レモン哀歌 高村光太郎詩集 (集英社文庫)

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本棚登録 : 170
感想 : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087520057

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  • 新緑の毒素
    丸善工場の女工達
    当然事
    孤独が何で珍しい
    人に(2つ同じ題のものがあるがどちらも)
    人類の泉
    元素智恵子
    裸形

    が読んでて直感で好きだと思った

  • 題名にある「レモン哀歌」は妻・高村智恵子氏の臨終の様子を読んだもの。それだけに切ない。
    他にも詩が入っているのですが、言葉の選び方は根っからの詩人ではないのでそこまで考えなくてもすんなりと入ってきます。

    以下余談。
    「レモン哀歌」に因んで高村智恵子氏の忌日が「レモン忌」(※漢字で「檸檬忌」と書くと梶井基次郎氏の忌日、彼女はカタカナ表記が正式)となったわけですが、詩の内容から彼女が最期に食べたものがレモンだったと解釈してるんですけど、レモンは酸味があるのでそれで一瞬でも長く生きたのではないかと思いたい私の感情を残しておきます。
    高村夫妻最高かよ。愛をありがとう。

  • 大学の教科書に載っていた「冬が来る」がいたく気に入ったので買った。光太郎の詩ののびやかなリズムは、詩集でなく歌詞カードを眺めているような心地さえする。
    表題レモン哀歌については、中高の教科書等で智恵子抄のいくつかを読んだ時には「きれいでかなしい詩だなあ」以上のものは感じなかったのだけど、こうして他の詩も読んでみると、その哀切がいっとう際立つ。巻末の解説で光太郎の生涯を辿ると尚、智恵子の存在の大きさが感じられる。二人の間に横たわる天国と地獄。胸が痛む。

  • 詩ってどんなものだろうなあ、気になるなあ、と思っていたところでちょうどこの本を知ったので早速買ってみた。

    正直、慣れが必要で最初は何が面白いのかさっぱりわからず。

    なにやら古めかしい言葉でぽつぽつと語られてるけど何が言いたいのかさっぱりわからねえよ、って苛々しはじめてまったく詩を読むような心境ではなくなってしまったので、これはいかんと思い直して苦肉の策として試しに風呂で小声で読んでみたところ、これが非常に心地よく、不思議と心に入ってきた。

    そういえば小学校の「国語」の授業でも詩は朗読させられたんだった。これが詩の正しい咀嚼法というわけでもなかろうが、僕のような初心者にはまずまず良い方法だったように思う。もともと読むように作られているというわけでもないのだろうが、一言あたりの言葉から跳ね返ってくる情報量が小説に比べて分厚く、拍子が整えられている分、言葉にすることとの相性がいいように感じられた。

    って、なんだかこの本の感想というよりも個人的な経験の話になってしまった。

  • すばらしい。三田博雄の「山の思想史」と併せて読むと、高村光太郎が獣性と愛の間で葛藤している点が際立って、より面白く読める。

  • (2003.02.10読了)(2003.02.05購入)
    高村光太郎詩集
    (「BOOK」データベースより)amazon
    第1詩集『道程』「僕の前に道はない/僕の後ろに道はできる」をはじめとした、近代詩の最高峰・光太郎の全詩業から、代表作を精選して紹介。

    ☆関連図書(既読)
    「智恵子抄」高村光太郎著、龍星閣、1941.08.20
    「智恵子抄」高村光太郎著、新潮文庫、1956.07.15
    「小説智恵子抄」佐藤春夫著、角川文庫、1962.02.20

  • 狂おしいほどの光太郎の智恵子に対する愛に感動し、それほど思われた
    智恵子がうらやましく思う。何度も何度も再読し、これからも再読するであろう大切な愛読書。

  • 千恵子の死後、光太郎は戦争にのめりこんでいく
    それはたぶん、光太郎の弱さだと思う
    狂気の底で千恵子は、夫にどのような思いを抱いていたのだろうか

  • レモン哀歌、智恵子さんへの切実な愛。
    胸がつまる思いになる。
    特に、『値ひがたき智恵子』は。
    最後の、

    「智恵子はもう人間界の切符を持たない。」

    という一文に作者はどんな思いで書いたか。
    考えただけで悲しくなる。

  • ジャケ買いするに決まってるだろ!

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著者プロフィール

詩:詩人・彫刻家。高村光雲の長男。東京美術学校卒業後、欧米に留学してロダンに傾倒。帰国後、「スバル」同人。耽美的な詩風から理想主義的・人道主義的な詩風へと転じる。代表作:「道程」「智恵子抄」「典型」「ロダンの言葉」等。


「2013年 『女声合唱とピアノのための 組曲 智恵子抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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