さすらいの皇帝ペンギン

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 37
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087711073

作品紹介・あらすじ

番組のレポーターとして南極に向かった作家椿三十郎は、経由地で少女から皇帝ペンギンの雛を南極に帰してほしいという依頼を受ける。悪戦苦闘の旅の果てに──。軽妙な筆致で命の尊厳を描いた感動作。

感想・レビュー・書評

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  • ペンギンの描写自体は可愛らしくなくもないが、主人公を含めて人間の描写が下世話でつまらない。ただダラダラと南極行の経緯を垂れ流しているだけの文字の羅列でしかない。散漫すぎる。
    きっとこういう人が人を色眼鏡で見て差別や見下しをするのだろうな、としか感じられなかった。
    ペンギンにコドクと名付けたりして悦に入るセンスは共感するところがまるでない。

  • たいへん面白く読ませていただきました。

  •  極寒の冬に繁殖し、生存率を高める為、卵をひとつだけ産む皇帝ペンギン。オスが65日間半分眠った状態で卵をだいて孵化させます。レポーターの楠は、ある少女に頼まれ、ペンギンのひなを南極に届けることに。はたして皇帝ペンギンのひなは、人工のペンギンミルクを飲んでくれるのでしょうか。無事に南極まで行けるのでしょうか。
    (カウンター担当/HANAKO)平成30年1月の特集「極地へ」

  • あたらしい本なんで読んでみたが、
    さっぱり???

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著者プロフィール

1948年1月5日、大阪府で作家・高野三郎の長男として生まれる。2歳より東京杉並で育ち、サンフランシスコ州立大学創作科、早稲田大学第一文学部を中退。テレビ局員、ホテルマンを経てスポーツ紙記者在職中の74年『退屈しのぎ』で第17回群像新人文学賞を受賞。以後、作家に専念。78年『九月の空』で第79回芥川賞を受賞。
主な作品に『葡萄畑』『怒れど犬』『天使を誘惑』『坂道を越えた国』『猫はときどき旅に出る』など。エッセイ『こんな女と暮らしてみたい』はミリオンセラー、『真夜中のボクサー』を映画化、脚本、監督を務める。『Dr.タイフーン』『セニョールパ』といった劇画の原作も多数手がけ、近年は、時代小説に新境地をひらいていた。近作には、『さすらいの皇帝ペンギン』(集英社)、『作家がガンになって試みたこと』(岩波書店)、『悔いなく生きる男の流儀』(コスミック出版)がある。2021年8月17日逝去。
2021年11月13日、未刊の最後のエッセイ集『人間の懊悩』(青志社)刊行。

「2022年 『枳殻家の末娘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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