- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087714333
作品紹介・あらすじ
信長の娘として生を受けながらも、母を知らず、孤独のうちに育った冬。父の命により蒲生氏郷のもとへ嫁ぎ、想いを交わしあう幸せな日々が訪れるが-お市、茶々、江、ガラシャ…姫たちの戦いに翻弄されながら、ひたむきに歩んだ女人がいた。今もっとも注目を集める時代小説の旗手が、命を吹き込む新たなヒロイン。
感想・レビュー・書評
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戦国時代に生きた人の心の内を歴史の流れは変えずに繋げていることに感心してしまう。例えば、加賀の陣から離脱した秀吉は二重人格者あるという設定であったり、お市の方は中毒者であったりと事実とはおそらく異なる設定なのだが、手を叩きたくなった。
人としての理性を持つ人が生きるのは難しかったのかもしれないと思ってしまう時代の中で、信長の娘としての誇りを持って生きていくヒロインのいくさに挑む心が美しい。
歴史小説は登場人物、歴史の動きを知ることができるので、読み終えた時にちょっと勉強した気になってしまう 笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歴史の中で一番面白い戦国時代が背景で、あまり知られていない、信長の娘である「冬姫」の一生を描かれた物語。
「冬姫」を始めとする信長の娘については知らなかったし、蒲生家についても知らなかったので、触れる事ができて良かった。
時代小説は面白いけど、独特の言葉や、難しい言葉が多く使われている事が多くて、時々読み進めるのに苦労する事があるけど、この作品は言葉がわかりやすかった!
誰もが知っている歴史上の人物が、独特の個性で描かれていて、冬姫と絡んでいるのが面白かったです! -
信長の娘の1人。
その存在はなんとなーく知っていたけれど。
初めてその人生をじっくりと知ることができました。 -
本当に葉室麟が書いた?ってくらい面白くなかった。
女書くの、下手? -
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暫く時代小説を読んでいないなと思い至り、昨年末の訃報から未読の葉室麟さんの作品を何か読んでみようと思い手にした一冊。葉室さんを作家読みしている友人の勧めもあり、安心して読みましたが…うーん…。葉室さんの作品にしては毛色が違うという話も此処で見かけましたので、他の物も読んでみようかな。
「女いくさ」がテーマな所為か、昨今のスイーツ(笑)大河ドラマっぽいなあとか…。冬姫が万能すぎるファンタジー、とバッサリ行きたいところですが。ほぼ背景になってしまっている物の、数々の名将たちについては、好きな人を裏切らない格好良さをきちんと描き切っているので、其処は流石と云うべきところなのでしょう。 -
2016.12.15
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2016.09.14
武士道に勝るとも劣らない織田家のおなごの生き様。清く、迷うことなく、美しく、そして物悲しい姫様(冬殿)の一生であった。この冬姫から見た、秀吉や茶々はまた違う面を見る様で面白かった 。
冬姫に恋するのがわかる気がする。又蔵ともずが憐れでもある。