車輪の下 (集英社文庫)

制作 : 井上 正蔵 
  • 集英社
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本棚登録 : 803
レビュー : 84
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087520217

感想・レビュー・書評

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  • 彼の幸せはあまりにも短くて濃い。
    文章から自然や風景、当時の空気は色濃く伝わるのに、彼の生きざまはモノクロ。
    それが悲しくて真理できれい。

  • 初ヘッセ

    将来を期待された秀才少年ハンスが
    堕ちていく様を描いた話

    教育に、親に、恋に追い詰められて
    最後なんてあっさり死んじゃうし
    すごくやりきれなかったです

    靴屋のおっちゃんが
    救いっちゃ救いだけど…

    悲しいなぁ
    綺麗な風景描写と
    陰鬱な心理描写の対比がまた

  • 青春小説の古典?
    青臭さがこれでもかというくらいに突きつけられるが、今読んでもみずみずしい文章で素直に受け入れられる。
    全体的にあっさり流れて行く気もするが、なんとなくこれは何度も読み返し、その度にまた違った感想を抱けそう。
    そういう意味で、手元に置いておきたい一冊。

  • 今さらながらに読み終えました

    この作品に高校生のとき出会っていたなら、私が愛する作家は太宰治ではなくヘッセだったかも

    人間が生きていく上で必ず抱えるだろう葛藤が表現されているというところが似ている気がした

    今、この歳になって読むと「あぁ~若いね」で何となく終わってしまう

    でも、自分も通ってきた道であるとは思うから邂逅といったかんじ

    そして、高校生と決定的に違う視点は、「正しい教育って何なんだろうか?」と読み終わった後に考えさせられた

    ヘッセは教師のことをかなり毛嫌いしていることが、この作品から伺い知ることができる

    自分が教師だったなら「お前ら自分が絶対に正しいと言えるのか?」と、ズバリ言われる気がすると思う

    挑戦的なこの作品に、回答与えられるかどうかで教師の力量は見極められるんじゃないだろうか

  • 千葉などを舞台とした作品です。

  • ハンスの人生は私の半生と似た部分が多く、共感した。勉強は大事だし必要。それにハンス自身学ぶことが楽しかったはず、なんだけどねぇ…。親には尻を叩く以外にすべきことがあるのに。

  • 将来を嘱望されながらも、教育という名のシステムに押し潰され堕ちていった少年ハンスの物語。
    「酷使された小馬は、とうとう道ばたにへたばって、もう使いものにならなくなってしまった」
    この決定的な一文以降の哀れな少年の末路に、読んでいて複雑なものを感じた。それが何かは、まだ分からない。

  • 一人の少年の成功と挫折の物語。

    特に、少年の初恋の場面では、
    まるで自分のことのように
    胸が熱くなりました。

    そして、最後の結末には驚かされました。
    あまりにもあっけない、一人の少年の最後。

  • 10代のうちに読みたい本。叙情的な文が美しい。

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著者プロフィール

ヘルマン・ヘッセ(Hermann Hesse)
1877~1962年。ドイツ、バーデンヴュルテンベルク州生まれ。詩人、作家。1946年ノーベル文学賞受賞。代表作に『青春彷徨』(『郷愁』)『車輪の下』『デーミアン』『シッダールタ』『荒野の狼』『ガラス玉遊戯』などがある。

「2019年 『文庫 愛することができる人は幸せだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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