ナイロビの蜂 上 (集英社文庫)

制作 : 加賀山 卓朗 
  • 集英社
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本棚登録 : 183
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087604504

作品紹介・あらすじ

ナイロビの英国高等弁務官事務所に勤める外交官ジャスティンは、庭いじりをこよなく愛する中年男だ。礼儀正しく誠実な人柄で知られている。そんな彼のもとに、突然、最愛の妻テッサが、咽喉を掻き切られて全裸で発見されたという知らせが飛びこんだ。人類学者リチャード・リーキーの発掘現場に向かう車中で、何者かに襲われたのだ。静かな怒りとともにジャスティンは、真相解明に立ちあがる。

感想・レビュー・書評

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  • 1

  • ミステリ

  • ナイロビで愛する妻を惨殺された、イギリス外務省職員の主人公。時間が経つとともに、その妻を取り巻いていた様々な思惑と感情が明らかになっていくのに対し、悲しくなるほどその主人公は事態の中心にいません。
    妻を亡くしても取り乱さず、丁寧で達観的な物腰の夫。自分の妻のことなのに、彼女が取り組んでいたことも、送っていた手紙の内容も、誰と会って話していたかも知らない。趣味の園芸に勤しんでいた平凡な彼は、裏を返せばアフリカに根付く深刻な問題に対して、無意識のうちに無関心な態度をとっていることになります。

    そんな彼がようやく腰を上げ、妻の遺していった数々の手がかりを丹念に追い始めて、真実に対する関心をようやく持ち始めるところで、下巻に続きます。

  • 感想は下巻

  • 映画を見てから読んだ。よかった。

  • 話がなかなか進まない上に、主人公が誰かわからないぐらい能動的。不要な描写が多い。映画化された作品なので、下巻から面白くなるかも?

  • 主人公が、なかなか動きださない。物語が前に進まない。じれったい。下巻での展開がどうなるのか楽しみというか期待したい。

  • 人物名が頭に入らない。
    それを除けば、描写の巧みさなど一級品。
    臨場感を失わないまま、下巻に。

    主人公には似合わない描写で始まる物語。
    いつしか無感情な様子が特徴となって魅力へと。
    しかし救いがない。
    思い出すのはスーダンのリンクを貼ろうというキャンペーン。
    まだ、Webがマイナーな広告だった頃だろうか。
    さっぱり覚えてないが悲しくなった。
    下巻が検索出来ない訳を教えてほしい。

  • これほど読みにくい翻訳本を読んだことがない。展開がまた遅々として進まない。上巻使ってようやくこれから主人公が動き出すところ。こっから面白くなるはずと期待して、下巻を読もう。しかし、読むのに時間がかかる…

  • ル・カレが静かに怒ってる。

    忍耐と悲しみの中に品位を見出だすのがイギリス的だというならば、この物語は上品すぎるほど忍耐と悲しみに満ちている。妻が殺され、スキャンダルに押しつぶされそうになるジャスティンは正に堪え忍んでいた。
    上巻の後半までは、とにかくジャスティンの事件からの疎外感が強くて、一体いつになったら話が展開するのかと読者も忍耐を強いられるが、まぁこれはいつものル・カレ節。
    そして後半、ようやく事件の黒幕が見えてくるあたりからじわじわ感情が高ぶりはじめてくる。愛とか、怒りとか、そういう高温の感情。
    ジャスティンが亡きテッサと話すくだりで泣きそうになるよ。
    今はまだ怒る相手と対峙してないが、下巻はどうなるんだろう。いいところで上巻が終わってしまった。

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