- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087712049
感想・レビュー・書評
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以前、読んだ時には人間誰しも魅力的な良い面があり、外見だけで判断してはいけないことを学んだ作品。
同名映画は塚地武雅さんと森三中の大島美幸さんの食堂でほんわかした雰囲気で一緒に野菜の下処理をしていたシーンがとても印象的でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さくっと読める。けれどもこの作品を「小説」とは呼びたくないなあ。かなり脚本に近い書き方をされていて、わざわざ文字にする意味を感じにくい。ぜひとも映画で観たい作品。
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映画の脚本。
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面白くてスラスラ読める。
確かに世の中見た目がいい人はチヤホヤされるし羨ましい点もいっぱいある。
でも自分にないものを羨ましがって自分の周りにある幸せに気づいてないことって多いのかも。
見た目ばかりが重要ではない。 -
うーん、、
幸せを見つけたら10歩進むゲーム は、やってみたい! -
すごい! 塚地武雅(つかじ むが)。
この人以外にありえない、この主人公。 久々の大感動作品。
うちからほど近い三軒茶屋が舞台。おかしくも切ない物語。 ていうか著者は塚地ではなく鈴木おさむ氏です。ご存じ 森三中の大島美幸さんのだんなさん。いやー、あなたもすごいが、本なのに真っ先に塚地さんの顔が思い浮かんでしまうものなー。笑えたし、涙した。
通勤電車で、この本を読むのは正直「やばい!」。 つい笑ってしまい、私があぶない人に思われてしまう。
でも笑ったり、泣いたりすることで、仕事のストレスなども消えてなくなり、回復できるんですよ。
さて、本題だが、たーくさんいい場面もセリフも満載。
でもほとんど、総集編みたいに以下にまとめてしまった。ちょっと長いけど、全部読むより短いですよ。
とくとご覧あれ。
主人公の琢郎(映画では塚地)は小学校のとき、好意をもっていた女の子が給食のカレー鍋を落として
しまい、罪を代わりにかぶってあげたが、その女の子の裏切りにより、クラス全員だけでなく、その子
からもののしられてしまう。
そんな事件を母親に話すと、「そやけど、その女の子の中では琢郎は一生記憶に残る」と言って励ましてくれた。
(親の愛情だね)
授業参観の日。琢郎のおかんも太っており、しかも教室で目立つことをしてしまったので、
「かあちゃんのせいで豚親子っていじめられたわ」と怒る琢郎に対し、
「泣くからいじめられんねんで」と母。
「じゃあどうしたらええねん」と琢郎。
「笑わせたらええやないか」と母。
(おかん、ええこというなー。)
そのあと、琢郎はビートたけしの「コマネチ!」で周りを爆笑させ、いじめられっ子から一転、
明るいデブとなったのだ。
ここで大切なメッセージは 「笑われているのではない。笑わせたのだ。」のここにあると思う。
母親の経営していた食堂(こころ屋)を継ぎ、超美人のバイトの子(寛子)に惚れてしまった琢郎は、
目があっただけで、チャゲ&飛鳥のSAY YES や 久保田の LA・LA・LA・Love Song が頭の中で流れ
始めてしまう。
(笑いを抑えるのが苦しかった)
こころ屋の食い逃げ事件。 1年後に代金の450円を払いに来てくれた。その450円を空のジャム瓶に
いれ、お守りにしているシーン。変わってほしい人もいる。でも変わらないでほしい人もいる。
こころ屋が変わっていなかったことが寛子には嬉しくてたまらなかった。
(じーんときた)
こころ屋のお客さんは琢郎の料理を口にすると、毎日食べているにも関わらず、必ず言ってしまう。
「やっぱ、うまい」。そのコトバがたくろうの毎日のガソリンだ。
「やっぱ、うまい」の「やっぱ」が特に好きだ。
(わかるなー)
好きになってしまったバイトの寛子への告白のシーン。
「めっちゃ好きになっちゃいました・・・」と琢郎。
「・・・・。どうしてですか?」寛子。
「どうして!?」「問題です。大木琢郎が寛子を好きな理由を50文字以内で説明しなさい」と必死に
解くきはじめる琢郎。このとき、琢郎の心臓の鼓動が X JAPANのYOSHIKIのドラムのように激しく鳴り出した。
(だめ、笑いが止められない。いま電車の中なのに)
(この本の随所にちりばめられている古いキーワード。コマネチ、スライム、My Revolution、ダッチュウーノ、シャ乱Q、といったワードが自分の若かりし頃を思い出させ、まるでBGMが聞こえるようだ)
幸せ探しゲーム。人の幸せをみつけたら、10歩進んでいくゲーム。最初は「なんやそれ、面倒くさいわ」
と琢郎は思ったが、バイトの本江さん(寛子がやめたあとに入ったぽっちゃりタイプのバイトさんだが、
実は寛子が変身)が提案し、「それ、いいですね」と始めてみると、周りを歩いている人たちの、
ほんの小さな幸せを見つけて10歩ずつ進んでいくにしたがい、どんどん楽しくなり、自分が前に進める
ことがとても幸せだった。その琢郎の顔を本江さんは写メにして、琢郎のケータイにおくった。
その写真をみて、たくろうは自分のブサイクな顔を初めてちょっとだけ好きになれた。
(すごくわかるよ、その気持ち)
話は琢郎が22歳の冬に遡るが、琢郎のオカンはその年の冬に病気でなくなった。その亡くなる1週間前に
無理をいって1日だけ、それも1時間だけ食堂に復帰して腕を振るった。常連さんは皆オカンの病気の
ことを知っていたが、誰もそれを口にしなかった。おかんの作る定食に舌鼓を打ち、全てのお客から笑顔
がこぼれた。おかんにとって、それが一番見たかった光景だった。
いつものように「最高にうまかったよ。またくるねー」と言って店を出ると皆涙を流した。
(このシーン、泣いた。)
琢郎がハンサムスーツを着てもう元に戻れない決心をしたあと、ケータイの留守電に本江さんが事故に
あったという留守電が。それをきいて、ハンサムなモデルの人生を全て捨てて、病院へ戻った琢郎は
無事だった本江さんに安心し、「好きです」と告白。
「・・・なんで私なんか」と恥ずかしそうな本江さん。
「本江さんといると笑っていられるからです。そんな人と俺はずっと一緒にいたいです。ようやく気づけました。」と琢郎。
ハンサムスーツは人を幸せにするスーツ。でもそれを脱ぐことができたときに本当に幸せを気づかせてくれるスーツ。
(素敵な感動をありがとう。塚っちゃん! ちがった、鈴木おさむさん)
by mshibuya -
横書き。
字も大きめ。
ブサイクだと幸せじゃないと思ってた主人公
顔がきれくても恋は上手くいかなかったヒロイン
ほんとは中身を見て欲しいそこですよね。
結構涙腺刺激されました。 -
こんなスーツがあったらいいのにー。人生が、変わるんだろうな
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着るだけでハンサムになれるスーツ…本当にあったら面白いと思った。
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この話は映画化されました。ハンサムスーツを売っているお店に入ってしまいました。自分好みのハンサムになれるので選んできてみたら本当にハンサムになれるスーツでした。しかしハンサムになってから気づかされることもありました。最後はハンサムは顔ではないんだなと思わせる作品でした。