遥かなる航跡 (集英社文庫)

  • 集英社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087606386

作品紹介・あらすじ

18歳の夏、偶然日本を訪れたフランス青年「ぼく」は瀬戸内海の島で一人の少女と恋に落ちる。それから35年、日本に住み、日本人女性を妻にし、有名フランス企業のトップの座にいる「ぼく」に一通の手紙が届き、長い間封印していたあの夏の記憶を掘り起こすことになる。汚れないと信じてきた人生の航跡に隠されていた取り返しのつかない悲劇とは…。自らの体験をもとにした美しくも哀切な小説。

感想・レビュー・書評

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  • ネタバレあり

    前半、レストランで付け合わせを替えて貰えない話やホームステイでの失敗など、フランス人が初めて来日して、感じる違和感を、自分の経験と重ねて、あるあるとニヤニヤしながら読んだ。後半は、舞姫みたいなものだけど、鷗外と違って、お遊びの責任はキッチリ落とし前がつく。

  • respectする友人のオススメで手に取ってみる。

    フランス人の文学がベースになっており、複数の話が交互に繰り広げられる構成からか、最初は読みにくかったけど、
    物語の面白さが、話が一つに縒り合されていくに連れて加速していくに連れて、寝る間も惜しんでどんどん読み進んでしまった。

    他の小説にはない、独特の世界観や、外国人から見た日本の姿がどのようであるか、に触れられた貴重な体験になった。

    あらためて日本の魅力を、海外のフィルターを通じてみてみたい人にお勧めしたい一冊。

  • 外国人の日本観光日記。
    最後は驚愕の自殺失敗。

    なんじゃこりゃ。

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