- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087714524
作品紹介・あらすじ
あなたが愛した記憶は誉田哲也氏の作品で、氏の作品としては珍しく事件ものを取り扱っています。
氏の作品らしい残酷な描写も如何なく使用した臨場感と、大きな展開の変化がある事が特徴であり、それでいて結論部はしっかりと纏められています。じわじわとした盛り上がりを感じさせる作品で、読み応えのある一冊に仕上がっています。
感想・レビュー・書評
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赤ん坊を殺した罪で収容されている曽根崎を訪れた弁護士の佐伯は、自ら通報し逮捕されたという彼がその犯行について口を閉ざしているせいで困り果てていた。
周辺の話では、そんなことをするはずがないという彼がなぜそのような凶行に及んだのか、それはとある連続殺人事件が関係していた。
非現実的なものが絡んでいるのに、あまり違和感なく読めた。
こうだろうなあって予想できる部分と、そこに気を取られていて予想外な所から急に球を投げられる部分で、驚かされてしまった。
久しぶりに誉田哲也さん読んだけど、サスペンスものが相変わらずお上手ですね。 -
ちょっとエグい。
エグい場面を想像しなければいいのだろうけど、浮かんでくるんだもん。
精神が次の世代に受け継がれていくのは興味あるが、不滅というより終わりがあるほうが人生は充実しそう。
最終的に育ててきた赤子の命を断つのは勇気ある決断だなぁ。 -
ありえない話は苦手だけど、ありそうというか、面白くて、いや、怖くて?引き込まれた。
生まれ変わりたいと思うことはあっても、本当に生まれ変わったらいろいろ面倒だなぁ…歪な人間関係になりそう。
ましてやゾンビ的な悪い奴が…
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途中までは、ただの推理小説のようなものかと思って少し退屈な印象を受けたが、中盤から色々繋がってきて、最後は驚く展開だった
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遺伝していく記憶を残すためだけに、女性を強姦し続ける犯人に、同じ記憶を持った女子高生・民代が立ち向かっていく。少しホラーっぽいかな。ラストも途中で分かってしまい、テーマは面白いけど、結局普通かな。
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予想つかない展開で面白かった。長いけどそこまで重くない
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なんか思ってたのとちがう感じ。
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話全体がネタバレを拒否している為あまり内容については書けないのですが、誉田哲也さんの書くサスペンスは全体像を俯瞰で見てもグロテスクで歪んでいます。ストロベリーナイトの時点で心が拒否していたのですが、武士道シリーズが大大大好きなのでまた再チャレンジしようと心に秘めておりました。
この方スピード感のある読ませ方が本当に上手い。ぐいぐい読まされてしまうので人気が有るのが頷けます。そして僕にとってはきつい展開が山盛りでどうも受け付けない感じなのであります。
そもそもメインとなる設定が相当厳しいというか、アイディアとしては面白いなと思ったものの、その設定作りがかなり浅めなのでもっと堅牢な設定が欲しかった。ちょっと思いつきで書いてしまった感が有りました。
でもホント先が気になって一気に読んでしまいました。 -
岳彦は排卵と生理の法則を学んでおけばよかったと思うよ。