- 集英社 (2017年3月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784087710526
作品紹介・あらすじ
大切な人の死を忘れられない男と、恋の仕方を知らない女。欠けた心を抱えたふたりが少しずつお互いを知り、日常の中で歩み寄っていく道のりを描く。他者と生きることの温かみに触れる長編小説。
感想・レビュー・書評
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ブクログやってて良かったなぁと思うのはこういうときですよね
そして2022年のテーマを「素直」と決めた自分にはそういうときが頻繁に舞い降りてきています
だって絶対窪美澄さんを手に取ることなかったと思いますもん
100%の自信があります
自分1人では窪美澄さんに辿り着くことはなかった
まず窪美澄さんの文章の感じ好きです
「優しい」?今のところこれが一番しっくりくるかも
じわわ〜んときた(感想じわわ〜んって小学生か!いや小学生でももうちょっとまともなこと言うわ!)
結婚って何だろうって思ったりした
「やめるときもすこやかなるときも」かぁ〜
自分これやってないんで誰にも誓ってないからセーフだな(なんだセーフってw) -
年に一度、声が出なくなってしまう家具職人・壱晴。
その理由とは…───
高校時代に亡くした大切な人を忘れられない壱晴。
家族のために働き続けて、恋愛らしい恋愛の経験がない桜子。
恋愛に奥手だった上に、好きになった彼の心の中には今も生き続ける女性がいる。
この難しい恋愛に、くじけてしまいそうになる桜子を応援しながら読みました。
純粋で、不器用な二人が少しずつ距離を縮めていく様子が、なんかくすぐったいような…
こんな感じ、久しぶりに味わいました。
そして何といっても、壱晴の師匠・哲の懐の深さと、後輩に席を譲る柳葉の潔さ、
この師弟関係が感動的でした。
特に、哲先生が壱晴の作品を褒めるシーンは涙がこぼれて…。
また、あの日、ギャラリーを訪れた予備校生は真織の幻だったのでは…
と思えたり。(想像しすぎかな?)
木工品が好きで、ひとめぼれしてしまうことがよくあるので、(なかなか手が出ませんが)
家具工房が舞台というのも嬉しかったです。
彼らの作った椅子に座ってみたくなります。
美味しそうな卵サンドも食べたくなりました♪
タイトルと表紙の美しい桜とともに、
なんとも美しい余韻が心に残った一冊でした。-
うさこさん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。いつ返事が来るかなあ、と待っておりました。うれしいです。
体調が優れないのですか...うさこさん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。いつ返事が来るかなあ、と待っておりました。うれしいです。
体調が優れないのですか。心配しております。
先ほど、2019年の年が明けました。今年はラグビーワールドカップの年で、9,10月は毎週のように日本各地にラグビーを見に行くことになりそうです。
また、明日1月2日は私たちの母校が久しぶりに準決勝で宿敵明治と戦いますのでお見逃しなく。NHKで放送があります。
さて、昨年末12月30日に、昨年の出来事の中で最も嬉しいことがありました。前にお話ししたかもしれない、高校時代にランちゃんにラジオで名前を呼ばれたときのエピソード。
昨年はキャンディーズ結成45周年という事で、午後10時から東京のFMラジオでキャンディーズ特番があり、43年前のそのエピソードが大きく紹介されたのです。(^O^)/
私とそのパーソナリティの方が知り合いになった縁も紹介されています。
今さらながら、高校時代の甘酸っぱい思い出を聞くのも気恥ずかしいですが、是非お聴きいただければありがたく。録音してyoutubeにアップしたので下記URLからどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=tMTj52tT2xs
そのエピソードについてお話してなかったとしたら、その元になっている、ランちゃんが「仙台のアイザワマサヒデクン」と私の名前を呼んだ実際の音源は下記URLから聞けます。5分過ぎに出てきます。<(_ _)>
https://www.youtube.com/watch?v=VRekh12HkK0
歌は、最近がんがんアップしています。チャンネル登録者が1000人にならないとyoutubeからお金が入って来ないので……。
では、取り急ぎ今年もよろしくお願いします。ちなみに学校は楽しいです(笑)。2019/01/01
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恋って思ったようにいかないこともある、大切にしたい相手だからこそ、寄り添うことが簡単ではなくなるときもあるけれど、大切に思い合っているのが心地よく伝わってくるそんな一冊でした。
どこか控えめな二人の関係が、少しづつ近付いていくのがとても心嬉しくなるそんなストーリーで、わりと好きです。 -
テレビをあまり見ないので
ドラマ原作と知らずに手にとりました。
タイトル
「やめるもきも、すこやかなるときも」
という言葉のせいもありますが、
読んでいる間中、
星野源さんの「Pair Dancer」という曲が
頭のなかでずっとリピートしていました。
「Pair Dancer」の歌詞に
「晴れの日にも 病める時も」という
フレーズが出てくるのと、
メロディが小説のイメージに
合っていたからです。
主人公は家具職人の壱晴(いちはる)と、
小さな制作会社勤務の桜子の2人です。
はじめは章ごとに語り手が
壱晴、桜子と交代していき、
同じ場面を2人の目線から見ている感じで、小説「冷静と情熱のあいだ」を
思い出しました。
後半は1つの章の中で、
語り手が交互に交代します。
けれど不思議と
読んでいても混乱することがなく、
むしろさらに物語のなかに
入りこんでしまい、
ずっと心うずきながらも、
一気に読み終えてしまいました。
恋愛下手で自分自身にコンプレックスをもつ
桜子ですが、
壱晴の話しぶりや動作から
彼のおもっていることを推察する力が
飛びぬけていて、驚きます。
壱晴に恋しているせい?とも思いますが、
それにしても推察が当たりすぎかな…と
思いました。
ですが343~344ページのくだりは
もう涙腺崩壊でした。
読み終えたあとも
またこのページに戻ってきて読み返して、
また涙を流していたくらいです。
恋愛はきっと
“すこやかなるとき”から始まることが
多いでょう。
しかし
やめるときがない人間なんて
この世にはいません。
そして、
2人が一緒にいられるかどうかは
“すこやかなるとき”よりも
“やめるとき”が来てはじめてわかるのだ、
ということを、
この物語は教えてくれます。 -
良かった。読み終わった瞬間、良かったと素直に思えた。
三十二年も生きていれば、人は皆それぞれの事情を抱えているし、脛に剥がせない瘡蓋の一つや二つ持っていたり、劣等感を抱えて自分を卑下したり、と色々あるはずだ。
この人と一緒にいたら、抱えている暗い出来事に対して正面から向き合える。
そんな特別な相手が側にいることこそが大事なことだと思う。
物語の中で彼女はよく彼を「背負う」と言っていたけれど、そういう一方的なことではなく、共に寄り添い二人で手を繋いで歩んで行ってほしい。
やめるときも、すこやかなるときも、その命ある限り、ね。 -
ガッツリ恋愛小説はあまり読まないけど、久しぶりに読むと、なんかよかったなぁ。
窪美澄さんはまだ数冊目だけど、やさしい感じがするな。
ド頭の壱晴の奔放さには腹が立ったし、いくら心に深い傷があってもそれはどうなのよと、読み終えても思うけど。桜子の突然の「この人と結婚する」宣言も、突然実家に招待しちゃう展開も、少女漫画的でどうなのかと思うけど。
でも二人のお互いとの向き合い方は好きかも。ゆっくり進む関係が、なんだか心地良いような。
自分にぴったりの椅子って、どんなんだろう。木の椅子なのに、包み込むようなほっとするような、そんな椅子、座ってみたいなぁ。 -
『給水塔から見た虹は』で紹介されていた窪美澄さんの他の著書の中で、特にタイトルに惹かれて読みました。
辛い場面もありましたが、やさしい文体で温かい気持ちに。
しみじみいい作品でした。
20代〜30代の働く独身女性に特におすすめ。
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いろいろな出来事の積み重ねの中にある人生。
人の気持ちを推し量ることは難しく、やはり言葉で伝えないとわかり会えないですよね!
頑張って生きている主人公と周りの人たちには、いろいろなことを乗り越えて幸せが続くことを祈らずにはいられません。 -
恋の仕方を知らない女という表現は適切なのか?人並みというレールから外れた生き方になってしまう人は案外多いのではないか。誰もそれを公表して生活しているわけではないし、人に言えない寂しさを抱えて社会の片隅でひっそりと生きている。大事にしたい、幸せになって欲しい、幸せになりたいという思いがいつ訪れるかは人それぞれ。向き合える人と出会えるのは幸なのだろう。
「私、セックスしたいわけじゃなくて、やっぱりちゃんと結婚したいんだよ!」声に出して初めて自分の望みに気づいた。結婚すれば家を出られる。周りに変な劣等感を抱かなくてすむ。処女だから、モテないからと自分を卑下することもなくなる。結婚というカードを手にすれば、自分はもっと前向きに生きられるはずだ。
もう離婚して暮らそうと言っても母さんは1度も首を縦に振らなかった。父さんと母さんの間に愛情があるようには思えないのに、母さんは決して父さんを1人にしようとはしなかった。こんな状態になっても2人が一緒にいる意味って何だろう。1人で生きていけないから父さんと結婚したのだろうか。「結婚しなくてもいいの?」「女の人だって仕事をして1人で生きていけるなら別にしなくてもいいんだよ」
誰かを好きになって自分の事を知って欲しいと思ったのは生まれて初めての事だった。それまでは、むしろ私の家のことなど知って欲しくなかった。どちらかといえば隠しておきたい。私の背景はなしにして、目の前の私だけと付き合って欲しかった。
私がお金のことと同じくらい心配しているのは、私が家を出たら母さんだけが父さんの暴力にさらされることだ。両親に甘えることができない自分の性格を少し、恨んだ。「あなただって幸せにならなくちゃ」母さんだって。そんな父さんとそれでも一緒にいたいなんて、私1人がこの家の事、母さんのことを心配してまるで馬鹿みたいだ。
どんなに嫌なことがあっても、仕事を辞めるつもりはない。この仕事でお金を貰っているからだ。 -
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ありきたり、と言われればありきたりなストーリーなのかもしれないけれど
やっぱり窪美澄さんはすごいなあ。
心理描写がえぐい。上手い。
話の進め方がめちゃくちゃ上手い。
壱晴の抱えているものが何かが気になりすぎて
ページめくりが止まらない、止まらない。
ついでに涙も止まらない(笑)
恋愛がうまくいかなくて、
自分の生き方、考え方に悩んで
その背景に、家族の問題が少し絡んでいるなと考えている今の自分に、めちゃくちゃクリーンヒットした作品でした。
やめるときも、すこやかなるときも
人を一つの断面からしか見ず
ダメと思ったらばっさり関係を切って
価値観違ったらないなと決め付けて。
自分が傷つかないが最優先だったけれど
やめるときも、すこやかなるときも
心の生身を見せ合える人が現れたらいいなと
そういう人を、ちゃんと探そうと思えました。 -
色々ある人生の中で好きな人を想う純粋な気持ちを丁寧に書き綴っている。こんな小説も嫌いじゃないし心が清らかになる感じで完読後とても良い気分となった。
伝える言葉は大切です -
4.0 初めての作者さんでしたが良かった。二人の微妙な距離感や心の揺れが丁寧に書かれています。高校時代の話しは涙無しでは読めなかった。
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基本乙女心を持っている男なので、少女マンガ的なものが結構好きです。つまり恋愛物も結構いける口なのであります。
偶然の出会い、素朴な彼女、トラウマを持った男、すれ違いや勘違い、なんやかんや合って乗り越えていく。ある意味新味のない話ではあるのですが、恋愛小説の甘い滴りをのどにたらしたい人には新味なんていらないのかもしれません。ハーレクインロマンスに一定のファン層が居るのがその証拠でありましょう。
でもこの本言うほど甘くなく、親の束縛やしがらみもなかなかなのでしっかりイライラする所も有ります。それによって先が気になって仕方が無いという読ませる小説の条件が整っております。私もしっかり堪能しました。
登場人物が30才過ぎた恋愛本の方がぐっとくるのは年取った証拠でありましょう。それもまたよし。 -
昔の恋人を忘れられない壱晴と、恋愛の仕方を知らない桜子。
他の登場人物もどことなく影があるんだけど、不思議な調和で物語が進んでいく。
真織と桜子の父娘関係はやるせない。。
壱晴は、真織のことが忘れられないにしても、桜子が自分にはないものを持っているところに惹かれたんだろうな。
窪作品2作連続でヒットだったから図書館で借りまくります...! -
過去のトラウマや家庭の事情、命の儚さなどテーマは暗くなりがちだか、しっとりとした穏やかな空気が物語全般に流れていると感じた。
そして、少女小説や少女漫画を読んでいる様な爽やかさも。
身動きが取れなくてどうしようもないと感じても、周りを見回せば意外な所から道がのびている事もあるんだな〜。
とても面白かったのですが、敢えて言うなら女性の方の主人公の魅力がもっと引き出されていたらいいなと。 -
恋愛小説を読んでも最近では感動することもなくなってる自分が、こんなにのめり込んで読んで共感して涙を流した本は珍しい。最高の作品。
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窪美澄さんの長編は読み応えがあって良いですね。少し重いくらいが窪美澄さんってカンジ。
過去に大切な人を亡くした壱晴と
まともに恋愛をしたことのない桜子の物語。
壱晴の過去に迫って行くまでがいちばん引き込まれました。
ただ、壱晴の桜子への想いの変化が少し唐突で、説得力に欠ける気がして、そこだけ少し残念でした。
やめるときも、すこやかなる時も人生を共にするというのは、大変だけど素晴らしいことですね。 -
大切な人の死を忘れられない男と、まともに恋愛したことがない女の大人の恋愛小説。
家具職人の壱晴は毎年12月になると一時的に声が出なくなる。その原因は高校生の時に好きだった女の子を目の前で失ってしまうと言う衝撃的な出来事をずっと忘れられないでいるから。原因を理解しつつも、なかなか現実に向き合えずに、32歳になったある日、印刷会社の営業の桜子と出会う。桜子と出会うことで、壱晴は過去と向き合うことを決意する…壱晴の気持ちがすごく良く分かる。その分、最後まで桜子の卑屈な性格が好きになれなかった。桜子がもう少し心にゆとりのある人だったら、タイトルの意味もかなり活きてくるのに・・・あとちょっとな感じが残念。 -
やめるときも、すこやかなるときも。
タイトル通りの内容でした。
高校生の時に好きだった子の死により、その月は声が出なくなってしまうという心の傷を抱えた男と家族環境が悪く、また恋愛にたいして不器用で重い女の純愛小説。
好きな子を目の前で失くすなんてそれはずっと覚えてるし、忘れられないですよね。
けどあまりにも急な展開でびっくりしましたが、まぁ恋は落ちるものですもんね。
著者プロフィール
窪美澄の作品

こんにちわ~
いえいえ、こちらこそ、です。
電子書籍のセールがあると思わず買ってしまい、収拾つかなくなっています。...
こんにちわ~
いえいえ、こちらこそ、です。
電子書籍のセールがあると思わず買ってしまい、収拾つかなくなっています。私はね。
お勧めしても負担になってしまうかも(むりして読まれたんじゃないかな。。。と)、と内心どきどきでした。喜んでいただけてうれしいです。
「素直」がテーマのひまわりめろんさん、すばらしい!(絶賛)
てな感じで無理はしてないのでどんどんおすすめしてくださると嬉しいです
よろしくお願いしま...
てな感じで無理はしてないのでどんどんおすすめしてくださると嬉しいです
よろしくお願いします
ありがとうございますwww
ありがとうございますwww