- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087714425
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
廃校が決定し、春には取り壊される高校。最後の卒業式の一日を描いた、連作短編。
将来への、不安と希望。甘酸っぱい恋と、切ない恋。
セリフこそ今どきだけれど、高校生の揺れる気持ちは普遍的で、共感。
時にじーんとくる、さわやかな青春小説。
すがすがしい読後感。
http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-5d85.html -
卒業式にまつわる少女らのちょっと切なめなお話たち。
誰かの体験談?っていうくらい実際にありそうな話で、素直に高校時代を送った人は、これを読むときっとなんらかの記憶が呼び戻されるんだろうなって思いました。
どの話もハッピーエンドというわけではないけど、青春まっただ中にいる爽やかさと彼らのいく先にある何か明るいものを感じることができます。
とてもすっきりとした読了感です。 -
桐島の時ほどテンションは上がらなかったけど、やっぱりこの人の作品が好きだなと思った。
女子高生の心理描写に磨きがかかってる…
「エンドロールが始まる」
作者は女子高生でこういう経験をしたことがあるのだろうかというくらい。
先生に少しでも近づこうとする細かい努力の描写は流石だと思った。
「屋上は青」
新しい道に進んでしまう、対極上の幼馴染。
ないものを持っている、と互いに思っている。それでも、尚輝の不安や覚悟に気付けなかった。
そこに気付いたラストシーンの描写が素晴らしかった。 -
桐島のあとに続けて、同作者の「少女は卒業しない」を読んだんだけど、これがかなりみずみずしくて良い小説だった。「桐島~」よりも格段に上手い。
-
朝井リョウ、はまってしまった
統廃合する高校の卒業式の話。
いろんなところに散らばる青春のかけら。
まぶしくて、きらきらしている。
自分は通り過ぎてしまったから
余計うらやましくて感情移入してしまっていた。
まだ読んでいない本もあるので、
これからもっと読んでみたいと思います。 -
【森の中の図書館大賞 第7位】
卒業式の日のそれぞれの恋物語❤甘くて切ない。
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/