おばちゃまはシチリア・スパイ ミセス・ポリファックス・シリーズ (ミセス・ポリファックス・シリーズ) (集英社文庫)
- 集英社 (1994年6月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087602463
感想・レビュー・書評
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ミセス・ポリファックスは、ひょんなことでCIAのスパイになった気のいいおばちゃま。任務のたびに、予想外の大手柄ですっかり頼りにされている。今回の舞台は、マフィアで有名なイタリアのシチリア島。そこに、終身刑で刑務所にいるはずの暗殺者が姿を見せたという。かつてアフリカのサファリで行動をともにしたファレルからのSOSで、おばちゃまは急遽、シチリアへ飛んだ。
原題:Mrs.Pollifax and the second thief
(1993年)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ファレルからのSOSでシチリアへ飛んだおばちゃまは
そこで信じられない人との再会を果たす。
【蔵書・再読・8/19読了】 -
おばちゃまには悪いけどやっぱりサイルスが前面に出てこない方が面白いなあ。シリーズで初めておばちゃまが虜囚にならなかったことに象徴されるように、ここ数作にあった重さがとれて安心して楽しめる作品。
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ありゃー10巻目はやはりこっちの表紙かぁ。毎度思うけど、おばちゃまの上品さが台無しな表紙だ。で、おばちゃま、今回はシチリアへ。ファレルのSOSがきっかけ。ファレルは第1作目から4回目の登場かな。あれ?3回目?ま、いずれにしても、ヤサ男でおばちゃま同様のCIAの(元)情報員で…。前回の登場の時に、もうすぐ40になるというくだりがあり、想像より年がいってるのねえと思っていたら、今回41歳になっていました。ビショップももうすぐ40歳だし。ちゃんと物語の中で登場人物たちが歳をとっていたのですね。でもおばちゃまが何歳なのかは不明。私はそろそろ70は超えていると踏んでいるのだけど。黒柳徹子もいつも年寄のようで、いつも若くも思え、まぁいわゆる年齢不詳じゃないですか?おばちゃまもそれと同じ感じかな。
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ネタバレあります
○感想
沈黙する、ということは私にはひどく難しいんだが。サイルス氏は実はお見通し気味で素敵です。 -
(メモ:高等部2年のときに読了。)
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今回は、ミセスの旧友というか戦友ファレルからのSOSに応えるべく、急遽シチリア島に飛んだミセス。若い女性の相棒と共に、ファレルをかくまい、謎の追っ手をかわし…、既知の暗殺者アリストテレスも現れるが、意外な行動に出る…。またも電車で夢中で読んでいて、あっというまの目的地。ぐいぐいきて終盤はあっさり、ミセスの周辺に恋の花咲くほのぼのとした雰囲気に包まれます。