ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺 4 (笑酔亭梅寿謎解噺)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713411

作品紹介・あらすじ

厳しいお笑いの世界で落語はどう戦っていくのか、本当の「芸」とは何なのか…!?竜二は数々の壁に阻まれながら、それでも落語の奥深さに魅了され、成長していく-。

感想・レビュー・書評

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  • 2018.11.28 読了


    相変わらずな日々ですが、
    竜二の年季が明けた!
    とうとう独り立ち!
    。。。の矢先 どうなるの?!なことが
    いろいろ起こりますが、
    やっぱり 安定の面白さでした!

  • 今作も楽しかった。

  • 師匠が普通に師匠をやっているという驚き。。。

    会社務めの人間としては、国民年金払ってるのかな
    保険証あるのかな とか思ってしまうが。。。

    逆に江戸時代とかが舞台だったら思い切り楽しめただろうか とも思ったが

    漫才 CD など今の時代の問題と絡んでの話が多かったのでよかった。

  • 2012/11/12
    移動中

  • もう「謎解噺」ではなくなってると思う。少なくとも。
    梅寿師匠の破天荒っぷりがちょっと抑えめになってもいるような。
    そして竜二が「落語というのは」「芸というのは」と思い悩んで壁にぶつかって・・・という、なんというか成長譚みたいになっているようにも感じる。
    これはこれで面白いんですが。初期の「謎解」も結構好きだったのでちょっと寂しい。

  • だんだんと主人公が成長してきたような気がして、ほほえましい。

  • シリーズ4作目。ミステリ要素は若干薄れたような気がするが、痛快なストーリーと新たなキャラの登場で読ませる。そして、ほんと落語っていいなあ、と感じた。

  • 遅ればせながら、このシリーズのファンになり一気読み中。すっかりハマってしまいました。

  • +++
    笑いと涙の青春落語ミステリー第4弾!
    ツッパリ落語家・竜二にCDリリースのオファーが!? 師匠の梅寿はついに人間国宝に!? 芸人としての大きな迷いに直面し、それでも落語という芸の奥深さに魅了されていく竜二の、感動の成長譚。
    +++

    梅寿はじめ笑酔亭一門の面々は相変わらずである。竜二も少しは成長したかと思えば相変わらず芸に迷っているようである。そして、これもいつものことだが、とんでもない事態に陥り、大博打を打つように臨むのであるが、なぜかいつも最後には――ずいぶんひどい目にあるのではあるが――運命が味方してくれる、ようでもある。梅寿のちゃらんぽらんさから垣間見える弟子思いで芸に打ち込む姿は、楽さが大きく滅多に見せないだけに胸打たれるが、いつもそうあってくれたらどんなにか、と思わなくもない。そうなったらちっとも面白くはないが。竜二も行きつ戻りつしながらじりじりと成長しているようだし、次も愉しみなシリーズである。

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著者プロフィール

1962年大阪府生まれ。神戸大学卒業。93年「凶の剣士」で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選、短篇「落花する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で第62回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞。ミステリー、ホラー、伝奇と様々なジャンルで活躍し、時代小説では「鍋奉行犯科帳」「浮世奉行と三悪人」などのシリーズなどがある。

「2023年 『貧乏神あんど福の神 秀吉が来た!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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