おばちゃまは飛び入りスパイ (集英社文庫―ミセス・ポリファックス・シリーズ)
- 集英社 (1988年12月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087601541
作品紹介・あらすじ
ミセス・ポリファックスは、自分の住む市のガーデン・クラブの役員で、病院でボランティアをする、要するにどこにでもいるアメリカのおばちゃまだ。それがある日、突然思いたってアメリカ情報組織の本拠、CIAに乗り入んで「わたしをスパイにしてください」「そんなばかな、ご冗談を」ところが、どういうわけか彼女の夢はほんものになってしまったのだ。元気印のポリファックスがさっ爽世界に登場。
感想・レビュー・書評
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軽い文体とは裏腹におばちゃまの置かれた状況はかなり危険な状態。絶体絶命の大ピンチの連続の中で、常に肝が座っているポリファックスさん。CIAに向いていると思います。
東西冷戦時代のひんやりとした情報戦の時代背景がなかなか新鮮。
ポリファックスさん、仕方なかったとはいえ、人も殺してしまってる…ある意味おそろしい…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おばちゃまはサーカススパイを読んでからハマり、おばちゃまシリーズ一作目のこちらを読んでみた。
最初、10数ページ読んで、しばし積読… のち、スイッチが入り、読み始めたら止まらず。
そう、読み始めたら止まらんのよね、このシリーズは。。そして、おばちゃまがまた魅力的。
驚いたのが、一作目にも関わらず、容赦なくスリリングだったこと。飛ばす飛ばす、、間一髪シーン多すぎてずっとハラハラしてしまい、読んでるあいだ精神状態悪かった。笑
サーカススパイのより激しいやないかーい!
甘くみてたわ、、
という訳でなんとか読み終えたので、あと一作…
SNSで繋がりがある方からプレゼントして頂いたおばちゃまシリーズを楽しみにしたいと思う。
たまに読むにはかなり良い◎ -
10年位前にシリーズ全て読んだのに、
また読みたくなり、最初から読んでます。
軽く読めて面白いです♪ -
読みながら楽しむにはうってつけ、気がついたらポリファックスが大好きになります。(笑)
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川上弘美さんの好きな本
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主人公のおばちゃまがいい味出してます
スパイ小説だけど、この本にスリルとサスペンスは求めてはいけません
しかしおばちゃまの破天荒さと普通さにドキドキしつつ旅行気分に浸れます
ただの旅行じゃないですけどね…
シリーズ1作目のこの本はおばちゃまがスパイになったわけがわかります。
ここからおばちゃまのスパイ生活が始まるのです 。
ひょんなことからスパイになったおばちゃまはこの本では共産圏の国で大活躍 。
このシリーズは他にも何冊か出てておばちゃまがスイスに行ったりヨルダンに行ったり思いがけない事件がたくさん起こります
絶対おもしろい。 -
集英社文庫で借りて読みました!出版が古いので時代背景が古かったり、単純?という点もありますがその分読みやすくおばちゃまのアメリカ的明るさで面白く読了しました。シリーズをこれから読んでいきます
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おばちゃまシリーズの一作目
ドロシー・ギルマンらしいとても楽しい素敵なシリーズです。
冒険もの?スパイもの?ちょっと陽気な気分になりたいとき、さくっと読めて、オススメ。
残念な点は、表紙がおばちゃまシリーズに合ってないように思うところ。 -
軽いタッチでどんどん読み進んだシリーズ。
都合よく進むストーリー、ミステリーとしてはどうなんだろうなどと野暮なことは思わないようにしてこの世界観を楽しんで一気にシリーズを読み終えました。
おばちゃまはかわいらしい女性で周りを心配させますが、何だかんだとミッション遂行します。
とても読みやすく、自分も旅しているような気持ちになり、読後感はさわやかです。