ここに消えない会話がある

  • 集英社
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本棚登録 : 609
レビュー : 116
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713053

感想・レビュー・書評

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  • 「読みたい本」に登録しているのを忘れ、本棚の間をふらりふらりと歩いているときに目が合った。
    だから、借りた。

    借りてよかったと思う。
    「すごく面白い」でも「全然つまらない」でもない。
    「なんとなくイイ」が合うお話だったと思う。

  • 表題作と「ああ、懐かしの肌色クレヨン」の2篇収録。表題作はテレビのラテ欄を作る人々の会社生活を書いたもの。働きながら小説を書いてる女の子が出てくるけど、この子は作者の投影かなぁ?なんて思ったり。ところどころいい言葉があった。もう1篇については、肌色なるクレヨンがもうこの世に存在しないということにワタクシ軽くショック。確かに肌の色は千差万別だから統一できないにしても…。そして、装丁の写真が食パンだと感想を書きながら気づいたよ…。2012/057

  • 広田の恋も、鈴木の恋も、なにも実らないで終わったのがこのお話らしいなぁと思う。人生には、ドラマみたいな幸せも不幸せも、そうそう起きるものではないけれど、たとえば綺麗な夕焼け空とか、職場の人との他愛ない会話の中に、この生きづらい世界を生きていくために必要なものがいっぱい隠れている。生きるのにちょっと疲れたら、また読んでみたい作品。ナオコーラの日常の切り取り方がとても自然で、みずみずしい。

  • ナオコーラさんは、作者の分身のような女性が主人公でないと、
    だからどうしたという感じになってしまうのかもしれない。

  • ナオコーラさんの作品はタイトル見るだけで、はっとなって、あぁ、知ることができてよかったって毎回思う。

    人間関係の大部分は会話だし、それはいいものも悪いものも全部ひっくるめてひととの繋がりだよなぁ、と感じた。

    職場とか、世間話ができるかできないかでそれを楽しめるか否かで感じ方が違う気がする。

  • 正直、すぐに読めたというだけだった。なんとなく言いたいことはわかるけれど、ばらばらしてて印象に残らない。ところどころ共感するところや確かになぁ…と思うところはあるけれど、で?だから?と思うところの方が多かった。この本の魅力はきっと日常的な雰囲気なんだろうけれど、中途半端にキャラクターが出てきたがら可もなく不可もなく、って感じだったなぁ。入り込めなかった。


    合わない合わない思いつつもこの作者の作品を手に取っているということがなんとなく悔しい。

  • 台本調で会話がたんたんとあって、
    伝えたいことをスタイルでも見せてて
    すごいなと思った。

    ここに消えない会話がある。
    先に続く仕事や、実りのある恋だけが、
    人間を成熟へと向かわせるわけではない。
    ストーリーからこぼれる会話が人生を作るのだ。


    で、その会話がくだらないのに哲学的でおもしろい。
    くだらないってのは、面白おかしいんじゃなく、
    どうでもいいのにってこと。

  • 淡々とした文章を
    淡々と読み終えてしまった。

    全体的にふわ〜っとした印象。
    読後は内容、メッセージうんぬんより
    ふわふわした感覚だけ残る感じ。

  • 心に残らないというタイプの散文

  • 机の上に投げ出していたら母が「なんで食パンが…!」ってびっくりしていた。祖父江さんの装丁、さすがである。
    内容は、うーん。すっきりしない。取り残されて終わる物事が語られるのは好みじゃない。それならいっそのことその部分は語らないで欲しかった。ラストはすきなかんじだったのでそれはよかった。

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著者プロフィール

1978年福岡県生まれ。2004年『人のセックスを笑うな』で文藝賞を受賞し、デビュー。小説に『ニキの屈辱』『美しい距離』『趣味で腹いっぱい』、エッセイに『母ではなくて、親になる』など。

「2019年 『リボンの男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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