我が家の問題

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 2384
レビュー : 495
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087714128

感想・レビュー・書評

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  • どの短編も暖かい内容。特にUFOの話がじんわりきた。

  • 家族や夫婦同志のそれぞれの気持ち、
    わかるなぁと思うところが随所にあり、
    何気ない話だったりするけど楽しく、
    時にはしんみり読めました。

    「里帰り」
    当日までは面倒臭かったり憂鬱だったりするけど、帰ってみると楽しかったりするんだよね。
    行って良かったと思うんだよなぁ。

    「妻とマラソン」
    夫と双子の息子の応援する気持ちにグッときた。
    短編の物語で泣いたのは初めてだ。

  • 家日和につづく、家庭をテーマにした短編集です。
    内容も面白かったし何より読みやすい。
    奥田英朗さんの作品すっかりハマってしまいました。

    「妻とマラソン」が特に良かったです。
    感動するってわけではないんですけど、家族のささやかなあたたかさにジーンときました。

    共感できなかったのは「里帰り」かな。
    義実家一族ってこんなに嫁を気遣って親切にしてくれるものなんですかね……?
    社会人にもなって結婚までして、おこづかいや交通費の援助をもらうのがさも一般的のように描かれていたのもカルチャーショック。
    奥田英朗さんには寧ろ、義実家最悪大嫌いみたいなのを書いてもらいたいし向いてるような気がします(笑)

  • それぞれの家庭の些細な問題を取り上げた短編集
    (当人にとっては大きな問題でしょうけれど)

    どれも前向きな感じで、よいですが
    あっさり終わってしまって、もうちょっとずつ皆さんの家庭をのぞきたかったような…

  • 図書館にて。
    ありきたりのハッピーエンドじゃないところが深い。
    どれも一筋縄ではいかない結婚生活をすっきりした文体で描いていて読みやすかった。
    「甘い生活」は痛快。そういうことってあるだろうな。
    「妻とマラソン」奥さんの不器用さと一生懸命さが伝わってきた。旦那さんもいい人だな~。
    全体的に、じんわりと良い。
    そう、こんな風に現実はすっきり解決なんかできなくて、でもいろいろ折り合いつけながらちょっとでもいい方に持っていこうとやってみるんだよね。
    物語によってそれぞれだったけど、こういう解決の仕方は好き。

  • んーわかるわかる。あるある。そんな感じのエピソード満載。
    最後のマラソンに挑戦するお母さんと、応援する夫、双子の息子の話がよかった。近所付き合いや何かでうまくいかない時、家族との会話、後押しがどれほど力になることか。

  • 夫々の話の中で
    主人公の視点・思考・行動のみの展開で話が進む。

    家族の事はよく知ってるつもりでも
    全然そんなことはない
    直接聞いたり
    周りのみんなにアンケート取って比べてみたり
    想像と現実の違いを体験したり

    人生は一歩たりともとまらない

    どの話もそういうこと有ると共感でき
    くすくす笑えてほんのりする

    だけど女性はもう少し複雑だよ

  • 2011年7月刊。

    伊良部シリーズ(「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」)以外で、この人の本を読むのは初めて。
    本作「我が家の問題」は、別のシリーズの2作目だそうですが、話の繋がっていない短編集なので、前作を読んでいなくても大丈夫でした。

    「甘い生活?」「ハズバンド」「絵里のエイプリル」「夫と UFO」「里帰り」「妻とマラソン」の短編6編。
    いずれの話も、平凡な家庭内に生じた「夫婦の問題」がテーマになっています。
    日常で実際に起こりそうな出来事がきっかけになっていて、親しみやすい内容です。

    一番面白かったのが、「夫とUFO」。
    焦りのあまり、妻の行動がハチャメチャになっていく展開が面白い。最後はスッキリ。
    「妻とマラソン」もなかなかよかった。
    母親のマラソン大会出場をきっかけに、家族が一つにまとまっていくところが微笑ましいです。

    「絵里のエイプリル」は尻切れトンボで終わってしまった感もありますが、最後まで書いてしまうのは野暮ってもんなんでしょうかね。先が気になります。

    伊良部シリーズと同様、どの話も基本的にはハッピーエンドになるところが、個人的にはうれしいです。

  • 家族の話。新婚だったり小さい子供がいたり妻が妊娠中だったり。どこかしら自分に自分に当てはまるところがあった。

  • 共感の嵐。最初の3作品は、これで終わり?という感じがしたけど、後の3作品は、共感とともにじんわりと胸にくるところもあって、よかった。
    旦那の視点てのがわかるかな。構えず、気軽に読める。
    名古屋に縁があるのか、名古屋がでてくるのも親しみやすい。

著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2019年 『ヴァラエティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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