おばちゃまはヨルダン・スパイ ミセス・ポリファックス・シリーズ (ミセス・ポリファックス・シリーズ) (集英社文庫)
- 集英社 (1998年6月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087603392
感想・レビュー・書評
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ワシントンのCIAのオフィスに、元情報員だったファレルが久しぶりに姿を現した。ミセス・ポリファックスに一緒にヨルダンへ行ってもらいたいと言う。尊敬するイラクの反体制作家ディブ・アッセンの遺稿を、友人がヨルダンまで持ち出すらしい。おばちゃまに無邪気な観光客を装ってもらい、なんとかそれを受け取るつもりだったが……。ペトラ遺跡や砂漠を舞台にまたもやおばちゃまが大活躍。
原題:Mrs.Pollifax,innocent tourist
(1997年)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回はCIAの依頼ではないものの、
スパイらしいお仕事。
たまたま、ユダヤ関係の本を読んでいて中東も興味の藩依頼に入っているためか、
ヨルダンは今までになく生臭いというか、現実味のある舞台だった。
とはいえ、懐かしい友人ファレルとともに活躍していて、楽しかった。 -
旧友ファレルの依頼で共にヨルダンへ飛んだおばちゃま。
我らがおばちゃまには知らずに事件の方から寄っていくのだ。
【蔵書・再読・8/23読了】 -
おばちゃま&ファレルの黄金コンビ三度。このシリーズの魅力と良さが余すことなく詰め込まれた久しぶりのお話で、読後感もすっきり。
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おばちゃま、今回もCIAの仕事ではなくヨルダンへ行く。元CIAのわれらがファレルの所望によって。ファレルはCIAのカーステアーズ、ビショップに情報提供の依頼、おばちゃまを借りることを依頼するので、物語のスタートはいつものメンバー(もういつものメンバーって言えるでしょう)が登場。ヨルダンは中東の政治的に難しい国。砂漠に住むものたちがいる国。アラビア語の国。イスラムの国。ここで今回も偶然大きな事件に巻き込まれ、解決。意外性や謎解きはなく、なんとなく時系列に話がスラ〜と流れていく感じ。
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旧友であり、元情報員であったファレルに依頼されて、彼とともにミセス・ポリファックスはヨルダンへ。いつもの無邪気な観光客を装っていたことで、行きの飛行機から既に、用件とは別にまたとんでもないことに巻き込まれるはめに…。そこはまた、出会った人々にも助けられ、遺跡と砂漠での冒険が繰り広げられ、最後はほっとできるいつものお楽しみストーリー。1ダースも読めば…そりゃわかっているけど、やめられない!?シリーズですよね。