ブーリン家の姉妹〈上〉 (集英社文庫)

制作 : Philippa Gregory  加藤 洋子 
  • 集英社 (2008年9月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (487ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087605600

作品紹介・あらすじ

16世紀イングランド。新興貴族ブーリン家の姉妹、アンとメアリーは、たちまち国王ヘンリー8世の目を惹く存在となる。立身出世を目論む親族の野望にも煽られて、王の寵愛を勝ち取る女同士の激しい争いが幕を上げた!王の愛人となったのはメアリー。その座を奪ったうえ、男児の世継ぎをつくることのできなかった王妃までもを追い詰めるアン。英国王室史上、最大のスキャンダルを描いたベストセラー登場。

ブーリン家の姉妹〈上〉 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 映画「ブーリン家の姉妹」から原作本に興味を持ち、なにやらイギリスでもベストセラーになったとかで上下巻を一気に購入。

    エリザベス1世の母親といわれる、アン・ブーリンとその妹のお話。女同士や宮廷内でのいざこざを描き、休む間もなく読了。ほぼ1日~2日かけて読み終えた。

    宮廷内での地位を高めるために家族に利用されながら、王様という国内でもっとも力を持つ男に翻弄される女性たち。
    「女って怖い~~」(私も女ですが)と改めて感じるとともに、「男って身勝手」(王様だし仕方ないか)と感じた。

    妹がどのように王様に近づき、姉の助けを借りながら王様を落としていくのか・・・恋愛の駆け引きも描かれているので、楽しめる。

    イギリスの歴史モノ、どろどろ昼ドラ好きな人にはおすすめの1冊だ。

  • 読めるかわからないので、とりあえず上巻だけ購入しといた。

  • 映画も良かったけど。シリーズも良いです。

  • 壮大なストーリーの始まり。悲劇的な最後を知っているから、アンの傲慢な態度にも憐憫を感じる。メアリーは意外と幸せではないだろうか、ウィリアムという素敵な男性が登場して、読んでいてこちらもときめく。一族の繁栄は娘たちの犠牲の上に成り立っており、絶対服従だったメアリーが、ウィリアムの登場によってどうなるのか、下巻が楽しみ。

  • 再読。
    映画が放映された頃に興味を持って購入&読了したように思います。

    歴史小説を読みたいと思って本書を手に取った人は、良い評価をしないのかもしれないですね。冒頭からずっとお昼のドラマのような愛憎劇が繰り広げられます。ありとあらゆる欲望が渦巻きまくっているような。
    一度読み始めると、なかなか本を置くことができないストーリーです。次の展開が気になっちゃって。

    ストーリーのはじめの頃、ブーリン家の妹・メアリーは14歳くらいかな。姉のアンは15歳。年齢だけを見ると幼いように思うけれど、立派な『女』。アンのほうは特に。
    メアリーが先にヘンリー王の目に止まると、アンはブーリン家のためにメアリーがより王に気に入られるよう立ち動くのだけれど、妹への嫉妬も隠そうとはしない。

    王との子供を2人産んだにもかかわらず、王の興味はアンへ移る。今度はメアリーが家のためにアンを助ける。複雑な気持ちを抱きながら。

    ブーリン家のアン、メアリー、ヘンリー王の妻・キャサリン。3人の女性がひとりの男を巡って様々な駆け引きを繰り広げている物語。

    この時代の女性(…というか、つい最近までそうだったのかもしれないけれど)は、男のための「手駒」なんですね。洋の東西を問わず一定以上の階級の人々の世界では。
    権力者の子供を産めば、その外戚になれる。そうすれば自分の位も上がる。手駒をどこに動かせば、自分のためになるのか、家のためになるのか。
    『手駒』の感情なんてどうでもよいこと。自分の存在が家の出世に役立つなら幸福だと思え…という感じでしょうか。
    表向きは従いながらも不満を持つメアリーの気持ちに共感します。

    アンの頭の中は男性に近いんでしょうね。でも男性にはなりきれないから自分でもコントロールしかねているような感じもしました。

    登場人物はみんなわかりやすいキャラクターとして描かれています。「典型的な」という感じ。だから面白くその世界に入っていけました。
    この物語はフィクション。そう思って読むのが正解だと思います。

    下巻では、いよいよキャサリン王妃と離婚してアンと結婚するのかな。
    5年ほど前に一度読んではいるのですが、再読するのが楽しみです。

  • 英国女王エリザベス1世の母である、アン・ブーリンの史実を基にした物語。
    女が出世の道具であった時代、美しい姉妹のうちの妹メアリーが王の目にとまり、彼の愛人となる。彼女が妊娠したため男の世継ぎをうむまでの間、王の気を惹きつづけるのがアンの役目だった。
    彼女はそれだけでは物足りず、メアリーを押しのけて王妃の座を狙う。
    アンと結婚したい王は王妃と離婚するために、バチカンの司教に頼み込むが・・・

    という物語が実にうまく描かれている一冊!
    ただこの時代家族の名前をとって子供につけるので同じ名前が多くて混乱してくるので、家系図と相関図を叩き込むのは必須です。
    英国で起こった宗教改革の始まりがここにあったことを学ぶこともできました。

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  • 上下×4シリーズの全8巻*16世紀イギリスの王室を舞台に繰り広げられる愛憎劇。王の寵愛を得ることがなにより女にとって大事だった時代・・・その至上命題のためなら何でもやる、自分の心を偽ることさえいとわない、という姿勢は立派な反面、恐ろしくも見える。価値観が違いすぎて、別世界の物語として面白く読めるけど、相手を陥れようとする人の心の動きは今にも通じるものがある。

  • 16世紀のイングランド。メアリーとアンの姉妹の愛憎劇が描かれた作品。
    子供に恵まれない国王のヘンリー8世は、メアリーが気に入り妾として側におく。
    それを妬ましく思った姉のアンは、自分が妃になりたいと王の気を引き現王妃を退かせ、妹を蹴落とし王妃の地位を手に入れる。
    後にくエリザベス1世の母となるアン・ブーリンの欲にまみれた生涯を、妹メアリーの目線で語られる。
    自らの欲のために実の妹をこんなに恨んだり利用したり敵対心を抱いたりしてしまう心情が理解できないが、その異常さがよく描かれており、すさまじい。
    姉妹の国王に翻弄される日々と、自由に恋愛できない時代の様子に引き込まれ夢中に読んだ。
    結局女性としての幸せとは何かを考えさせられる作品だった。

  • 歴史もの面白いですね。
    映画でアン・ブーリン役、ナタリー・ポートマンなのはピッタリですね。
    映画も見たいです。

    ヘンリー8世って肖像画で見るとイケメンじゃないよね。
    権力者に美醜は関係なっていことですね。

    時代も違うけど、イギリスってフランスに比べたら「お堅い」のかなと感じました。

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