- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087603583
感想・レビュー・書評
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グラーシュとタジネ作りました。
マダムカリツカの生き様がとっても好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミセス・ポリファックス・シリーズと比べると、オカルト色と説教食が強くて人を選ぶかなあといった感じ。物語の運び方は見事だけれども。
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○感想
短編集みたいな。 -
ドロシー・ギルマンの小説の魅力的なヒロインといえば、おばちゃまはスパイシリーズのミセス・ポリファックスであるが、もう一人がこちらのマダム・カリツカであろう。伯爵夫人の称号を持ってはいても、質素な一人住まい。この人は超能力者で、夢で見た物件の住まいを見つけ“読み、承ります”と看板を出したところから、警部補プルーデンと知り合い、数々の事件を解決に導いていくのだ。品の良い、カラリとした気持ちよい性格で、浮ついたところは一切なく、ミセスよりは若いがなかなか魅力的な女性である。ギルマンが興味を持っていたと思われるいわゆる神秘的な事象を上手に使って、さすがに面白い作品になっている。一冊で読みきりになっているが、割と近作でもう一冊「伯爵夫人は万華鏡」も出ている。ところが、最初のこちらの作品は新刊では手に入らず、古本で読みました。
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伯爵夫人良い人ですね。
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超能力を持つ主人公が様々な事件の謎を解く。
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<おばちゃまシリーズ>のドロシー・ギルマンが新たに創造した<おばちゃま>マダム・カリツカ。おばちゃまより若く、おっとりとした彼女は品物からその持ち主の情報が読み取れるという超能力を持っている。その力を発揮して警察もお手上げの事件を解決して行くのだが、ギルマン特有の包み込むような温かさが全体に漂っている。それが一番の読みどころになっている作品。