- Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087600476
感想・レビュー・書評
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ジェーンが彷徨うシーンの印象が強くて、母といつかヨークシャーの荒野に行きたいねと話すと父はいつも聞かないふり…
大丈夫、連れて行かない。女二人で行ってきます。
さて
一歩間違ったら嫌味にも聞こえるジェーンのことば。それは慎重だから、受け入れられるか不安だからかと。
結末近く、ロチェスターの声を聞いてからの自信に満ちたジェーンを見るとこちらも幸せな気持ちになる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラブストーリーとして楽しめた。自分にとっては『嵐が丘』よりこっちの方が好きかもしれない。恋愛描写もそうだが、幼少時の学校生活なども面白かった。
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男や育ての親など圧倒的な権力差にも正面切ってぶつかるジェインがかっこよすぎ。女としてこの時代に生きたシャーロット・ブロンテの魂の叫びがつまった作品。ロチェスター氏との最後の場面はとても感動的。ジェインの決然とした態度が短い返答からがんがん伝わってくる。こんなかっこいい女になりたいものだ!恋人に「相変わらず口が悪い」と言われるヒロインが魅力的でないわけがないのだ。
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ジェインとリード夫人、ジェインとロチェスターさん、ジェインとシン・ジンとの対話が濃密でものすごく読み応えがありました。かなりボリュームがあるのだけれど、大変おもしろくあっという間に読了。『嵐が丘』も読みたくなりました。
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ベルギー、ブリュッセルなどを舞台とした作品です。