脇坂副署長の長い一日

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 275
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087710168

作品紹介・あらすじ

アイドルが一日署長を務める当日、賀江出署は不測の事態に直面する。謎また謎、次々と連鎖する事件。捜査に奔走する副署長の脇坂が、最後に辿り着く真相とは? 予測不能! 分刻みの傑作ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 脇坂の周りで表に出せない案件が次々と起こる。すべては、9年前の事件に繋がっていた。

  • 地元出身のアイドル・桐原もえみが一日署長を務めることになった賀江出署。その当日に、病欠していたはずの若手巡査のバイクが大破して、路上に転がっていた。県警幹部やマスコミが押し寄せる中、副署長の脇坂は極秘に事態の解決に当たるが・・・
    数々の出来事が一日という限られた時間の中で起こる。そのため、登場人物や場面が目まぐるしく変わっていくので、少々バタバタした感じも。最後にうまく収束していくのはさすが。

  • 典型的な警察小説。ちょっと横山秀夫っぽい感じで警察組織の派閥などの事情も交えつつ、地元アイドルの一日署長という県警一大イベント開催前夜から、数多くの不可解な事件に振り回されることになる脇坂副署長の長い一日。読み始めは若干軽い感じで始まるものの、脇坂副署長の家族の問題も含めて次々に発生する問題に悩まされる姿とその対応に読んでいて引き込まれていく。そして、終盤まで何のつながりも無さそうな事件がどんどん一本に繋がって行き主人公の活躍で悪者たちは退治される展開は見事、と言いたい気もするが、単純にそういうわけでもないところが本書の魅力か。終盤の展開はちょっと都合が良すぎる気もするし、主人公が強面ぶりが急速に弱まる感じがするのがどうかと思うが、まぁ、面白く楽しめました。

  • 「24」ってこういうテイストの物語なんだろうなぁ、と思って読んでいました。ドラマはコレッポッチも見たことないけど。

    脇坂副所長が、どんどん押し寄せる事件にただただ巻き込まれるドタバタと思っていたら、一つ一つの事件が繋がってくるにつれて、クライムミステリーの趣が強くなってきます。するする引き込まれてしまいます。

    長い一日のカタがついても、日付変わればまた長い一日が始まる。結局、この一日も特別な日ではなかったということで、オチになりますか。

  • 1日署長に地元出身のアイドルがやってくる日の早朝、原付きの単独事故が起こった。現場には、壊れた原付きしか残されておらず、運転者の姿は見えなかった。そして、その原付きの持ち主は署員の母親だったが、主に乗っていたのはその署員だった。その署員は、数日前にインフルエンザに罹ったと休みをもらっていたのだった。しかし、その署員と連絡はとれず、さらにGPSは切られていた。捜査に戻りたい副署長の脇坂が、その捜査に当たることになった。が、彼の家庭でも問題が起こった。



    もう次々に問題が起こる。それを脇坂副署長が捜査に当たるんだけど、警察の派閥問題だったり、家庭内の問題だったり様々。
    あらすじだけで、ほのぼのストーリーかと思ったが、普通に警察小説だった。政治資金規正法の話だったり、派閥争いの醜いところとか。男の嫌な世界だろうなとかんじた。



    いろいろな問題が、1つの事件と繋がっていくのは、点が線になるってかんじで良かったかな。


    2017.4.2 読了

  • なぜこんなに次から次へと問題が起こって来るんだ!もう、脇坂副所長の寿命はこの日一日で多分5年は短くなってるね、まちがいなく。
    警察内部の派閥争いと過去の事故とアイドルイベント。この三つが複雑に絡み合って混乱。途中思わずメモをとって思考整理。
    前のめりになって先が気になるまるで「24」のような手に汗握るノンストップミステリ。

  • 病欠中の若い巡査部長が事故現場から姿を消した。奇しくもその日は、地元出身のアイドルが一日署長として来署することになっている。ファンと報道陣でごった返す中、副所長の脇坂の元には次々と問題が持ち込まれる。華々しいイベントの裏で一体何が起っているのか?
    脇坂副所長の長い一日は終わらない。

    要注意人物の警察官の不祥事か?アイドルに送りつけられた偽の手紙等々・・・すべての事象は繋がりを持ちやがて大きな事件の陰が。
    警察官が調べ始めた発端や行動は少し納得いかなかったけど、次はどう転がるのかとその展開はとても面白かった。

  • 地元出身のアイドルが1日署長を務める。
    マスコミやファンの集まるその日に、次から次へと問題が発覚して……。
    コメディタッチの警察小説。
    協力的とはいえない中、副署長みずから孤軍奮闘する姿が、コミカルでたのしい。
    なんだかんだで最後までめげず、たくましい。

  • タイトルからすると軽めなお話かと思ったのだが、かなりしっかりと警察小説だった。
    副署長という立場やタレントの一日署長を上手く使っていて好かった。

    プロローグ
    一 消えた警官
    二 一日署長
    三 密告情報
    四 偽造された依頼
    五 隠された事件
    六 真相への道
    七 警官の誇り
    エピローグ

  • ドタバタで面白い!…という感じなく
    ただバタバタ冗長で疲れた。
    結局読みきれず、オチをぱらっとみても
    大したカタルシスなし。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。「行こう!シリーズ」
は『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』がある。


「2020年 『オリンピックへ行こう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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