猫怪々

著者 :
  • 集英社
3.67
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本棚登録 : 198
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087714340

作品紹介・あらすじ

その子は、雨上がりにやって来た。数多の病と、この世にいないモノを引き連れて。拾い猫との怪しくも愛しい日々を綴る家猫奇譚。

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと怖い話が読みたいかもと以前アンソロジーで印象的だった加門さんのを図書館で借りたらホラー風味の「育猫」エッセイだった。猫も飼ってないし見えたりしない体質の私。猫を愛する故の暴走ぶりが面白く怖くて独特の読後感。

  • 最初はオカルト部分をおっかなびっくり読み進んだが、単に猫バカ化した飼い主のお話だった(笑)人が猫を選ぶのではなく猫が人を選んで(見込んで?)やってくるとは、思わず納得してしまう。今度じっと見つめられた時には質問してみようと思った私もただの猫バカ。

  • ややオカルト要素入りの、猫バカめろめろエッセイ。ほんっとものすごい猫バカだなーと思いますが。その気持ちは、分からないでもない。かく言う私もきっと猫に取り憑かれているのでしょうね。
    少しぞくぞくしたり、くすりと笑えたり、ほろりとしちゃったり。猫とホラーが好きな人には断然お薦めの一冊です。装丁もとてもラブリー♪

  • 猫を飼っているので、とても興味深く読みました。

  • 不思議な作家に所にやってきた、不思議なネコの話。
    動物を飼うという事は大変だと思うと同時にやっぱりネコは不思議な生き物だと感じます。

  • のの という名前のなんとかわゆす事

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「なんとかわゆす事」
      えっ怖い話じゃないの?だったら文庫化したら読んでみようかな。。。
      「なんとかわゆす事」
      えっ怖い話じゃないの?だったら文庫化したら読んでみようかな。。。
      2012/12/25
  • 所々に怪異の出てくる、拾い猫エッセイです笑

  • 病気で危うい子猫と出会い新しいマンションでの生活と子猫と著者の育ネコ日記、
    しかし不思議?奇怪?なことが起こりはじめていく。
    著者のネコ愛が素晴らしい

  • ある日、瀕死の猫ののを拾って様々な不思議な体験をしていく。猫は自分の面倒を見てくれる人間(下僕)を実は選んでいる。という文章をみて納得。白血病をもっていても本猫気にせず元気というのをみて、そうそう、猫ってやっぱり自分の楽しいこと優先なんだよ、と笑ってしまった。猫バカは共感できるとこが多かった。

  • 加門さんのエッセイすきなので最近読んでるけど、ひたすら猫のはなしでした!猫好きにはたまらないなあと思います!でもだいぶ猫への想いが強すぎて、途中すごいな…そこまでするのか…と思ってしまいました。
    最初の方の動物霊のはなしがめちゃめちゃこわくて、夜には読めなかった…

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著者プロフィール

加門七海
<プロフィール>
東京都生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』でデビュー。伝奇小説・ホラー小説を執筆するかたわら、オカルト・風水・民俗学などへの造詣を生かしたノンフィクションも発表。自身の心霊体験をもとにした怪談実話でも人気を博す。小説に『203号室』『祝山』など、ノンフィクション・エッセイに『大江戸魔方陣』『お咒い日和』『墨東地霊散歩』『加門七海の鬼神伝説』など、怪談実話に『怪談徒然草』『怪のはなし』など多数。

「2023年 『神を創った男 大江匡房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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