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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784087610031
作品紹介・あらすじ
ベアトリーチェが案内する天国の旅。最後の至高天に至ったダンテのために、聖ベルナルドがマリアへ祈りを捧げてくれる。(解説・小川国夫)
感想・レビュー・書評
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地中に潜って重力の反転する地球の中心部を通り抜け(地獄めぐり)、地球の裏側にそびえる山を登り(煉獄めぐり)、最後は宇宙の諸天体を渡り歩き神に見参する…(天国めぐり)
壮大な旅をあたかも本当に経験したことのように書き上げる想像力と表現力に驚かされる。
宇宙を舞台に神へ近づく道中なだけあって、いよいよ観念的で宗教的な色が濃く、読みづらさも3篇の中では一番強く感じた。旅が終わって、読み終えたあとの達成感はひとしおだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
太陽系をワープしながら、神のもとへ。
(西遊記は帰り道もあったが、)本作は筆者が流浪していたせいか?、天国の最深部に到着して終わり。 -
地獄編、煉獄編と進みエデンは煉獄だったりと、どのような構造で意味になっているか理解を進めた。
天国にも階層があることも知った。
神とか愛とかについてここまで言葉で練り上げているキリスト教文化に圧倒されます。
次は失楽園に進もうと思います。 -
再読。著者の巡礼記は読んでなかったので初読。
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愛は世界をめぐり天を包む。
輝く信仰は光と告白を回る。
楽園の恵みは聖人を救う。
純粋な悦楽はとこしえに栄える。
そして神のヒエラルキイは孤高だ。 -
ローマ人の誇りを築き上げたウェルギリウスを師匠と仰いだダンテ。
師匠を目指し、師匠に導かれたダンテの生涯をかけた闘いは、後世が高く評価する人間性の復興として、みごとに結実したのである。
ダンテはなぜ『神曲』をあらわしたのか?
この疑問を追及する必然がある。
そしてその結論ともいうべきダンテとしての思いは、最終章である「天国篇」に書かれているのは明白だ。したがって天国篇を読み込むことが...
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2008/01/13
著者プロフィール
ダンテ・アリギエーリの作品
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