GO! GO! アリゲーターズ

  • 集英社 (2012年4月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784087714258

作品紹介・あらすじ

心がほっとあたたまる、最高のお仕事小説
ダメ夫と離婚後、息子を連れ地元に帰った茜。何とか見つけた再就職先は、成績も経営も低迷中の地方球団アリゲーターズだった。個性的すぎるスタッフや選手との悪戦奮闘の日々が幕を開く。

みんなの感想まとめ

心がほっとあたたまるお仕事小説で、主人公の茜は離婚後、一人息子と暮らすために地方の独立リーグ・アリゲーターズで働き始めます。彼女は、やる気のない選手たちや個性的なスタッフと共に奮闘し、マスコットの着ぐ...

感想・レビュー・書評

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  • 地方の独立リーグ・アリゲーターズ。弱くて選手もやる気なくて…そんな所に離婚したばかりでいつか一人息子と一緒に暮らす為に働きに出た主人公が、ワニのマスコットの中に入ったりして、選手と共に前向きに頑張っていくお話。
    強くなりました~はい、終わり。とかじゃなく、これから良い展開が続いて行くであろうという所でさり気なく終わっているのがいい。明るい未来が垣間見える終わり方はポジティブな気持ちで読み終える事ができるから。

    登場人物の投手はかつて甲子園で泣いた経験があり、今でもバカにされていたけれど、私は甲子園に出たというだけで、もう凄い事だと思うんだよね。たとえ一回戦ボロ負けでも、たとえ打たれまくってマウンドで大泣きしても、そんな事もひっくるめて青春だ。甲子園に出た選手をバカにする人なんていないと思う!うん。

  •  地方の独立リーグの球団事務所に勤める、バツイチ子持ちの茜が主人公。
     これまでの山本さんの作品同様、茜はとにかく頑張り屋でへこたれない。パッとしない野球チーム、アリゲーターズの事務局仕事のかたわら、マスコットの着ぐるみを着て応援もする。上司にこき使われながらも、離れて暮らす一人息子の健人と会えるのを楽しみにしている。
     茜を取り巻く一癖ある選手たちやユーモアあふれるサポーター、リーグ戦の行方ももそつなく書かれていて安心して読めるのだが、いまひとつ盛り上がらないまま終わってしまった感じ。茜のオシゴトを書きながらも、試合の勝ち負けやヒーロー談義の方に気を取られてしまったか。地方の独立リーグの球団はこんな感じなんだろうな、という雰囲気は味わえた。

  • オタクの夫と別れ、愛息子と地元に出戻ってきた茜は、生活費を稼ぐために息子を実家に預け、地元の独立リーグに属する野球チーム「アリゲーターズ」の球団職員となる。
    慢性人手不足、金不足のため、さまざまな雑事をこなすほか、球団マスコットの純情ワニ、「アリーちゃん」の中に入って応援のために踊る毎日だ。
    球団員はキューピー顔の泣き虫エースに、ピンクがラッキーカラーのため毎日ピンクのスーツを着ているゼネラルマネージャー、セクハラ大好きのエロジジイ監督に口が悪く態度も悪い元プロ野球選手のスラッガーと、個性派ぞろいの面々だ。
    右に左に翻弄されながら、ろくに野球も知らなかった茜が球団職員として奮闘する姿が愉快にさわやかに描かれている。
    山本節満載、というかんじで、この人の書くお仕事小説は本当に気持ちがいい。そして応援したくなる。
    定番のストーリーではあるけれど、気持ちのいい読後感だ。

  • 2017/5/17
    一生懸命野球をやってる人に、しかもその人の大ファンだと言いながら「自分だけが好きな野球を職業にして周りの人に迷惑をかける人生はおくれません!」なんて言っちゃう奴が周りを幸せになんてできるもんか!ばかやろう。
    と言ってやりたい。
    人を幸せにするにはまず自分が幸せじゃないとな。とよく言われることをまた思った。
    アリゲーターズはみんなを幸せにしてるよ。
    この後が見たいね。
    イチゴは入団したのかな?

  • 落ちこぼれ弱小球団。それもプロ球団ではなく
    独立リーグだという。

    いつの間にかチームが一丸になり
    いつの間にか勝てるようになり

    なぜそうなったか全く分からない。

    山本作品で俺のおばさんがワースト1だったが
    それよりつまらなさすぎた。びっくり。

    登場人物に魅力が感じられない。
    色々回収できていないのは毎度のことだけど
    やっぱり作品間リンクというか他の作品のキャラクター出てこないと
    ダメなのかな。。。と思ってしまう。

    何よりイチゴを彼と描写するのはいただけない。

    作品間リンク------------------------------------------

  • 主人公が独立リーグの球団職員。球団職員が主役なのは珍しくて、だからもう少し仕事の事を深く書いてほしかったです。試合の書き方も中途半端な気がしました。プロ野球でもプロポーズ始球式とかヒーローが球場に来たりしているのは茜と同じように、たくさんの人に球場に来てもらえるように頑張っている人がいるからなんですよね。安い給料で他にバイトしながら頑張る独立リーグの選手たちは応援したくなります。現実でもプロに行って活躍する選手たちが増えるといいな。だから頑張れ。ゴー!ゴ―!アリゲーターズ!

  • バツイチのシングルマザー茜が見つけた就職先は独立リーグに所属するアリゲーターズの球団職員。
    仕事は多岐にわたり様々な雑務に加えて球団マスコット「アリーちゃん」の中の人までもこなす!!
    野球には興味ないのに・・・・・

    山本幸久が描くドタバタお仕事小説!?

  • 山本幸久のお仕事小説。今回の舞台は野球の“独立リーグ”。私は野球が好きだしプロ野球の試合は良く見るのだけど、独立リーグって凄くシビア。月12万で、更にアルバイトまでしてそれでようやく暮らしていける程度なんだね。ノリ的には『ある日、アヒルバス』っぽいなー。山本幸久の小説の主人公の女子は大体どこか状況を冷静に判断しつつもガッツのある女性が多い気がする。“ホンモノ王子”への皮肉はハンカチ某王子への皮肉かな。2012/415

  • 独立リーグとはいえ、ろくなプレイができないお粗末なチーム。それがアリゲーターズである。熱意を捨てていない元名選手な笹塚が渋く、純粋にみえる。プロではなくても、勝ちたいという意識はチームの原動力に違いない。アリゲーターズに対する、選手や茜の意識を変えたのは彼の存在が大きい。どーしようもない現実は「なにくそっ!」と思わない限り変えることはできない。したいことに夢中になる。上を目指す意識を持つ。そんな大切さを描いている作品だね。

  • 幸福ロケットが良かったので、山本さんを追っかけてやろうと読んだ2冊目

    面白いのだけど、掘りこみが足りないというか甘いというかの部分があって残念。
    破天荒な設定でオモロい話を紡ぎだすのが小説のエエところだとしても、野球の部分はもうちょっとリアリティ欲しかった。それがないと、読んでいても世界に入っていけない読者もおります(ナントカ王子との対戦シーン)

    クセのある登場人物の活かし方も今一歩。続編あるならもっともっとキャラクターを自由に躍らせてやってほしいです。

  • #読了。茜は離婚を機に一人息子を連れて地元に戻る。そこで見つけた仕事は、プロ野球独立リーグに所属する弱小チームの球団職員。彼女はマネージメントをしつつ、マスコットの着ぐるみとしてチームに貢献、果たしてこのチームの行く末は。。。ありがちではあるが、心温まる話。

  • 劇的な出来事はないが、日々の中から何かを見つけ、少しずつ変わっていく。
    癖はあるけれど、愛すべきチームとスタッフ。
    そして応援してくれる人たち。
    明るく、前向きな気持ちになる。
    楽しく、ほっこりする作品。

  • 貧乏、弱小の野球の独立リーグの話し。がつがつと勝つために努力するという話ではなく、色々な小さなことの積み重ねで個々の選手が成長していく話し。したがって、何かキーとなるエピソードがあるわけではないが、ほっと一息いれるような形で進むストーリーは読んでいて温かな気持ちにさせます。

  • 不思議な本・・?に出会った・・・。
     
    ジャケ借り?
    タイトルとジャケットで借りた本作・・。
     
    と、ある独立リーグチーム と シングルマザーのお話なんだけど・・
    いや。読んでて楽しいんだけど・・。
    これ・・作者は何を伝えたかったのかなヽ(^o^)丿???
     
    うむむ・・俺の読解力が乏しいのが・・ナニヨリ申し訳ないのだが・・
    ・・ちょっと『???』だった。
     
    でも、楽しく軽快に読み進められる書籍でした(*^^)v
     
    誰かに紹介?推薦?したいと思ったので・・レビュー(※俺はそもそも読んだ全書籍をレビューしてる訳ではない)。
     
     
    汗をかこう!その先に何かが有るさ!!!・・・・・・・・多分。
     

  • アリーちゃん、バク転するかと思った。

    最後、健人くんが助けにきてくれてよかった。

  • あとになにも残らない感じ

  • セにもパにも程遠い、地方の独立リーグ・アリゲーターズに離婚後勤務する事になった主人公・茜が体験するお仕事小説。
    爽やかさと元気さがありましたが、楽な気持ちで読める分、大盛り上がりには欠けたかな、という印象。野球経験のあるエピソードを出したのに、イチゴが実際チームに加わるシーンが無いのが勿体無い気がします。
    とはいうものの、相変わらす安定した面白さで読後感も良し、でした。

  • これも「お仕事小説」なのかな?
    独立リーグの弱小野球チーム、アリゲーターズに勤める茜は、バツイチのシングルマザー。
    事務作業から着ぐるみの中の人まで何でも屋状態の彼女が、最下位崖っぷちのチームと共に奮闘する物語。
    いやいや、山本さんの小説だから、絶対に悪い方向には進まないという安心感もあって、最後まで気持ちよく読むことができました。

    あとは茜が誰とくっつくのか?
    芹沢よりは荻野目くんがいいと思うぞ、一回りくらい年下だけど。

  • 藤本茜は,離婚して子供を実家に預けながらワンルームマンションに住み,地元独立リーグの球団「アリゲーターズ」の職員として,さらに着ぐるみ「アリーちゃん」の中に入っても奮闘する。
    ちょっとしたことがきっかけでチームの人気が上がり,それが少しずつチームに変化を起こす。

    登場人物それぞれの背景や野球に対する情熱が楽しい。

  • 10/19 読了。評価のみ。

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著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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