- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087712681
作品紹介・あらすじ
いつもそばにいてくれたのは、大好きな女友だち
カメラマンの早季子、29歳。インテリアデザイナーの遼子、36歳。大学院生の悠、23歳。恋に仕事に揺れる女性たちの、年齢もバックグラウンドも異なるからこその、大人の友情と新しい恋を描く作品。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
しっとりと降る雨のようなはなしでした。音も景色も匂いも鈍るような。表紙の淡い薄紅色が素敵。
-
江國香織さんの作品に出てくるような、余裕があって素敵な女性達の恋愛の話。
激しい感情やぶつかり合いは起こらないけれど、確実に少しずつみんな変わっていく。
楽しく読めた。 -
二十九歳、三十六歳、二十三歳の歳の差のある女友達たちの恋愛事情。フォトグラファーの専門描写や、同性婚で人工受精をした姉、家庭教師先の生徒と恋人になったり。淡くて華やかでしゅわしゅわする。お酒とお洒落なおつまみやご馳走も楽しい。友達が父親の浮気相手になる複雑な苦しさ以外、するすると流れてしまった。
-
強く賢い人ほど、深く思考し気遣いに富む。気疲れも多そうだ。それでもやはり強い女性にあこがれる。
そして、どんな時でも友達は大切に。
どんでん返しはないけれど、安心してほっこり読める本。 -
悠ちゃんのママのことを思うと切ない。
-
全ての話が、つながっているという。うーん、慣れちゃったかも。
-
野中さんは初読み。
と同時になぜ今まで出会わなかったの?
ちょっともったいなかったな。
それほど心地いい作品でした。
3人の女性の恋模様。
恋をしたくなった1冊でした。 -
やはり野中さんの小説のご飯はおいしそう...
3人の女性が出てくる短編集。
3人の女性の、誰に視点を合わせるかで読後の後味は変わるのかな、と。
今は悠に肩入れできるけど、この先恋愛の諸々、仕事の諸々を経験するとまた違った目線で読めそう。 -
物語の入り口はいい雰囲気で始まったのだが結局その雰囲気のまま、盛り上がることなく終わった。話の流れや文章は嫌いじゃないんだけど物語に盛り上がり感が無いからイマイチ感だけが残った。懐かしさを覚えたのは昔のトレンディードラマを彷彿させるからかな。サラサラし過ぎていてリアリティが無いんだよな。
著者プロフィール
野中柊の作品





