蛇衆

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087712773

感想・レビュー・書評

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  • 室町末期、各地の戦で力をふるい怖れられていた傭兵集団「蛇衆」。
    頭目・朽縄ら6人は、そのときどきの雇い主のもとに赴き銭を得ている。
    一方、九州の鷲尾領では、当主・鷲尾嶬嶄の2人の息子が家臣らを巻き込み激しい家督争いを繰り広げていた。
    「蛇衆」が鷲尾家に雇われめざましい働きをみせた戦が終わり・・・
    朽縄が、30年前に死んだとされる嶬嶄の嫡男ではないか?という噂がどこからともなく囁かれるようになる・・・

  • 戦国時代の九州地方を舞台にした7人の蛇衆(タイトル通りそのまんま)のお話です。かっこいい、今でいう傭兵?みんなめっちゃ強いです。スピード感あって話のテンポもよくてさくさく読めちゃいます。最後が少しだけ切なかったかな。でも全滅せず一人でも生き残ったので良かったです。
    この作家さん久留米出身の人なので、九州人の私はなんとな~く勝手に親近感持って読んじゃいますね。

  • 13/04/28 痛快戦国時代小説。

  • 著者の本は二冊目だが、いずれも読後感が良くない。キャラクターに愛着が持てない。個人的に合わないんだろう。

  • 戦の世に生きる7人の強者達。
    スピード感あるストーリーは読んでいて楽しい。
    映像化に向いている内容。
    ただし、劇画チックであるため正統派時代劇好みの方には向かない。

  • おいおいゲームかよ。タイトルにセンスを感じない。

  • 途中まですごくスピード感があって面白いのですが、最後がちょっと私的には受け入れにくいものがありました。
    映画になりそうなスピード感と迫力でした。

  • 好き。

  • 戦国の傭兵グループが不本意ながら領主の後継争いに巻き込まれる。悪くはないんだけど、人物描写、設定が粗いな。この本を読む事にしたのは、作者が同郷だったから。時代活劇小説家としての今後を期待したい。無理しなくて大衆小説として気楽に読者を楽しませようと書けばいい。この作品は、やや小細工と強引さが目立つ。壊滅したから無理だけど、グループをシリーズ物として歴史に絡ませれば面白かったんじゃないかな。

  • 阿蘇、佐賀などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

1976年福岡県生まれ。2008年『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞。その後、『無頼無頼(ぶらぶら)ッ!』『兇』『勝負(ガチ)!』など、ニューウェーブ時代小説と呼ばれる作品を手がける。また、『戦国BASARA3 伊達政宗の章』『NARUTO-ナルト- シカマル新伝』といった、ゲームやコミックのノベライズ作品も執筆して注目される。’21年から始まった「戦百景」シリーズ(本書を含む)は、第4回細谷正充賞を受賞するなど高い評価を得ている。また’22年に『琉球建国記』で第11回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。他の著書に『清正を破った男』『生きる故』『我が名は秀秋』『戦始末』『鬼神』『山よ奔(はし)れ』『大ぼら吹きの城』『朝嵐(あさあらし)』『至誠の残滓(ざんし)』『源匣記(げんこうき) 獲生伝(かくしょうでん)』『とんちき 耕書堂青春譜 』『さみだれ』『戦神(いくさがみ)の裔(すえ)』および『THE LEGEND&BUTTERTLY』(ノベライズ)などがある。

「2023年 『戦百景 大坂冬の陣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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