- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087713251
感想・レビュー・書評
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アラフォー独身の作家貴世は、結婚をテーマに小説を書くことになり、取材を兼ねて、蕎麦打ち合コンに参加した。
蕎麦アレルギーで倒れてしまったが、そこで運命の人、福原さんと出会うこととなる。
面白かったです。
貴世はかなり面倒くさい人なのかもしれないけれど、素直に自分の思いを貫いたことはカッコイイなと思いました。
福原さんだから、そんな貴世を理解し、2人なりの結婚?生活に踏み出せたのでしょうね。
結婚生活20年以上、2人の子供を持つ私、こんな暮らし方もありなのかなと思わされましたが、現状満足はですから、私は普通の結婚生活でいいです、やっぱり(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2010/2/23
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うーん、結婚披露宴の冒頭に結婚しない宣言!よく思いきれたなと感服、でも、結婚しちゃっても大丈夫なんじゃない?ダメだったらどこからでもやり直す事はできると思う。
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結婚したくて結婚した女が、その後の結婚生活で「こんなはずじゃなかった…」というような話を想像して読み始めたら全然違っていた。「結婚」というものについて考える40歳にさしかかった女性作家のお話。
群ようこの作品を読んでいるような雰囲気。なんてことない他人の普通の日常がたんたんと書かれているような。ラストはこれでいいのか?私は少し疑問が残るけど、そういう考え方ならこれでいいのか。 -
語り手の女性小説家がそば打ち合コンで映像監督と知り合って……。
まあ両人とも自立した個人であり表現者であり自制が効く性格なので、導き出した結論も理性的なのだった。
これが太宰治のような自制のきかない感情のままに突っ走る性格だったらこうはいかないでしょう。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20180516/p1 -
えっ!?
終わり、それ??
当人同士はいいかもしれないけど
新しい形って言えばそうなのかもしれないけど
周りの人に対しての配慮とか、、どうなんかなあ
(そういうこと気にしちゃあいけないのかもしれませんが) -
あたりまえに結婚し、あたりまえに子を産み育てる。
そんな時代はもうやって来ないのかもしれない。 -
最初は少女漫画を読んでいるみたいに、ハラハラワクワクした。
でも最後には結婚って…出産って…何だろって考えてしまった。
頷けるとこもあったけど、うーん。
色んな考えがあるな。
男の愛情は『責任感』で女の愛情は『独占欲』。
やはり少女漫画のようには終わらなかった(笑) -
単なる恋愛物語として読み終えたかったけど、物語の最後の方がなんか読者に社会的な問いを投げ掛けてる感じがして、まあそういうのも悪くはないんだけど、そのつもりで読んでなかったのでスッキリしないで終った感。引き込むだけ引き込んどいて最後の最後に『はい!私の言いたい事はこういう事です!』ってな感じで、登場人物の二人を作者が利用した感じ、なんだか少し騙された気分かな。んー、物語としても最後の方は共感しかねる、なんとも言えない後味。