めぐり逢う時はふたたび (集英社文庫(海外))

  • 集英社 (2003年1月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784087604245

作品紹介・あらすじ

アメリカ南部の町で起きた殺人事件によって、無実の罪をきせられた石工の息子と、名家の跡取り娘との幼い恋は引き裂かれた! 25年後に再会した二人は……。

みんなの感想まとめ

テーマは、幼い恋が引き裂かれた後の再会と、それに伴う人間関係の複雑さです。物語は、アメリカ南部の町での殺人事件を背景に、無実の罪を着せられたヒーローと名家のヒロインが25年後に再会する様子を描いていま...

感想・レビュー・書評

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  • ☆2.5

    1972年、南部の大理石採掘会社を営む富豪の娘ダールは町へとやって来た貧しい一家の少年イーライと出会う。
    親交を深める二人だったが、三年後イーライの父がダールの大叔母殺害疑惑をかけられた末に射殺される悲劇が起こる。

    ロマンス小説かと思って読んだけど違った。
    ゴシックロマンスらしいけど正直ロマンス小説としての魅力には欠けると思う。
    人種差別に殺人に隠蔽、内省と全編通して重苦しい内容。
    話についてはそれはそれでいいけども、私はこの作者さんの文章のまどろっこしさや表現、翻訳の堅苦しさが苦手だったので内容を評価する以前に読むのが大変だった。
    内容だけなら☆3だけど文章がつらくて評価を下げる。

    結局25年の歳月は祖母の寿命を待っていたようなものだったな…。正直孫らのことより自己保身にしか思えなかったし、感動ポイントがあるかと言えば特になかった。
    最後のシーンは実は悲劇の暗示なのではと深読みしてヒヤッとしてしまうくらいに過去が重く、二人にのし掛かっていた。

    The Stone Flower Garden 2002

  • 読み始めは若干まだるっこしい感じがしましたが、中盤に差し掛かる前には夢中になって読んでいました。ドラマティックな展開と終焉で、読み応えがありました。

  • アメリカ南部の町。大理石の採掘会社と広大な土地を持つ名家の跡取り娘ダールは、大叔母が殺されるのを目撃する。恐怖心で沈黙を守るうち、初恋の人イーライの父親が容疑者とされ、警官に射殺されてしまう。イーライは殺人犯の息子という汚名を着せられたまま、姿を消した。25年後、弁護士となったダールと、事業家として成功したイーライは、再びめぐり逢い…。『風と共に去りぬ』を超える傑作と大評判のベストセラー。

    たぶんそんなに古い時代の話しではないと思うのだけど、どうしても南北戦争直後みたいな閉塞感を感じる。一つの産業、一つの一族に支配されている街が舞台だからか。そして「風と共に去りぬ」を超える傑作というのは言い過ぎ。それほどのものじゃない。それはやっぱりヒロインの魅力が足りなくて、ヒーローにも魅力が足りなくて、そして周囲の人物にも魅力が足りないせいかも。<br>
    南部の街の名家出身のヒロインと、その家に雇われていた父母の子のヒーロー。出会いのシーンは印象的。ヒロインが祖母によって雁字搦めになっている状況もよく伝わってくる。ヒーローの独立心旺盛な気質や家族への思いも。出会うべくして出会った二人が互いに幼い恋を育んでいく様子がもっと丁寧だったら、さらに良かった。<br>
    入り組んだ人間関係と隠された一族の過去が、その後の悲劇へと繋がり二人の別れに。それはいいのだけど、どうも上滑りしているような気がしてならない。淡々と事実が述べられているような。それでもヒロインとヒーローに魅力が溢れていれば、状況描写なんかどうでもよくなったりするのだろうけど、なんか二人の魅力が足りないようで、最後のカタルシスがなかった。たぶんヒロインが妙に良い子過ぎて、ヒーローが変なところに盲目的だからかも。<br>
    ヒロインの親友が結局、事実を知らないままで終わってしまったことも納得いかない。ヒロインが罪を引っ被って良い子になる必要はなかったと。

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