星の王子さま (集英社文庫)

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レビュー : 522
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087604948

作品紹介・あらすじ

沙漠の真っ只中に不時着した飛行士の前に、不思議な金髪の少年が現れ「ヒツジの絵を描いて…」とねだる。少年の話から彼の存在の神秘が次第に明らかになる。バラの花との諍いから住んでいた小惑星を去った王子さまはいくつもの星を巡った後、地球に降り立ったのだ。王子さまの語るエピソードには沙漠の地下に眠る水のように、命の源が隠されている。生きる意味を問いかける永遠の名作の新訳。

感想・レビュー・書評

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  • 物語の中を旅していて
    胸震わす言葉に出会うと
    大冒険の末にお宝を見つけた海賊の様に
    「うっしゃあああ!!」
    と、叫びたくなる。

    価値ある宝の大発見は
    冒険者にとって
    何より興奮する瞬間なのだ♪

    でも、
    この星はちょっと変わってた。
    何か大事なモノの気配はする。
    キラキラと見えない輝きも感じる。

    こんな小さな星だから
    もう7回も繰り返し読んだのに、
    「うっしゃあああ」なお宝は見つからない。

    それどころか逆に
    ここの王子は
    訪れた読み人の中から<キラキラ>を引き出そうとして
    たくさんの問いかけをしてくる。

    私はただ、たじろぐ。

    単純な王子の質問に
    いい答えを差し出そうとして
    口をパクパクさせるばかり。

    王子は
    質問に対して
    満足の行く答えをくれるまで
    物語の先へは案内してくれない。

    光の花はどこに咲いているのだろう…

    私は物語とは逆の方向に進み、
    その花を捜さねばならない。

    その為に8回めの旅に出るのだ。トホホ。

  • 高校生の頃に初めて1冊を通して読んだ「星の王子さま」。

    初めて読んだ時は寂しくて読後に涙が止まらなくなってしまって
    すごくステキなお話だけど、何度も再読…とは手が伸びないままだったけど
    大人になって読み返してみると、やっぱり寂しいキモチもあるけれど
    とても静かで、とてもあったかくて、愛に満ち溢れていて
    これからは何度も何度も再読したいと思える本になっていました。

    愛とエゴの違い。大人になると実際にはなんにもないのに
    あるように感じてしまういろんな枠や、目には見えないけど
    いつも身近にある取り違えやすい大切なこと。

    本当に大切なものは何か。
    油断するとすぐにでも囚われてしまいがちなものは何か。
    ココロをカラダから切り離して、ぽっかりと宙に浮かべて
    ゆっくりと考えてみたり、ココロを柔らかくストレッチしたり
    リラックスさせたりするヒントがたくさん詰まっていて
    長い時間をかけて、大切な大切な1冊になりました。

  • さすが、長きに渡って読まれ続けられただけのことはあると思いました。
    表現が柔らかいからか、星の王子様と聞くと優しいお話というイメージを持っていましたが、人間や大人にたいしてとても厳しい作品でした。
    人としての本質と、あるべき姿について問い質されました。
    初心に帰りたいとき、何度でも読み返したい作品です。
    外国の作品を今まで読んだことがなかった私ですが、思ったより読みやすかったです。勿論、ある程度の経験を重ねて来たからこそ。読んだのが今で良かったと思います。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「あるべき姿について問い質されました。」
      若いうちから、姿勢を正すような読み方が出来るって素晴しいネ!
      「あるべき姿について問い質されました。」
      若いうちから、姿勢を正すような読み方が出来るって素晴しいネ!
      2012/07/02
  • 「もしも誰かが、何百万もの星の中のたった1つの星に咲く花を愛していたら、その人は星空を見るだけで幸せになれる。自分に向かってこう言える──『ぼくの花がどこかにある……』。もしヒツジが花を食べてしまったら、それはその人にとってぜんぶの星の光がいきなり消えてしまうことなんだ! それが大事じゃないって言うの!」(p.39-40)

  • 題名は知っていたが、一度も読んだことがなくて。
    名も無い小さな星でも、取るに足らないものしかない星でも、ひとはそこに輝きを見いだせる。大人たちはできないというけれど、ここでの大人は、今あるものに耳を傾けなくなってしまった人だと思う。年をとったからなるのではないはず。
    目を凝らしてそんな星を探す時、王子さまの言葉を思い出す。なぜだろうわくわくがあふれて気づいたら笑顔になれる。何光年も旅して降り注ぐ光が愛おしくてたまらない。
    天空を見つめたとき、君にもみえるように、大きく手を振って知らせたい。見えないなら花火を打ち上げよう。どうかこの地球のこと、思い出して。

  • 大学生になって、ようやく初めてこの本を読みました。意味が分からない。不思議な子供の頃の独特の世界観で、大人にはないものだな思った。進むことはできるけど戻ることはできない。懐かしい幼かった自分と対話したかのようでした。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「懐かしい幼かった自分と」
      そう思えるって素敵ですね、、、
      「懐かしい幼かった自分と」
      そう思えるって素敵ですね、、、
      2014/03/18
  • 何度読み返しても新しい発見があります。日々の生活のなかで忘れがちなことを思い出させてくれます。

  • 海外文学はなかなか馴染みがなく、唯一好んで手を広げたいと思っているのはエンデくらい…というひとりとして。

    有名な作品なのでという動機で、手に取ってみました。その場で2、3冊、訳者違いのアタマを比べてみて、表現が馴染みやすい池澤さん訳のものを選択。「子どもには、言葉遣いが難しい」というレビューも見ました。一方で自分は、周りくどさがなく読みやすいと思いました。
    (イラストが白黒なのは確かにちょっと残念です。)

    点灯夫がいちばん好きです(14)。つぎは転轍手(22)。そして重要なことを語るのは人ではないんですね。人の愚かしさ、ずるさ、ほほえましさ、生きる上で重要なこと、かかわり、手をかけることで生まれる思い、唯一であることの意味。
    わかるようで難しく、難しいようでどこかでわかっていること。あぁ、そうだよなぁ、となぞれる作品。同時に、こういう本質的なこと(真理?)って変わらないんだなぁとしみじみ。
    答えだけを求めて「もっと簡潔に教えて…!」と身悶えるところもありましたがこれを考えるのもまた人生でしょうか。

    浮かぶ曲は「君をのせて」。まぁ直結もいいところ、自分の脳の単純さに失笑します。宮崎駿さんがサンテグジュペリ愛読なの、不勉強で知りませんでしたが読んでてよくわかりました。
    繰り返し読むとまた、趣が変わるのかなぁ。積読が終わる…ときはこないかもしれないけど、もう一度出会いたい本です。長く読まれるって、そういうところなのかもしれません。

  • 本当にたいせつなものは、目には見えないんだ。


    何回も読み直したい本。

  • 1回読んだだけではきっと理解できない物語。
    だが作者が後書きで「何度読んでも読んだ気にならない」と言っていたように、何度読んでも終わりがない気がする。
    星の王子さまを読むのは初めてだったのですが、この翻訳はとても読みやすく表現が豊かでさくさくと読むことが出来ました。
    きっとまた読み返さないといけないような、そんな1冊になりそうです。

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