海底二万里 (集英社文庫)

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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087605709

感想・レビュー・書評

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  • 無性に冒険ものをよみたくなったが、どれが読みたいかというのはなかったので、とりあえずヴェルヌかと思って…

  • 本書は明らかにメルヴィル白鯨の影響を受けている。分類学・博物学にのみ異様に詳しいコンセイユは、白鯨へのオマージュを表現している。
    そして、これは形を変えたディストピア小説である。いわゆる知識階級である船長の目的が復讐であることは最後に述べられるが、これまた知識階級でありながら不信感を抱きながらも徐々にノーチラス号での生活に染まっていく教授。粗野な田舎者であるネッドは、必死に自分の生活を守ろうとする。最終的に船長の目的に気づき、絶望する教授。"mobilis in mobili"の銘句は、海中の潜水艦には当てはまるかもしれないが、船長の生き方には到底当てはまらないし、それをピッタリだとした教授の考えも浅はかである。人類憧れの生活(形は違えど)がそこにあったとしても、その目的が虚無であれば人としての生活は成り立たないのである。

  • シーンの8~9割が海底で潜航艇に乗っている。魚の描写が多い。海なし県に住んでいるので魚の描写が全然ピンとこない。そのため面白く感じなかった。
    主役は孤独なネモ船長。結局ネモ船長の謎は明かされずに終わる。

  • 相変わらずのヴェルヌ節。他の作品が好きなら、外れはない。

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著者プロフィール

1828年,フランス北西部の都市ナントに生まれる.二十歳でパリ上京後,代訴人だった父の跡を継ぐことを拒否し,オペレッタの台本やシャンソンを執筆する.1862年,出版者ピエール=ジュール・エッツェルと出会い,その示唆を得て書いた『気球に乗って五週間』で小説家デビューを果たす.以後,地理学をベースにした冒険小説を次々に発表.作者が1905年に没するまでに六十篇を超えたそれらの小説は,いずれもエッツェル社から刊行され,1866年以降,その挿絵版が〈驚異の旅〉という総タイトルの下にシリーズ化された.代表作は,『地球の中心への旅』『海底二万里』『八十日間世界一周』『神秘の島』『ミシェル・ストロゴフ』等.多くの科学者や探検家が子供の頃に読んで強い影響を受けただけではなく,コナン・ドイル以降のジャンル小説の書き手はもちろん,レーモン・ルーセル,ミシェル・ビュトール,ジュリアン・グラック,ジョルジュ・ペレック,ル・クレジオ等々,ヴェルヌとの文学的血縁関係を自認する作家は少なくない.

「2018年 『カルパチアの城 ヴィルヘルム・シュトーリッツの秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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