ラーラはただのデブ (集英社文庫)

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本棚登録 : 159
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087604344

感想・レビュー・書評

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  •  表紙の可愛さと、内容に興味があったので購入しました。
     一度目、ざっと読み通し、美人が醜くなると周りも醜くなるなあと思いました。
     二度目、ざっと読み通し、涙があふれました。
     原因不明で太るっていうのがとてもつらい。周りの目が変わるのがとてもつらい。親友も、最愛の彼氏も離れていってしまって、哀しくてつらくて仕方がない。痩せたいのに、痩せられない!
     リアリティがあるだけに、じぶんが主人公になりきるときついかもしれません。
     ラーラは愛されたかっただけなのに、現実を直視しなければならないときが近づいてきて、ストレスと生活の崩壊でボロボロになってしまった。
     母親の苦悩。母親と娘、父親と息子は結びつきが強いというけれど、なんとなくそれが理解できた。それだけに、一度嫌悪するとあとが残る。母親が娘に嫉妬する。息子は父親を見下す。それらはすべて、ありえるハナシであるだけに、酷くぞっとします。
     ハナシのテンポも良く、十代にありがちな感情のぶれや思想がほどよく交じり合っていて、最高だなと思いました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「酷くぞっとします。」
      どんな結末になるんだろう、、、気になる!
      「酷くぞっとします。」
      どんな結末になるんだろう、、、気になる!
      2014/03/11
  • この本の人たちは、外見だけで人を判断しすぎだなと思いながら読んでいましたが、
    実際自分もラーラーほどではないですが、
    そういう部分も多少はあるなと思いました。
    私も内面で人を見れる人になりたいなと思えるとても良い刺激になる本でした。

  • さらっと読める文である。しかし、人の本質なり思っていることを文字にされているのでなかなか良かったと感じた。

  •  美人コンテストに選ばれるような完璧な女の子ラーラ。しかしある日から原因も分からぬままどんどん太ってしまい、彼女の人生は激変する。

     太ることでここまで世界が変わってしまうのか。この本はそんな社会に疑問を投げかける。
     女子高生の一人称で書かれていて成人男子にはちょっと読みづらい感もありますが、年頃の女の子達にはぜひ読んでもらいたい一冊。
     あと、太るのはその人がちゃんとしてないからという誤解についてもふれられていて、この本は様々な自己責任論を考えるヒントにもなっている。

  • 家庭やセルフイメージに問題を抱えたラーラという少女が、病気で太り、周囲の目線や自分の中の悪意に傷付きながらも、異常な完璧主義から脱却して今の自分をありのままに受け入れるようになるまでの話。
    自罰的で他人の目が気になって仕方ないような思春期の頃の息苦しさがありありと書かれている……が、私はアメリカの文化に疎い日本人なので、リアリティはあまり感じられなかった。ラーラによる一時のねじ曲がった見方であることを考慮しても、アメリカのティーンズは、すごく極端なものの見方をしていて、しかもそれをハッキリと口に出す人が多いんだなぁと思ってしまった。
    それでも、色んなタイプの人間が集まる地下のジャズバーのパーティで、自分はひとりぼっちじゃない、いま私は幸せなのだ、と思えるようになる展開には感動した。
    「ラーラはただのデブ」という、一見すると酷いタイトルにイヤな感じを受ける人ほど、この本を読むべきだと思う。人生はまあまあいい感じがちょうどいいのかもしれない。

  • タイトルのインパクトが強烈。内容にびっくりして、ラーラと身長の近かった私は最初に心が折れそうになりつつ読みました。背景や人びとが日本と異なるので単純に感情移入はできなかったけど、太ることの怖さとか「ただのデブ」って言葉の毒とか、自分がどうなるかわからない恐ろしさとか、わかってもらえない辛さとか、軽くて読みやすいのに考えちゃうことは多かったです。
    見た目の美しさに憧れるのは仕方ないけど、それだけってのも悲しいんだって自分をなぐさめるのにはよかった、けどさすがにラーラが不憫でなりません。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    170センチ、50キロ、スタイル抜群、成績優秀。高校2年生のラーラは、幼いころから数々の美人コンテストでも優勝し、期待されていた。蕁麻疹のための薬がきっかけで、急に太りはじめたラーラ。エクササイズ、ダイエット、絶食、果ては大量の下剤まで試すが、効果はなく体重は増えるばかり。取り巻きたちは手のひらを返したように冷たくなり、「外見なんて気にしない。いつまでも愛している」と言っていたボーイフレンドまで離れていってしまい…。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    万年ダイエッターの私としては、非常に気になるタイトルで思わず手に取ってしまいました(● ´艸`)

    美人でスタイルがよくて「お姫様」のラーラ。
    彼女がどんどん太って行ってしまう姿を見るのはさすがの私もつらかった...

    そしてあぶなく家庭崩壊の危機にも陥るのだけど、なんだかすごく分かる気がする。

    いくらなんでも変わりすぎだもん(苦笑
    信じられないし落ち込んだり当たり散らしても仕方ないよ(苦笑

    でも本当、ラーラのようになったらすごくつらいと思う...
    代謝異常であれだけ頑張っても痩せないなんて...

    でも、これはこれなりにハッピーエンドなのかな?
    いい友人がいて、本当、羨ましいです♡

  • 画がないから余計に生々しかったです。

  • 冒頭部を、台詞の主を読み違えたかと思い、三度読み返した。それほど、ラーラ自身の姿は「ただのデブ」とはかけ離れていた。身体的にも、精神的にも。
    それがどういうわけかデブへデブへと転がり落ちていく。自身のせいなのか? 病のせいなのか? どちらでも関係ない。現にデブなのだから。

    「デブになる」ということを通していろんな問題を本書では取り上げている。
    セルフイメージの問題。本当の友情とは、家族の在り方とはなんなのか。自分がアイデンティティと思っているものは、本当にアイデンティティなのか。
    実はどれもとても不確かで、いとも簡単に変わり得るものだ。
    だから、いつか来るかもしれないその「苦しみ」をどうやって引き受けるのか、それは誰もが考えておく必要があるのだと思う。たとえどんなに完璧に見える人でも。

    それにしても、モリーってほんとにいいやつだなぁ。

  • ラーラは絶世の美女で周囲の注目を浴びる人物なんやけど、
    ある日から、
    どんどん容姿が醜くなっていくねん、
    ラーラがどんなに抵抗しても容姿が醜くなるねん、
    それでラーラは虚栄ではない真実の美を発見してゆくって
    そんな素敵な物語。

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