論「厭世詩家と女性」に感動し、翌年1月、雑誌「文学界」の創刊に参加。明治女学校、東北学院で教鞭をとるかたわら「文学界」で北村透谷らとともに浪漫派詩人として活躍。明治30年には第一詩集『若菜集』を刊行し、近代日本浪漫主義の代表詩人としてその文学的第一歩を踏み出した。『一葉舟』『夏草』と続刊。第四詩集『落梅集』を刊行。『千曲川旅情のうた』『椰子の実』『惜別のうた』などは一世紀を越えた今も歌い継がれている。詩人として出発した藤村は、徐々に散文に移行。明治38年に上京、翌年『破戒』を自費出版、筆一本の小説家に転身した。日本の自然主義文学を代表する作家となる。

「2023年 『女声合唱とピアノのための 銀の笛 みどりの月影』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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