ヘルバウンド・ハート (集英社文庫)

  • 集英社 (1989年6月1日発売)
3.73
  • (8)
  • (4)
  • (13)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 63
感想 : 9
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784087601671

みんなの感想まとめ

究極の快楽を求める男と、その男を愛する女の物語が描かれています。平凡な夫との結婚を控えたジュリアは、義兄フランクの魅力に心を奪われ、彼を救うために禁断の道を選ぶことになります。フランクは魔導士に魂を売...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • AIで調べてみたんですよね—
    (何を調べたかは秘密です( *´艸`))
    そしたらオススメされたのが本書でした。

    厳密には☆2.5かな。

    独特な世界観と緻密な描写が光るホラー小説。
    物語は、究極の快楽を追い求めるフランク・コットンが異次元の存在である魔道士を召喚するところから始まります。
    彼が「ルマルシャンの箱」を解き、魔道士たちを呼び出すシーンは、巻頭のツカミとしてはOK♪

    この作品は、快楽と苦痛が表裏一体であることを描き出しており、人間の欲望がもたらす破滅を強調しています。
    そう、テーマは「欲望」と「破滅」。

    フランクの欲望が彼を破滅へと導く様子は、非常に象徴的です。
    また、ジュリアの執着心や、カースティの勇気と機転も物語を引き立てています。

    特に印象に残ったのは、フランクが徐々に肉体を再生していくシーンです。
    ジュリアが次々と犠牲者を捧げる中で、フランクが復活していく様子は、恐怖と興奮が入り混じった感情を引き起こします。
    本来ならこの辺りで私「ブラックひぼ」のテンションもMAXになるはずなんですが...

    訳者の上手さもあるのでしょうが、非常に緻密に描かれていて、物語の世界に引き込む力もあります。
    著者の描写は非常に詳細で、読者に強烈なビジュアルイメージも与えてくれます。
    特に、魔道士たちの描写は非常に独創的で、恐怖を感じさせると同時に、その美しさにも魅了されます。

    だけどね...
    弱かった...
    なにせ久々に登場した「ブラックひぼ」が望んだのは敬愛するケッチャム先生をも超えるようなもっともっとグロい作品...(⃔ *`꒳´ * )⃕↝

    ホラー小説の名作として高く評価されるべき作品のようですが、もっともっと肉が裂け、血が飛び散り、悲鳴が止まないような作品を待ってるぞψ(`∇´)ψ

    ご存知の方はコメント欄にて情報をお寄せくださ~い (・ω・)ノ*。.・°*




    <あらすじ>
    映画『ヘルレイザー』の原作としても知られています。この物語は、究極の快楽を追い求める男フランク・コットンが、異次元の存在である魔道士(セノバイト)を召喚するところから始まります。

    フランクは「ルマルシャンの箱」というパズルボックスを解き、魔道士たちを呼び出しますが、彼らが提供する快楽は人間にとっては耐え難い苦痛でした。フランクは異次元に囚われ、肉体を失いますが、彼の魂はまだこの世に留まっています。

    一方、フランクの弟ロリーとその妻ジュリアは、フランクが儀式を行った家に引っ越してきます。ジュリアはかつてフランクと不倫関係にあり、彼に対する執着心を捨てきれません。ある日、ロリーが家の中で怪我をし、その血がフランクの残骸に触れることで、フランクは徐々に肉体を再生し始めます。ジュリアはフランクを完全に復活させるために、行きずりの男たちを誘惑し、殺害してその血を捧げることを決意します。

    物語は、ジュリアが次々と犠牲者を捧げる中で、ロリーの友人であるカースティが異変に気付き、真相を探ろうとする展開へと進みます。カースティは「ルマルシャンの箱」を手に入れ、魔道士たちと対峙することになります。彼女はフランクの魂を引き渡すことで、自身の命を守ろうとしますが、魔道士たちはフランクだけでなく、ジュリアも連れて行くことを決めます。

    最終的に、フランクとジュリアは魔道士たちによって異次元に引きずり込まれ、カースティは辛うじて生還します。物語は、快楽と苦痛が表裏一体であることを描き出し、人間の欲望がもたらす破滅をテーマにしています。

    この作品は、バーカーの独特な世界観と緻密な描写が光る一冊で、ホラー小説の名作として高く評価されています。

    著者について
    クライヴ・バーカー(Clive Barker)は、イギリスの小説家、脚本家、映画監督として知られています。1952年10月5日にリヴァプールで生まれ、ホラーやダーク・ファンタジーのジャンルで多くの作品を手掛けています。

    彼の代表作には、短編集『血の本』(Books of Blood)や小説『ヘルバウンド・ハート』(The Hellbound Heart)があります。『ヘルバウンド・ハート』は映画『ヘル・レイザー』(Hellraiser)としても有名で、バーカー自身が監督を務めました。

    • ヒボさん
      ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

      ブラックひぼモードですが、やっぱ嬉しいものは嬉しいですなぁ(#^.^#)
      ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

      ブラックひぼモードですが、やっぱ嬉しいものは嬉しいですなぁ(#^.^#)
      2024/09/01
    • なおなおさん
      ヒボさん、かなさん、おはようございます。
      ブクログ活動休止中(←芸能人みたいな言い方)に、ここで私の心配をしてくださったんだな〜と嬉しくあり...
      ヒボさん、かなさん、おはようございます。
      ブクログ活動休止中(←芸能人みたいな言い方)に、ここで私の心配をしてくださったんだな〜と嬉しくありがたく思いました。今更ですが…。確かに夏に“梨”を抱えていたので、“なおなおさん”とは私のことでしょう…笑
      ヒボさん、お大事にね。
      2025/03/15
    • かなさん
      こんばんは!
      なおなおさんとは、なおなおさんで間違いないです!
      なおなおさんが、ブクログ活動休止中は
      淋しかったんですよ(¯―¯٥)
      ...
      こんばんは!
      なおなおさんとは、なおなおさんで間違いないです!
      なおなおさんが、ブクログ活動休止中は
      淋しかったんですよ(¯―¯٥)
      戻ってきてくれて、ホント嬉しかったな♡
      そして、ヒボさんの退院もよかったです!!
      2025/03/15
  • 80年代後半から「モダンホラー」ブームが席巻していた頃、クーンツやマキャモンと並んで一躍時代の寵児となったのが英国の作家クライブ・バーカーだった。中でもデビュー作となる「血の本シリーズ」は、スプラッター映画の影響が顕著な残虐描写を大胆に盛り込み、強烈なインパクトを与えて話題となった。その後は、自ら映画業界に乗り込みつつ、ファンタジー色の濃い長編を次々と発表していたが、ブームの終焉とともにバーカーの名を聞くことも少なくなっている。
    本書は、新鋭として脚光を浴びていた1986年発表の長編第1作となり、「血の本」で展開した幻想と狂気のエッセンスを凝縮している。究極の快楽を求める男が、この世と〝異界〟を繋ぐ「魔道士」を呼び出すことに成功するが、享受するはずだった快楽とは即ち地獄の苦痛を永劫に味わうことだった。男は儀式を執行した家に引っ越してきた弟夫婦を利用して蘇生を謀るべく、肉体を取り戻すための生け贄狩りを始める。
    設定自体は取り立てて新しいものではなく、俗物の登場人物らも類型的。恐怖/絶望感よりも忌避/退廃感が勝るモダンホラーの典型のような作品だ。ただ、バーカーの創作する喜びといったものが随所に散見でき、勢いのまま一気に読了できる。

  • 平凡で穏やかな性格の夫ローリーと結婚したジュリア。彼女はしかし、式の直前に現れ、姿を消した義兄のフランクに心を奪われていた。実はフランクは、究極の快楽を得ようとして、≪魔導士≫によって快楽と表裏一体をなす「苦痛と絶望との世界」に囚われていたのだった。フランクを救い出そうとし、彼の懇願に従って生贄の男の血を絞り出すジュリア。だが、密かにローリーに想いを寄せていたカースティは、ジュリアの異変を察して彼らの家を探ろうとする。

    この作品、ホラー映画「ヘル・レイザー」の原作でもある(スキンヘッドに針山の如く釘を刺した“ピンヘッド”の顔なら知っている人も多いのでは)。原作者バーカーが自著の映画化作品のダメダメぶりに業を煮やし、自らメガホンを取って大成功を収めた作品とのこと(例によって私は未見)。原作の段階で映像化を意識していた作品らしい。

    小説としては……読みやすいと思う。かなりグロテスクで邪悪な作品なんだろうけども、最近のホラー小説の暴走っぷりに比べると刺激が少なく感じられてしまうかも。これも感覚のマヒだろうか……と言っても、それがつまらぬ作品を意味するわけではない。『血の本』諸作品を好む向きには、この作品世界のイメージに共通性が感じられて楽しめると思う。自分もその一人。

  • 想像していたよりもスプラッター度が低くグロくない。作品が古いからかな…。
    けれど話の展開がすごく面白く一気に読めました。

  • 超久しぶりに再読した。
    翻訳のおかげかどうか知らないが、かなり読みやすく、どんどん進んでいく。
    次は、未読の血の本シリーズを読む予定。

  • 「ヘル・レイザー」の原作。この映画を見た時にかなり驚いて、「血の本」シリーズを買って読んだのだが、なぜか原作に当たる「魔道士」は読まないままだった。
    「ヘルバウンド・ハート」が「魔道士」の改題であると最近になって知って読んでみた。時期が近いだけに「血の本」と同じテイスト。
    「ヘル・レイザー」シリーズは魔道士のピンヘッドが一人歩きしてしまっているが、原作ではむしろフランクのモンスター性が不気味だ。

  • 映画「ヘルレイザー」の小説。映画も素晴らしいスプラッターだが、この本も素晴らしい。映画と併せてどうぞ。

全7件中 1 - 7件を表示

クライヴ・バーカーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×