リーチ先生

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 901
レビュー : 127
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087710113

感想・レビュー・書評

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  • 原田マハらしくて、いいお話です。厚さを感じさせない。

  • 原田マハがいつものような特異な芸術家ではなく民藝運動の先駆けになったバーナード・リーチとその助手との関係について書いた物語。
    フィクションだけれどもまるで電気を読んでいるかのようで、後半一気に引き込まれて読み切った。泣けるおはなしでした

  • 大好きな民芸についての本。
    すべてが好きすぎて、8時間ほぼぶっ続けで読了。


    p187
    陶芸との出会いー心奪われる瞬間
    バーナード・リーチ
    すべてが新しかった。すべてが新鮮だっあ。そしてすべてが深い感動をもって自分に向かったまっすぐに飛び込んできた。
    p191
    陶芸にハマり始め、模索している様子
    バーナード・リーチ
    陶芸を手がけてみたい。この手で一から創ってみたい
    p242
    用の美、民芸への模索
    アーツアンドクラフツ
    柳「」私はこれから先、日本全国に残され、伝えられている美しい手仕事を調査してそれを社会全体で支え守っていく環境を作りたい」
    メモ
    ・我孫子観光
    http://maruchiba.jp/osusume/burari/backnumber/abiko-18.html
    ・富本→本を読んで尊敬→ウィリアムモリス
    ・V&A美術館
    https://tabijozu.com/london-victoriaalbertmuseum

  • 日本と英国を陶芸という芸術で繫ぐバ-ナ-ド・リ-チ。そして無名の一陶工、亀乃介という若者の長きに渡る心の交流。間にあるのは言葉や文化の違いだったが美への追究心は揺るぎないものだった。プロローグとエピローグに描かれているその息子、高市の成功もリ-チ先生の存在が関わってくるのだと思うと、美術への止むことを知らない芸術家たちの思い入れを感じ、胸が熱くなる。
    しかも、日常使いの陶芸という、人に密着した生活感のある芸術を目指すということが余計に心に響いた。

  • 芸術家のシンプルなきままの信念と芸術に対しての真っ直ぐすぎる素直さに心がゆれる。
    頭であれこれ考えるよりも自分が直感で感じたことをまず行動に移す。これは簡単なようで一番難しい。なぜなら、人間は自分の損得を一番に考えてしまう生き物だから。
    陶芸をやって生きていきたいと感じても、頭では今の仕事はどうする?生計が成り立たなくなってしまった時の収入はどうする?どうやってお金を工面して窯を作る?いろんな考えやプランが錯綜して結局第一歩が一番難しく出てこずになってしまう。失敗しても、後悔しても、借金してもいいじゃないか。やりたい、知りたい欲望のままに舵をとってみても。第一歩を踏み出せなくなるよりはずっといい。周りにどんなに笑われたってあなたは輝いている。きっとみんながやれなかったことをやってのけているあなたにみんなが嫉妬してる。

  • 2017年 第36回 新田次郎文学賞受賞

  • バーナード・リーチを描いた小説で、初めてリーチの全体像がわかった。それにしても、こうした人物を描く時に脇役の視点から描くのは何故だろう。小説なんだから、本人をズバリ!と描いてほしい。

  • 2018.8.23

  • 面白くって為になるってかんじですね。柳宗悦氏など、名前しか知らなかったが、彼に限らず明治大正期の芸術活動は今より余程大変だったろうなと推察された。全ての登場人物の情熱の熱量がすごい。

  • 面白く読み進めていたのだけど、どうしても読書時間が満足にとれないままに図書館の貸出期間終了。
    何人かのかたが予約をされていた為、連続貸し出しはできず。
    ぅむむ 残念。
    しばらく続きは読めないみたい。
    でも!マメにチェックして本棚に返っていたらまた借りよう。
    こういう時はきちんと買えていた昔に戻りたくなっちゃうなぁ。

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著者プロフィール

原田マハ(はらだ まは)
1962年東京都生まれ。小6から高校卒業まで岡山で育つ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部美術史学専修卒業。馬里邑美術館、伊藤忠商事株式会社、森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館での勤務を経て、2002年よりフリーのキュレーターとなる。2005年小説化デビュー作の『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞。2012年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞、『キネマの神様』で第8回酒飲み書店員大賞をそれぞれ受賞。2013年には『ジヴェルニーの食卓』で第149回直木賞候補、2016年『暗幕のゲルニカ』で第155回直木賞候補となる。2017年『リーチ先生』で第36回新田次郎文学賞受賞。2019年『美しき愚かものたちのタブロー』で第161回直木賞候補に。

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