- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087714142
感想・レビュー・書評
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返却期限票を見てみますと、2012年2月1日から9月18日までの間で返却日が10個押してあります。これからもまだ貸出しされることでしょう。
1年間にこれだけ貸出しされますと、司書としても嬉しい限りです。
返却期限票は最近、ない館が多いですね。公立図書館では貸出が多いので栞にして渡すほうが手間が省けます。
高校図書館あたりですと、返却期限票でその本がどけだけ利用されているかがよくわかりますので、私はこの返却期限票というものにとても感謝しています。
この「マスカレードホテル」は男女二人の主人公で話が進んでいきます。
警視庁捜査一課の新田浩介とホテル・コルテシカ東京のベテランフロントクラークの山岸尚美。
ある事件を解決するために、この新田がホテルマンに変装して潜入捜査が始まるのですが、ベテランクラークとあらゆるところで衝突します。
客をあくまで大切に思うホテルマンと、客を犯人ではないかと疑いの目で見る警部補。
ベテランクラークの山岸としては、そんな新田が許せない。
事件そのものの話も面白いし、この二人の関係も面白い。
二重に楽しめる小説です。
分類 913/ヒ -
分かっていることは、このホテルで殺人が行われるということだけ。誰が誰を殺すのか、動機は何か、全て不明。そのため刑事が従業員や客に成りすまし、その時に備える。終始緊迫した捜査が展開されていくのかと思いきや、伏線を絡めつつ、ホテルを訪れる多種多様な客とホテルの従業員との交流が面白く描かれている。架空のホテルだけどコルテシア東京に泊まりたくなった。
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ホテルマンの徹底したお客様への対応が心地よい。
最後にいい感じになった2人の今後が気になる☆ -
完璧です。やっぱり東野圭吾は裏切らない!そう思いました。個人的には大好きな展開です。
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ここまで露骨に映像化に阿られるとかなり白ける。
三谷作品や漫画「コンシェルジュ」などから要素を切り取り、おそらく配役、構図、カット割までイメージして書く、絵コンテのような作品。
結果、ミステリとしての筋は相当に弱い。
一定したレベルの作者という評価だったが、改める必要があるかもしれない。6.0 -
さわやか〜〜〜な話が多かった。
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ミステリー感と人の思いがある話だった。
短編のような切り口だったが、最後につながった時のあっという感じがとても面白かった。 -
連続殺人事件の操作の為に刑事が有名ホテル内に従業員を装って潜入する話。本格的なミステリー希望の読者には物足りない内容かも。
でも、ホテル内の業務に関して色々知る事ができるし、様々な嫌な客をどう対処するか、サービス業に携わる私は是非、見習いたいと思いました。
分厚いけど。それを感じない位、物語の方はサクサク読みやすいです。 -
面白い事は面白い。
でも、容疑者Xの献身や白夜行と比べちゃうと、物足りなさを感じてしまう。