あとは泣くだけ

著者 :
  • 集英社
3.23
  • (4)
  • (32)
  • (62)
  • (12)
  • (1)
本棚登録 : 338
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087714739

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 触れられない光→母親、婚約指輪 おぼえていることもある→初めてちゃんとすきになった女性
    被害者たち→DV あの頃の天使→彼女の為に部活も勉強も頑張れた、父親の転勤 呪文みたいな→パワーストーン、秘密の友達 恐れるもの→切迫早産、アンクネット、結婚式スピーチ  先生、→図書館での先生との再会、赤ボールペン
    どの話も本の題名通りハッピーエンドとはほどとおいものだったし、とても切なかった。でも読んでいて嫌な感じはひとつもしなかった
    恋愛ってひとりのことじゃないから自分の思い通りにはいかない。どの話も自分だけ幸せになるってわけにはいかないんだなとつくづくおもった。 

  • 『あとは泣くだけ』のタイトル通り切ない恋の終わりを描いた短編集。加藤千恵さんの小説に出てくる男ってどうしてこんなにもダメな男ばっかりなんだろう…。たくさん恋をして色んな人を好きになっても忘れられない恋は誰にでもあるはず。加藤千恵さんの日常の掬い取り方は本当に上手い。日頃から良く人を観察しているのだろうか。2012/672

  • 先生、

  • 静かで優しい話。収録されている短編すべてが過去の恋愛を思い出しているので、今は考えるだけでどうすることもできないのがもどかしい。
    贈り物のなかではいくつか出てくるアクセサリーが印象的だった。きらきらもどろどろもしていなくても魅力的。

    「あの頃の天使」が可愛くて好き。

  • いくえみ綾の装丁がぴったりの短編7つ。

    「触れられない光」…プロポーズされたけど母親を置いていけない。婚約指輪。
    「おぼえていることもある」…女の家を転々としてきたけれど、初めて本気になった相手に捨てられてしまう。彼女からもらった本。
    「被害者たち」…他の人と結婚した今も暴力をふるうかつての彼と心の中で会話している。罪滅ぼしに買ってきたワタリガニの缶詰。
    「あの頃の天使」…転校してしまった中学時代の彼女。餞別のお返しにもらったたまごっち。
    「呪文みたいな」…一匹狼のようなクラスメイトから唐突に話しかけられ、誰にも内緒で誰よりも親しくなる。パワーストーンのブレスレット。
    「恐れるもの」…流産してから距離が生まれた夫を試すように彼の見知らぬアクセサリーをベストのポケットに入れる妻。不倫相手からもらったアンクレット。
    「先生、」…高校時代の先生と再会し、恋愛感情を持ってしまった女子大生。先生が使っていたボールペン。

  •  プレゼントをきっかけに

    「触れられない光」プロポーズされたが、母が私を話さない。
    「被害者」DV。幸せになったのにプレゼントが捨てられない。
    「あの頃の天使」引っ越してきた子と付き合うことになるが、また引っ越してしまう。
    「呪文みたいな」高校の外でだけパワーストーンのことで親しくなった。
    「恐れるもの」流産後、パート先の社員と関係を持つようになるが夫は気付かない。
    「先生、」高校時代の先生との再会。

     読後感はいいわけではないが、読みやすいし読んでるとはまってしまう。うまくいえないが加藤さんの作品好きです。

  • 一番最初の母親と娘の話が好きです。
    自分自身にああいうことが起きたら嫌だけど…
    全体的にモヤっとする感があります。
    スッキリ終わりたい方にはあまりお勧めできません。

  • 短編集

  • 「贈り物」から浮かびあがる、人生の光と陰。婚約指輪、古びた本、たまごっち、ボールペン・・・あなたからもらった「もの」をきっかけに溢れ出す、7つの物語。せつなくも愛おしいテーマ短編集。

    各話の主人公が、ある物を手に過去を思いだし回想していくというお話です。タイトルの通り、「あとは泣くだけ」。
    物と思い出は切っても切り離せず、なんとも切ないエピソードが多かったです。
    加藤千恵さんはやはり長編より短編の方が好きだな。

  • 図書館。
    加藤千恵の本はいつもおんなじことばっかり書かれてて、
    なにか特別なものがあるわけでもないのになんでか読んでしまう。
    彼女が17歳でそのときわたしが18歳だったことがある限り読んで、
    ああ、またこんな話かって思うんだろなあ。

全48件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1983年、旭川市生まれ。2001年、歌集『ハッピーアイスクリーム』で、高校生の時にデビュー。現在、小説・短歌・漫画原作ほか、幅広い分野で活躍。著書に『ハニー ビター ハニー』『あかねさす』など。

「2019年 『ラジオラジオラジオ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

あとは泣くだけのその他の作品

加藤千恵の作品

ツイートする