悪寒

  • 集英社 (2017年7月5日発売)
3.63
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784087711165

作品紹介・あらすじ

山形に単身赴任中の賢一は、東京に暮らす妻の倫子から不可解なメールを受け取る。その後、警察から連絡が入り、倫子が賢一の会社の重役を殺したと知る──。その事件の背景には、壮絶な真相があった。

みんなの感想まとめ

愛する人を信じることの難しさと、家族の絆が試される物語です。主人公の賢一は、単身赴任中に妻の倫子から届いた不可解なメールをきっかけに、彼女が上司を殺したという衝撃の事実を知らされます。事件の真相が明ら...

感想・レビュー・書評

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  • あなたは愛する人を信じることができますか?

    愛するとは何があっても信じ抜くこと
    そして、わが身に代えてもかばうこと

    もう一度聞きます
    あなたは愛する人を信じることができますか?


    製薬会社社員の賢一は、不祥事の責任を取らされ、山形の系列会社に飛ばされる
    鬱屈した日々を送る中、東京で娘と母と暮らす妻の倫子から一通の不可解なメールが届く
    その後、倫子を傷害致死容疑で逮捕したと警察から知らせが入る
    殺した相手は、本社の常務だった──


    犯人は本当に妻なのか?

    この事件について知っているのは、妻の倫子、娘の香純、認知症を患った母の智代、義妹の優子

    事件の真相があきらかになるにつれて、いくつもの「身代わり説」が浮上し混乱を招く!

    何かがおかしい!

    誰かが嘘をついている!

    それは誰かをかばっているのか、それとも自己保身のためか…


    身代わりなんて本当にあるのか…
    事件の真実はいったい…!?

    • 1Q84O1さん
      mihiroさーん、読みましたよ!
      私の中で、伊岡作品の評価はクズ度によるかもしれません…w
      (どんな評価基準だがw)
      そうなるとなかなか代...
      mihiroさーん、読みましたよ!
      私の中で、伊岡作品の評価はクズ度によるかもしれません…w
      (どんな評価基準だがw)
      そうなるとなかなか代償越えする作品は出てこないかも^^;
      さぁ、mihiroさんはどうなるかな( ̄ー ̄)ニヤリ
      2023/10/28
    • かなさん
      1Q84O1さん、遅くなりましたがこんばんは!
      えっ?この作品は、クズの登場はなし??
      ちょっと意外です(^-^;
      1Q84O1さん、遅くなりましたがこんばんは!
      えっ?この作品は、クズの登場はなし??
      ちょっと意外です(^-^;
      2023/10/29
    • 1Q84O1さん
      かなさん、おはようございます!
      今作はコレというクズはとくに…
      残念です…w
      もしかしたら、クズに免疫ができているのかもしれませんw
      かなさん、おはようございます!
      今作はコレというクズはとくに…
      残念です…w
      もしかしたら、クズに免疫ができているのかもしれませんw
      2023/10/29
  • もしも自分の家族が自分の上司を殺したら…。

    加害者の家族としての展開

    とても読みやすくスピード感のある展開
    わかりそうでなかなかはっきりしない真相。
    二転三転する真実。

    とにかく面白かった!
    こういうの読みたかった!!っていう王道的な小説。

    刑事さんのキャラクターも素敵。

  • 読了スピードが早かったので、読みやすかったので、まぁ、本としては面白かったということでしょうか。

    話としては、う〜ん、、、な印象ですけど。
    推理小説で認知症設定入れちゃうと何でもありになっちゃうよなぁ。

    あと、犯人は、本当に家庭を崩壊させるほど憎いなら、こんなに回りくどいことを計画的にやらないで、娘でもババでも殺して姉のせいにした方がダメージデカいと思うんですけど。
    それじゃあ話が広がらないのか。

  • 読んでいて凄く辛かった。主人公の賢一を自分に置き換えて読んでいると、リアルにその現状が迫って来て、これからどうしようと不安でいっぱいになった。

    物語は、派閥争いに巻き込まれ左遷にあい、単身赴任の賢一の元に妻からメールが届く。賢一が憎むべき上司を殺したと。
    信じられない気持ちのまま自宅に戻る賢一。賢一の気持ちをよそに、妻は殺人を認め、刑務所に。
    本当に妻が殺したのか、その事実に翻弄される賢一にまた新たな事実が。妻はその男の子どもを妊娠し、堕胎していたのだ。
    二重の苦にもがく賢一。その後事件は二転三転し、このままどこに終着を迎えるのかとハラハラドキドキ。

    自分が賢一の立場だとしたらどうだったろうと思わずにいられない。妻を信じることができるだろうか。家族のあり方を考えさせられる物語だった。

  • 単身赴任中に、妻から変なメールが。

    それに違和感を感じ、夜間バスに乗って家に帰る主人公。

    家に帰ったら警察が待ち構えていた。自分の妻が自分の上司を殺したらしい。

    なんで自分の上司が単身赴任で自分がいないのに家にいたのか?妻は本当に上司を殺したのか?

    最後は二転三転します。

    離れて見て守るより、実際に近くにいて守るべし。テーマはそれじゃないかなぁと思いました。

  • 単身赴任中の藤井賢一は妻から意味不明のメールを受ける。胸騒ぎがして夜行バスで自宅に帰って藤井は、親会社の専務を妻が殺したと知る。混乱する中で藤井は何を信じられるのか?
    南田兄弟の悪者振りは中々。

  • 悪寒。
    伊岡瞬さん。

    代償
    を読んで、最高に面白かったので、
    2冊目。

    最後まで、
    面白かった。



  • 「代償」での圧倒的な悪意に引き込まれ、続けて、最新刊を読むことに。
    社内の内部紛争に巻き込まれ、山形県酒田市に単身赴任していた賢一はある日、東京に残った妻から、「自分の会社の役員を殺してしまった」と言うメールを受け取る。急いで、東京に戻った賢一だったが、事件の真実は二転三転していく。
    果たして、誰が被害者を殺したのか?
    簡単に言えば、それだけの内容だが、それぞれの思惑の意図がなかなか見えてこない。何が真実なのか、気になり、つい一気読み。「代償」ほどの衝撃はないけれど、ラストで真実が明らかになると、やはり「イヤミス」。読後の嫌な感じは拭えない。

  • 都内の大手製薬会社の権力争いに巻き込まれて山形の関連会社に単身赴任となった男が、自宅において妻による会社上役の殺人という事態に直面し、更に様々な情報に翻弄されながらも、事件の真相を追い求めていく作品。

    著者の作品がブクログで多くの方に読まれていることから、著者の作品のうち図書館で唯一貸出可能だった本書を手に取ってみた。

    全体的に陰気な雰囲気が流れていて息苦しく感じたため、序盤で本の選択を後悔した。
    しかしながら、既に続きが気になって止まない状態になっており、二転三転する状況に翻弄されながら、結局、結末まで読みきってしまった。
    そして、最後は、善くも悪くもスッキリ出来た。
    中毒性のある面白さがあり、著者の他の作品も読んでみたいと思わせる1冊だった。

  • 11月-13。3.5点。
    社内スキャンダルに巻き込まれ、子会社へ出向させられた主人公。
    留守の間、会社の常務が主人公の家で妻に殺害される。
    不倫だったのか、謎が深まる。

    サラッと読める。一気読みした。
    二転三転する事実、ハラハラ。
    2時間ドラマのような感じで、最後は良かった。

  • 妻が殺したのは自分の会社の重役、それも自分を家族から遠い田舎へ左遷した男だった…。犯人は本当に妻なのか?二転三転どころか四転五転するストーリで、真犯人の動機には「?」だが久々に超一気読みの本でした。遠距離で心の離れた家族も修復されめでたしめでたし。めったにつけない★5。

  • 悪意は善意のフリをする。
    伊岡さんの小説は、徹底的な悪意と、それに抗う「人としての思い」の対比が鮮やかだと思う。
    家族ゆえのわかり合えなさと、お互いを思い合う気持ちの強さの渦に巻き込まれながら最後まで読む手を止めることができなかった。
    そこでいったい何が起こったのか。なぜそれは起こったのか。何度もひっくり返る「事実」。
    ひっくり返るたびにもやもやが募り、水面に落ちた一滴の墨のように広がっていく不安。家族の危うさが限界に達したと思われたその瞬間に広がる、「真実」に広がり切った墨が澄み渡っていく。いや、沈殿して見えなくなっただけなのか。消えることのない一滴の墨。それもまた一つの家族の真実なのだろう。

  • 3時間で読めました。とっても読みやすくて引き込まれます。南田兄弟、ゲスの極み!倫子さん、それでも人が良すぎますよ。出向社員の状況、半沢直樹みたいです。

  • 本筋にあまり関係ないけれど、最後の方に明かされた
    長女が自分の子でないことをすんなり受け入れた父が一番不可解。

  • 妻が自分の会社のお偉いさんを殺害、なぜ?という話。途中はやっぱり妻がやったのという流れから、最後の方で真犯人は誰か、二転三転する。なかなかに先が気になるし、文章も読みやすく楽しめた。しかし主人公がヘタレのおっさんで、いつまでたっても追い込まれても上司にへ―コラしててイラつかされるところもあり。ラストシーンがスッキリなので良いです。

  • “もう旦那、しっかり!”読みながら何度心で呟いたことか。
    確かにいろんな意味で読了後に悪寒が走る。身近な人にここまで憎悪を向けられていたというのも恐ろしいし、憎まれてるのを知りつつその企みを受け入れるのも何だかなぁ。気味が悪い。気づかぬまま何度も出口の前を通り過ぎて、ぐるぐる迷路を歩かされた疲労感。人の心理の炙り出しは流石。でも最後まで誰一人共感できず。
    救いは真壁刑事かな。悲しみを湛えた鋭い眼差し、深い洞察と人間味、背負う過去…もっと知りたくなる人物。『痣』も読まなくては。

  • 左遷人事で出向先で単身赴任中の賢一の元に、妻倫子から、不可思議なメールが届く。
    妙な胸騒ぎを感じた賢一。
    倫子、そして家族に何が起こったかのか。

    前半の賢一の苦労している姿が痛々しい。
    家族を守るために、サラリーマンであるために、我慢しなければならないのは当然ですが、読んでいて苦しくなりました。
    ある程度予測のつく展開でしたが、読みやすく、飽きさせない展開で面白かったです。

    2時間のサスペンスドラマのよう。
    姉妹の確執、怖いです。

  • 大手製薬会社の不祥事と派閥争いの余波を食らって、酒田の関連会社に出向する羽目になった賢一は、パワハラに遭いながら慣れない仕事に四苦八苦している。

    ある晩、東京に残してきた妻と娘に、何かトラブルがあったらしいと知り、慌てて自宅へ向かう彼に、警察から電話がかかってきて、妻が自宅で男を殺したと告げられる。

    いったい何が起きたのか。
    右往左往するばかりで会社に対しても家族に対しても不甲斐なくそのくせ気の短さも覗かせる賢一に、ヒーローっぽさはまったくなく、どうにも情けない中年という感じを受けるけれど、実際に家族が事件に巻き込まれたらこうなってしまうんだろうなと思った。

    それよりも警察側の登場人物として「痣」の真壁刑事が登場したことがちょっと嬉しい。

  • 一体真実は何なの〜?と思ったけれど、やはり真犯人は最初に違和感を感じた人だった。
    家族が離散せずに本当に良かったけれど、お父ちゃんの娘に対する言葉があまり好きではなかったし、娘も娘であまりにも可愛げがなく、ちょっとなーという感じだった。
    会社のみんなもくそ野郎ばかり(失礼)で、人間的に好きな人があまりいなくて残念。
    真壁宮下コンビが彼ららしく頑張っていて、その点は良かった。

  • よく分からない。憎しみの感情で姉の義母の面倒なんて見られるかな?悪意を分かってて、妹の罪を背負えるかな?コップ割ったとは訳がちがうし。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』(『約束』を改題)で、第25回「横溝正史ミステリ大賞」と「テレビ東京賞」をW受賞し、作家デビュー。16年『代償』で「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、50万部超えのベストセラーとなった。19年『悪寒』で、またも「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、30万部超えのベストセラーとなる。その他著書に、『奔流の海』『仮面』『朽ちゆく庭』『白い闇の獣』『残像』等がある。

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