Dr.ヘリオットのおかしな体験 (集英社文庫)

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087600698

感想・レビュー・書評

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  • この本は31章あり、そのうち犬が登場するのは9章です。ボールをのどに詰まらせた犬、眼瞼内反の犬、想像妊娠した犬などのエピソードで、既読の「愛犬物語」に掲載されていたものもあります。動物には関係のない筆者の空軍の練習生時代のエピソードも結構あります。

    そんな中で、野良猫が世話になった人の家に子猫を連れて行き、そこで亡くなるという話は心にくるものがありました。

  • 今月号の「本の雑誌」で池澤春菜さんがこの本のことを書いていて、おお懐かしい!と本棚から発掘。確か何冊か持っていたはず…、こうなったら止まらない、大捜索して文庫三冊単行本一冊を見つけた。

    早速読み出したら、驚いたことに、ずいぶん長いこと読んでないのに(二十年以上だと思う)これ覚えてる!というエピソードが次々出てくる。そうだなあ。これを読むといつもいい気持ちになったんだよなあ。かつて仲良しだったけどずっと忘れていた友人に思いがけず再会したような気持ちになった。むむ、これは後を引くよ。他のも続けて読みそうだ。

    記憶をたどるとこのシリーズを初めて読んだのは、リーダーズダイジェストに載ってた一編じゃないかと思う。リーダーズダイジェストは(もちろん今はなき日本版ね)中学生の頃だったか、広告を見て読みたくなり親に頼んで購読していたのだった。「アメリカの良心」っぽい、まあちょっとノーテンキな前向きさが魅力でもあり引っかかりどころでもあるという微妙な感じではあったが、結構面白いものも載ってて愛読していた。うーん、これまた懐かしい。

    翻訳者は池澤夏樹さんで、春菜さんはお嬢さん。春菜さんがなぜ「ぶぅ」と書いていたのか解説を読んで納得。

  • 文学
    動物

  • 再読もいいとこで、以前読んだのは30年前に中学生だかの頃、すごくいい本だった記憶だけを頼りに購入。久々に読み返しました。
    当初、「ヘリオット」つながりで奮闘記の方を読んでしまいましたが、訳者の方が違うせいか、雰囲気が違います。
    奮闘記も良かったのですが、私がかつて読んだのはこっちでした。
    若き獣医、ヘリオット先生がイングランド北部ヨークシャーの田舎で家畜たちを相手に四苦八苦する様が笑いあり涙あり、暖かい雰囲気で描かれています。
    農夫たちとのやり取りの面白さもさることながら、個性豊かな動物たちの様子が、ヘリオット先生の確かな観察眼のおかげで、読んでいてリアルに脳裏に浮かびます。
    かつて読書の楽しさを存分に教えてもらい、歳を経てもなお楽しませてくれたこの本に敬意を評して星5つ。
    まだ息子たちが読むのには早いので、楽しみにしつつ取っておきます。

  • スイカ星人(SS)さんの所で行われたヘリオット先生の人気投票で票を集めた多くの作品がこの短編集の中にあります。
    驚いたことに何時の間にやら紛失してまして、再購入し読み返しました。何時もの動物と人間、いや自然全体に向けるヘリオット先生の暖かな眼差しに改めて感動させられます。その上に、一つ一つの短編が導入からエンディングまでつながりが見事で、小説家としも脂の乗り切った時期なのではないかと想像されます。また、池澤夏樹さんの訳の所為も有るかもしれません。
    「奮戦記」の初々しさも魅力ですが、この「おかしな体験」も捨てがたい・・・。
    それにしても、ヘリオット先生が戦場に行かなくて良かったです。先生の「戦記」などあまり考えたくもありません。

  • 兵役についたDr.ヘリオット氏は苦しい訓練の中、兵役につく前の獣医生活に思いを馳せる。そこで出会った様々な奇妙な動物たちとヨークシャーの人々との日々を。

    第二次大戦での従軍体験と平行して、描かれる獣医としての生活はとても面白くヘリオット氏の優しさが感じられるお話だった。
    当時のイギリスの農村地帯の様子、人々やその自然の豊かさを感じられ、私も丘に寝転んでその風を受けてみたいと思った。またイギリスに行きたいものだなぁ。

    犬を飼っていた私もよく愛犬の行動に驚かされたが、ヘリオット氏が出会う動物たちもなかなか個性的。最後の毎日夜遊びとして様々な人の集会に参加する猫の話なんかはとても面白かった。

    個人的にはヘリオット氏と同僚のシーグフリードやトリスタンとの掛け合いがお気に入り。

  • 動物と子供はいかんね。本読んで泣く事は殆どないが、30章はダメだった。
    空軍の話も面白いし、登場人物みな味がある。
    何度も読み返しそう。

  • 再読。

  • 第二次世界大戦の兵隊に行ったときに自分の過去を回想した話。
    今まで読んだヘリオット先生の本にあったエピソードと一緒の話が何個かあった。

  • この池澤夏樹翻訳が一番笑った。

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