オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン

  • 集英社 (2010年4月26日発売)
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  • 本 ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713503

作品紹介・あらすじ

東京バンドワゴンシリーズ、待望の第5弾!
ページが増える百物語の和とじ本、店の前に置き去りにされた捨て猫ならぬ猫の本…大家族が営む下町の古本屋に持ち込まれた謎が、家訓に従い解決される。おせっかいで温かい、堀田家の物語。

感想・レビュー・書評

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  • うん、安定(いい意味)
    ホームドラマ感は出てますし、堀田家の面々にはまた会いたいなあとは思います

    安定の面白さ(他に言いようない)

  • 今回もまた人助け?怖い話で有名な百物語の背景に、静岡の図書館が関係するなんて。ネコにまつわる本が示すものは?ドキドキ、ワクワク。そしてLOVEを歌う我南人の声が出なくなる?

  • 相変わらず楽しく賑やかな家族にほっこりにっこりさせられます。
    愛にあふれる回でした。

  • 日本一の家族だよ。
    家族愛に満たされて、すげぇいい気分!!
    こんな、家族を作ってみたいw

  • 大家族っていいな。核家族以下の今。
    そういえば今年は雛祭りできずじまいだったっけ。忙しさに流されてダメだなあ。

  • ROCK'N'ROLL!
    いくつになっても挑戦できるし、していいんだと痛感した。研人は絶対にいい男になるな。楽しみ〜

  • まさかの展開続きだった。

  • LOVEだねぇ…。
    なんか現実には殺伐とした出来事が多い中
    現実逃避といわれようとも
    こういうほっこりする物語を読むと
    すさんだ心が温まるようだよ。

    堀田家ヒストリーも、これで5冊目になりますか。
    ちゃんと時間が経過していくので
    新しく生まれた女の子たちも成長。
    1巻では小さな子供だった花陽ちゃんと研人君は
    思春期の階段に足をかけ。
    家族のお引っ越しがあったり(隣にだけど)
    捨て本事件があったり
    なにやらかぎ回っている連中があらわれたり。
    あいかわらず忙しい一家だね。

    そして一家だけじゃなくて、この巻では
    ずっと堀田家に関わってきたIT企業の社長・藤島さんや
    古本屋常連のお客さんたちにも事件がいろいろ起きます。
    でも、最後にはきっと落ち着くところに落ち着く。
    そういう安心感で読めるのが
    このシリーズの好きなところなのです( ^∀^)

  • ☆☆☆☆☆5つ

    でも、うーむ。物語が少しマンネリ化してきたかな。

    相変わらず登場人物はどんどん増え続ける。再度書くが、おもしろいお話を続けていこうとすると新しい登場人物は欠かせないのだ。
    いつまで経っても面白くて終われない『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を思い出して欲しい。たいがいの巻に新しい登場人物が居る。

    モンダイはその登場人物を再度舞台に上げる時であって、これはちょっと気を使ってやらないと読者はなんのこっちゃらサッパリ解らない場合がある。つまり作者が思うほど読者は面白く感じない筈だ。丁寧に説明をするのも良いし、あっさりと注脚などで欄外で説明しちまってもよいのです。当然覚えてるだろう、とうぬぼれて構わず進んで行ったりすると、取り返しの付かない事になるのであろう。

    この本は毎巻4つのお話が詰まっている。一年に一冊の割合で本になっているので春夏秋冬の季節ごとに一話づつお話は出来ている。
    のっけになんとなく、マンネリ化みたいなことを書いてしまったが、じつわわたしは毎巻必ずどれかのお話で目頭が篤くなってしまう。それが例によって列車の中だったり、会社事務所の昼休みだったりするとちょいと焦る。
    でも、最近は開き直ってしまって、素早くハンカチなどを出して目にゴミでも入ったふりをして・・・しかし、両目いっぺんにだからホントウは誤魔化せやぁしないのだけどねぇ。

    "All My Loving" 実わ昔バンドでこの曲を演奏していたことが有る。
    30代の事だったからもう20年以上前だな。
    当時この曲の事をバンド仲間うちでは「あっ、という間のコジョライ」と呼んでいた。
    この曲はとても短いのと、歌い出しが「コジョライ」だからだ。いや正しくはClose Your Eye..なのですけどねw。

    そしてこの巻の決め手。それは「拓郎」という人物が登場すること。あえてどういう立場の人物かはここでは書かないが、ゲストではなくて準レギュラーって感じです。ここでもう決まりな。作者はたぶん吉田拓郎のファンでもある。そしてわたしはもう40年以上吉田拓郎のファンである。ことしは二年ぶりに首都圏でコンサートがあるし、もうすぐカバーアルバム(自分の歌をレコーディングし直したもの)『AGEIN』も発売になる。積極的なファンにとっては大変に嬉しい一年なのだ。

    と云う事で吉田拓郎 Newアルバム『アゲイン』は6/18発売です。3000円+税金だそうです。みなさん買いましょうwww。

    なんだちっとも本の感想にわなっていねーな。いやすまぬ、いつもの事なので大目に見てやって欲しい。りょうけん蔵。(・・;)

  • 色んな本を読みながらぼちぼちとシリーズを読み進めやっと5作目。やっぱりホッとするな~好きだな~^^3,4巻はキャラの魅力が立ち過ぎた感があったけど今回は内容もすごく良くてイッキ読み。なんだかんだで放蕩者の我南人さんが物語の要になってるなあという気がする。ステキなセリフばかり言っちゃうし後半もジーンときた。かんなちゃんと鈴花ちゃんを始め子ども達の成長も著しい。花陽ちゃんがチラっと将来の夢を語ったり、ラストの研人くんもカッコイイ。ドラマ化に向けてどんどん読むぞ!因みに味噌汁にゆず胡椒って定番だけどな(笑)

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著者プロフィール

一九六一年旭川市生まれ。札幌の広告制作会社に14年勤務。退社後執筆活動へ。
二〇〇三年『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』(講談社)でデビュー。著書に『HEARTBEAT』(東京創元社)、『東京公園』(新潮社)、『東京バンドワゴン』シリーズ(集英社)など。ほかに『うたうひと』(祥伝社)、『空へ向かう花』(講談社)、『brother sun 早坂家のこと』(徳間書店)などがある。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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