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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784087713909
作品紹介・あらすじ
マキは、市井の人々の中で誰かの「代役」を演ずる役者。花嫁や母親の代行から、果ては死体役まで……。依頼人たちの身勝手さに苛立ちながらも、淡々と仕事をこなしていたマキの前に、ある日、謎の男が現れて…。第23回小説すばる新人賞受賞作!!
みんなの感想まとめ
役者として他人の「代役」を演じる女性の物語は、独特の世界観とユーモアに満ちています。主人公マキは、さまざまな役を通じて人々の生活に影響を与えながら、自身の存在意義を問い直す姿が描かれています。読みやす...
感想・レビュー・書評
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たまたま本屋で目について手にとった本。
帯に宮部みゆきさんの「ときどき読む手が止まるくらい笑っちゃいました!」というコメントが書かれていたので、どんな話なんだろうと興味をひかれたのです。
小説すばるの新人賞をとった作品のようですが、それについての予備知識はゼロ。
39歳のマキという女性が、市井の人々の中で誰かの「代役」を演ずるという設定にまず惹かれました。
読みだしてすぐに小説の世界にひっぱりこまれました。実に読みやすいし、展開も面白い。いったいどうなっていくんだろうという思いで最後まで突っ走ってしまいました。
読み終わったあとも何かしら心に残るものがあって、演じるってどういうことなんだろうなあとか、普段の生活でも似たようなことはやってるよなあとか、そんなことを考えてしまいました。
文体や使われている言葉、言い回しなども、ユーモアがあって、たしかに笑っちゃいましたね。ほんと、面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おおぅ。
なんだこりゃ。……好きだなぁ。
役者志望で劇団をやってたアラフォーの女性。現実の世界で役者をする事務所があるだなんて。
死体役、母親役、恋人役、孫役…
さまざまな役になって現実の登場人物たちに影響をあたえる。それはホントに役なのか。
終始不思議な雰囲気が漂う作品。
くらくて、じめっとしてて。
ただ、ときに感じる爽やかさと暖かさ。それらがほんわか私を包み込む。
また読みたくなるんだろうなー。
そんな感じ。 -
■装丁とかタイトルから怪しげな内容に思えるかも知れないけれど、もう文句なしに面白い。これぞエンターティエメント!って作品。登場人物のキャラクターもストーリ展開も何もかもにぐいぐいと引き付けられてしまう。
■大笑いする場面だけじゃなくて、かなりグッとくるような切ない場面もあるのに読後感がこんなにすっきりしてる。とにかく楽しい作品。 -
39歳のマキは、市井の人々の中で、誰かの「代役」を演ずる役者。ワケあり葬儀での死体役、多忙なセレブ社長の子息の母親役、夫の親戚との付き合いを厭う新妻役など、役柄は多岐にわたる。依頼人たちの身勝手さに苛立ちながらも、プロとして淡々と仕事をこなす日々。ある日、ニセの依頼をしてきた謎の男・モンゾウに、無理やり弟子入りされて…。第23回小説すばる新人賞受賞作。
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市井で誰かの代役を演じる役者である三十九歳のマキが、多忙なセレブ社長の小二の息子の母親役で懐かれ、夫の親戚との付き合いを厭う新妻役で赤子に困惑する。他プロとして色々な役を演じるマキの自認と裏腹に人が良い所が可愛い。地の文からして渋くでも軽快で快い。弟子入りして来たお調子者青年にほだされた結末が桃色。
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978-4-08-771390-9 250p 2011・2・10 1刷
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マキは、市井の人々の中で誰かの「代役」を演ずる役者。
花嫁や母親の代行から、果ては死体役まで・・・。
依頼人たちの身勝手さに苛立ちながらも、淡々と仕事をこなしていたマキの前に、ある日、謎の男が現れて・・・。 -
依頼を受けて、いろいろな人になるという仕事。母親役を演じた話はムリあるじゃないかな〜
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イジイジした感じもするけど、読んでいて気持ちいい本です
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安田依央氏の小説すばる新人賞授賞作品『たぶらかし』を読了。劇団を主宰であった女性が職を見つけようとするが苦労したすえに潜り込んだのが、他人の代わりを演じる人間代行業の会社で、彼女が会社で働くうちに引き受けた様々な仕事でであう人間模様を描いた作品。代役はなんと死体役だったり、会社経営で忙しい母親役だったり、親戚付き合いがいやな新婚の妻だったりするのだが、奇妙な依頼に名演技をもってして見事に対処して行く。自分の仕事に疑問を持ち始めたりもするのだが、自分の会社の創業者二人の凄さ、見事に社会にとけ込んでいる先輩社員を見るにつけ、その仕事の奥深さに感じ入る。たしかに人を『たぶらかす』商売なのだが、多かれ少なかれ社会生活をおくるなかで多くの人がたぶらかしを行っているのではとも思われ、この小説を読みながら考少しばかり考えさせられた。
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多少仰々しい感は否めないが語彙も豊富だし、ユーモアもある。確かに宮部みゆきが好みそうなシニカルでクールなユーモアだ。森見登美彦に近しいけど、そこに宮部みゆきの毒を少々垂らした感じ。だけどつまらない。このつまらなさの正体は何だろうかと考えたら、この作品、惰性なんだね。だらだら続くから区切りが本当に悪い。歯切れが悪い。これ、短編続編にするだけで絶対面白くなるよなー。小説の面白さって歯切れなんて要素もあるってことに気づけたという点では有意義だったが、まー冗長な印象が拭えない。俳優業が横行する社会ねー。確かに誰もが演じてるよね。うん。
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あとでドラマ化もされた人気作と知り、納得した。
「誰か」を演じつづけることで、自分が誰かわからなく
なってしまった女優マキ。
演劇の世界で、夢を果たせなかった鬱屈や孤独を
抱える39歳の主人公に共感した。
また、いくらでも湿っぽくなりそうな話を
コメディタッチに描いているところが、面白く
飽きさせない。
そういえば、冠婚葬祭って、芝居がかっているものね~作者?マキ?のテレみたいなものはよくわかる。 -
代行屋さん。悪趣味な仕掛けのとこもあったけど面白かった。実際こんなふうに台本のないお芝居に魅力を感じる役者もいるのだろうか。
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三人称なのに作者の語りなのか主人公の主観なのか、ちょっと混ざっている感じ。
話自体は人の代役をするということについていろいろ人生も交えて興味深いが、主人公本人のことより、それを演じた周辺の人の話が多すぎる感じ。まあ代役だからいいんだけど。
モンゾウとの反発しながらの甘酸っぱい?感じも小説すばるらしい。
まあ悪くないけど、前に読んだはずなのに印象に残っていないということで、☆3.8
(小説すばる新人賞) -
はじめ読んでいて、なんだかワザとらしいと思ったけれど途中(夢想人)あたりからおお、どうなるの次!?と思ったけど、やっぱりこの小説はこういうキャラはキャラ!っていうワンパターンな感じがワザとらしい。。。と随所で思ってしまったー!話は面白いけど、登場人物が、なんというかウザい?感じで入り込めなかった!
あと、最後に筆者紹介を見たのがいけなかった!どうしてもマキを安田さんと重ねあわせてしまう! -
昔読んだ少女マンガに似たような話があってたなぁ、と思って読んだ。その演じる役や周りの人の事情とかもっとドラマっぽいのを期待してたら、そういう感じじゃなく、主人公がハードボイルドっぽくて、あくまで主人公目線なので世界が狭く感じた。
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