あの銀色の夜をふたたび (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087604481

感想・レビュー・書評

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  • まず翻訳が読みにくい。その動作の主が誰だか分からずに同じ文を2度3度読み直さなければならないことが何箇所もあり、軽く読みたい気分を乱される。また、読点の打ち方や語順もたまにおかしいところがあり、極めつけはラブシーンの肝心な表現をああ訳すとは…。集英社発刊のサンドラ・ブラウンのものはこれが初めてだったので、この先まだこの訳に付き合わなければならないかと思うとうんざり。
    内容はこれまた煮え切らず、あらすじで不倫ものと明かされているので個人的にラブシーンにも入れ込めず。で、全てハッピーエンドのサンドラ・ブラウンがこの話をどうもっていくのかと思ったらそういうことか、一応途中までは不倫ものに入れてもいいのかもしれないけれども、共感も反発も感じることなく。
    軸の部分がなぜこうもうまくいかないかとやきもきするのと同じくらいその他のことに関しては話がうまく進みすぎで、バランスが悪い。
    しかし登場人物それぞれが際立っており、この長さの話を最後まで読ませるのはさすがはサンドラといったところ。

  • いやもう当て馬の男性がとにかくいい人だったので、★二つは彼のためだけにつけたようなもの。
    ヒーローは情熱的といえば聞こえはいいけど策を弄しすぎてちょこちょことヒロインをだましては迫るから、信用されなかったのはお前のせいじゃ!と言いたい。既婚者と勘違いしたヒロインの気持ちも分かるわ~だってヒーローずるいもん。
    ヒロインの方は美人で仕事ができるけど、両親の死により十代前半から孤児院で育ったために、どこか成熟していない女性。彼女が正反対の男性二人に愛され、それぞれに違った愛を返すのだけど……。

    本当に本当に当て馬の男性が切ない。出てきた時から切ない設定だったけど、読めば読むほど彼に感情移入してしまったのでロマンスものとしてはあまり楽しめなかった。あとたとえどんな事情があろうとも、リアリティがなかろうとも、不倫ネタは嫌だわ。この歳になって何をいまさらと我ながら思うけど、そこを耐えてこそだろうと思ってしまう。

    ヒロインとヒーローのはやとちりで、息子が不幸にならなかったことだけがよかったわ。

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