箱庭図書館

著者 :
  • 集英社
3.70
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本棚登録 : 4307
感想 : 606
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713862

作品紹介・あらすじ

少年が小説家になった理由。コンビニ強盗との奇妙な共同作業。ふたりぼっちの文芸部員の青くてイタいやりとり。謎の鍵にあう鍵穴をさがす冒険。ふと迷いこんだ子どもたちだけの夜の王国。雪の上の靴跡からはじまる不思議な出会い。集英社WEB文芸「RENZ ABURO」の人気企画「オツイチ小説再生工場」から生まれた6つの物語。

感想・レビュー・書評

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  • よかった〜(๑>◡<๑)
    ボツ原稿がどれくらいのレベルだったかわからないけど…あとがきにあるように何かしらのキラリとしたものがあったのだと思う。

    「小説家の作り方」
    何とも強烈なキャラで印象に残る潮音さんとまるで乙一の子供時代のような弟?

    「コンビニ日和」
    二重三重のオチにコメディながらの絶妙なラスト!
    ちょっとドラマにしてほしい。

    「青春絶縁体」
    もうタイトルがいい!
    Wぼっちの両片思いのモダモダが可愛い(〃ω〃)

    「ワンダーランド」
    鍵を拾う少年と女性監禁殺害の殺人鬼がいつ出会ってしまうかドキドキハラハラのホラー?最後のオチに鳥肌が( ̄▽ ̄)

    「王国の旗」
    どこに向かうかわからない薄気味悪さが漂うハーメルン的前半からの謎のままのラスト

    「ホワイト・ステップ」
    白乙一…いや中田永一全開の超ハッピーファンタジー?足跡プラスはさすがです!足跡大事!足跡って切ない!凡人のわたしはこの2人がラブ?なんて思ってた。やだ恥ずかしい。
    まさかの潮音さんに繋がるとはマイッタ_| ̄|○

    箱庭に作った素敵な世界でした〜♪





    • ゆーき本さん
      「青春絶縁体」のわたしのレビュー
      『百瀬』っぽいって書いてあった( 'w' )

      全て他の人の(ボツ)作品なのに
      潮音さんで繋がる連続短編...
      「青春絶縁体」のわたしのレビュー
      『百瀬』っぽいって書いてあった( 'w' )

      全て他の人の(ボツ)作品なのに
      潮音さんで繋がる連続短編になるのがスゴいです
      2023/03/31
    • みんみんさん
      潮音さんのキャラが強烈だからそれで一作読みたいくらい\(//∇//)
      潮音さんのキャラが強烈だからそれで一作読みたいくらい\(//∇//)
      2023/03/31
  • えー!よかった!

    わたし 乙一作品はデビュー作でちょっと苦手意識をもってしまって(こんな頭のいい小学生いる?ってそんなどうでもいいことで…)。なので永らく手にしていなかったのですが、

    ただ、中田永一名義の「百瀬、こっちを向いて」や、「くちびるに歌を」は大好きで。

    こないだ図書館で『箱庭図書館』を見つけてタイトルの素敵さに惹かれて読んでみました。

    わたしの癖で 雑誌でも本でも何故か後ろから開いてしまう変な癖があって、まぁ、この本もそうしてしまったわけですが、なに?なに?読者の方から送られてきたボツ原稿を乙一がリメイク!?
    そもそも乙一テイストが分からない私が楽しめるのかしら?と心配になりましたが…!

    好きです!

    『青春絶縁体』はどことなく『百瀬』っぽい
    ムズキュンを感じた。

    『ワンダーランド』はちょっと異色でホラー?ミステリー?ゾクゾクしながらも、僕の心の叫びに胸がギュってなった。

    『王国の旗』は現代版おとぎ話のようでもあったし、なんかKinKiKIDSの『ぼくらの勇気 未満都市』
    を思い出したり…。

    そしてこの短編集が、潮音さんを通して連続短編集となっているのもすごい。乙一さんの頭の中。

    『ホワイト・ステップ』への繋がり方が素敵すぎる。
    昨日 雪が降ったこのタイミングで読めたのもまたよかった。

    えー、次の乙一作品は何にしようかな( ¨̮ )︎︎♡

    • ゆーき本さん
      みんみんさんっ◡̈*.。
      お!GOTHと一緒に借りてこなくては!!
      今回 図書館から借りてきた本 少なくてよかったー笑
      みんみんさんっ◡̈*.。
      お!GOTHと一緒に借りてこなくては!!
      今回 図書館から借りてきた本 少なくてよかったー笑
      2023/02/12
    • 1Q84O1さん
      ゆーき本さん、こんにちは
      勧誘…?
      勧誘?
      ん〜っ!?
      勧誘でなく陰謀ですねw
      ある方たちの陰謀で乙一ファンになったのかなw
      土瓶師匠も陰謀...
      ゆーき本さん、こんにちは
      勧誘…?
      勧誘?
      ん〜っ!?
      勧誘でなく陰謀ですねw
      ある方たちの陰謀で乙一ファンになったのかなw
      土瓶師匠も陰謀に巻き込まれた「くつしたをかくせ」という乙一絵本がきっかけですねw
      2023/02/12
    • ゆーき本さん
      陰謀論かぁ笑
      こんな陰謀なら巻き込まれてもいい。·͜·。
      陰謀論かぁ笑
      こんな陰謀なら巻き込まれてもいい。·͜·。
      2023/02/12
  • なにが凄いって、この装幀!
    今年に入って読んだ本の中では、間違いなしのベスト1です。

    乙一さんが、6人の読者のボツ原稿をリメイクし、巧みに繋げた短編集。
    これにTwitter経由で『箱庭図書館』とタイトルをつけたゆーまさんという方も凄いけれど
    物語の内容と、このタイトルを、まるで身体にぴったり馴染んで
    水の抵抗さえなくしてしまうハイテク水着のように包み込む、装幀の素晴らしいこと!

    リメイク作品を繋げて書籍化するという大胆な試みを「実験」と捉えて
    無菌の実験室のような白い背景に、図形化された均一な文字が配置され、
    でもその文字のそれぞれに、エッシャーのだまし絵を思わせるような
    立体の空間がさりげなく繋がっていて。
    「乙一」の文字も無機質な図形に転換されて横から見ると、英語の「IN」と読めて
    まるで「この箱庭に入ってごらん」と呼びかけているかのよう。

    本文が印刷されている紙まで、単行本には珍しいほどの目に眩しい白で
    「おお、ここまで実験室のイメージを意識してるとは、すごいなぁ」
    とひたすら感心していたら、なんと6篇めが『ホワイト・ステップ』。
    無機的な実験室の白が、降り積もるやさしい雪の白さに一瞬で塗り替えられました。
    もう! 乙一さん、油断ならない作家です。

    テイストも癖も全くバラバラの6篇を、持ち味を損なわないよう
    愛すべきキャラクターとキーアイテムで魔法のように繋げて
    「ここはどうなってるの?」と細部まで覗いてみたくてたまらないような
    緻密な箱庭を作り上げてしまう。

    本の虫を自認する読者なら好きにならずにはいられない、
    本を読み耽っていて遭難しかける図書館員の潮音に会いに。
    「物語を紡ぐ町」文善寺町の小さな通りを散歩しに。
    降り積もった雪にかじかんだ指が綴る文字の、温かさを知るために。
    どうかあなたも、この箱庭図書館を訪れてください。

    • だいさん
      今回のレビューは冴え亘っていますね。
      >エッシャーのだまし絵
      の表現のごとく、言葉が回遊している。
      とても楽しいです。

      今回のN...
      今回のレビューは冴え亘っていますね。
      >エッシャーのだまし絵
      の表現のごとく、言葉が回遊している。
      とても楽しいです。

      今回のNo1は、
      「ハイテク水着」。
      本当は「ハイレグ」の方が好きですが…
      2013/03/15
    • まろんさん
      だいさん☆

      「ハイテク水着」が、そんなにお気に召したとは♪
      「ハイレグ」になってしまうと、
      本のカバーに切り込みを入れないといけなくなって...
      だいさん☆

      「ハイテク水着」が、そんなにお気に召したとは♪
      「ハイレグ」になってしまうと、
      本のカバーに切り込みを入れないといけなくなってしまいますね(笑)

      ボツ原稿をリメイクして繋げてしまうという実験が
      とても面白くて、乙一さんの遊び心と力量を感じる本でした(*'-')フフ♪
      2013/03/15
  • 私が読む乙一氏作品の3冊目。
    途中までいまいちで、ちょっと読むのに疲れてしまったところであとがきを読んでみた。
    本書はそういうコンセプトで書かれたものだったのか…。
    だとしたら全く別々の作品に、共通する人物達を配置して少しずつ繋げて仕上げた作家さんは凄いな。
    と思い直して読み続けた。
    それでも、ボーリング場の子供達の話『王国の旗』はやっぱりなんとなく性に合わず。
    しかし最後の『ホワイト・ステップ』は一番良かった。

  • 読むまで知らなかったのだけれど、この本は読者からのボツ原稿をリメイクするという企画だったらしい。読者からという事は、様々な色、様々な書き方だったはずが見事に乙一さんらしいストーリーとなっている事に驚いた。
    同じ街、同じ登場人物を出す事によりファンタジー・ミステリー・青春物など一見バラバラな話に統一感を持たせ、短編集だけれど一つの物語のような気分にさせられるのも流石。
    どの話も面白かったが、最後の話が特に良かった。ホロリとくる…。

  • 乙一さんの小説を初めて読んだ。
    乙一さんの言葉紡ぎ、リズム感は結構好きかも、と感じた。

    のだが…

    「箱庭図書館」は、素人のボツ作品を募集し、乙一さんがリメイクしてできた作品でした。
    あとがきにも、元ネタを多く引用していたりするらしいので、乙一さんの良さなのか元作者さん良さなのかわからないなと。

    でも、おもしろかった。読んでいて気持ちがいい作品が多くありました。

    「小説家のつくり方」
    重度の活字中毒 潮音さんが登場。
    家族じゃないからエピソードが微笑ましい。こんな人がいたら飽きないだろうな。家族だったら…やっぱ大変かw

    「青春絶縁体」
    ぼっちが迷い込んだ文芸部でのお話。
    文芸部の中と外。2つの世界で別々だった2人が交差していく、すれ違っていく。
    青春です! 2人がかわいいよ〜。

    「ワンダーランド」
    ミステリーだ。軽く怖い。冷たいアスファルトの部屋に言葉がコツン、コツンと落ちてくる感じがした。
    サイコな感じも良かったです。

    「ホワイト・ステップ」
    この話、好き。
    ある雪の日の不思議な話。
    お互いが見えない別次元の2人が重なり巡り逢った。
    2人が希望を見つけて歩み出す。とてもやさしい気持ちになれるステキなお話。


    潮音さんを主人公にした話をもっと読みたくなった。

    乙一さんも気になる小説家になりました。

  • 乙一さんの作品は初めて。
    読者の没原稿をもとに乙一さんがリメイクした短編6つからなる小説。
    コンビニ日和とホワイト•ステップが良かった。
    コンビニ日和:僕と島中さんの会話が面白いし、展開も面白く後味良くしてくれている感じも良い。
    ホワイト•ステップ:白い静かな空間に起こる不思議な感じが良かったし、どうなってるの?とページをめくるワクワク感&温かいストーリーが良かった。
    そして何より、活字中毒の潮音さんが短編にちょくちょく出てきて良い味だしている❗

  • 乙一が、投稿者のボツ原稿をリメイクするという企画モノ。

    「青春絶縁体」の、ぼっち2人の空気感が好きでした。中田永一こと、白乙一らしいセンス。この口の悪さとか、たまらないです。

  • 企画の事を知らずに読み始めて、乙一さんっぽくない話が多いなぁっと思っていたら!!リメイク企画!!
    凄いなぁ。どれも、今まで読んだ乙一さんの話っぽくないのにどれもこれも引き込まれてサクサク読めた!

    雨季子先輩、可愛すぎ。潮音ちゃん、素敵過ぎ。コンビニ日和!の設定面白すぎ。
    ホワイト・ステップ心から感激。
    読んでよかった。

  • 読者のボツ作品をリメイクして、1冊の本にするという企画があると知らなかったので、面白かったです。

    普段の乙一さんの作品とは違った作風で面白かったし、短編同士が少しずつ関連してるのも◎

    特にホワイトステップは設定が面白く、オチが気になりすぎて速攻で読了。

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著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2022年 『さよならに反する現象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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