緑色の裸婦 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087602005

作品紹介・あらすじ

一枚の絵のために祖国ロシアを追放された画家バラノフ。ヒトラーのドイツからも追われアメリカに渡るが…亡命生活を送る画家の悲哀を描く「緑色の裸婦」他六編。第二次大戦から冷戦へ。時代を読みながら、芸術家、中年夫婦、若者たちのすがたをドラマチックな構成力としゃれた語り口で活写するショーの傑作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに海外純文学でも読んでみようかと。。。
    ショーは初めてではないかしら。
    で、結果はと言うと、余り感心しませんでした。
    やや、O・ヘンリーっぽいのかな。でも、何となくピンと来ません。あれほど単純では無い所為でしょうが、そうかといって深みを感じるほどでも有りません。
    ショーと言えば時代の寵児。古臭さだけが残ってしまったのかもしれません。

  • アーウィン・ショーといえば、「夏服の女たち」しか知らなくて、この本をたまたま書棚で見つけたので購入。
    時代がよくわかるというか、赤狩りだったりナチズムだったりと、解説の言葉を借りると「アメリカ史の縮図」。この本に収録されている話も時代性が反映されている。個人的には『忘却の川の麗らかな岸辺』を面白く読んだ。巻末の年譜がうれしい。
    いずれ長編も読みたいが翻訳があるかどうか。

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著者プロフィール

1928年、東京に生まれる。明治大学文学部卒。作家、翻訳家。女子美術大学教授。はじめ批評家として文壇に登場し、演出、翻訳、小説、評伝と多彩な活動をする。代表作『ルクレツィア・ボルジア』『メディチ家の人びと』『メディチ家の滅亡』(以上、評伝)『おお季節よ城よ』(小説)など多数。今年から、選集「中田耕治コレレクション」(青弓社)が出版される。翻訳家としては、アイラ・レヴィン『死の接吻』『スライヴァー』、クライヴ・パーカー『ダムネーション・ゲーム』、アナイス・ニン『北回帰線からの手紙』(深田甫と共訳)ほか多数。

「1992年 『結婚まで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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