あとは泣くだけ

著者 :
  • 集英社
3.23
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本棚登録 : 338
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087714739

感想・レビュー・書評

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  • タイトル通り、「あとは泣くだけ」という言葉がぴったりの終わり方の物語たち。たまごっち、赤いボールペン、アンクレット…かつてときめきの隣に居た、今となっては遺品に近しいものたちに触れて、「あの頃」を思い出す…そんな物語運びでした。加藤さんのお話はさらりと読めすぎて、正直記憶に残らないものが多いのですが、読書中のドキドキとか、読んだ後の余韻が好きでそれに触れたくて繰り返し読んでしまいます。

  • とても読みやすい本でした。
    でも、胸がちょっと苦しくなるような、ほろ苦いお話でした。

  • 泣いたら、全部忘れられるんだろうか。


    あとは一人で泣いて終わりにするしかないんだろうか。


    二人で続く未来はもぅないんだろうか。

    泣いたからって終わりにできない、けど
    泣いて終わらせたい。

  • 鋭い。久しぶりに人の気持ちが丁寧に描かれた作品に出逢えて
    励みになった

  • 2012.12

  • わずかな疼痛が胸によぎるような短編が集められている。
    人との関係をうまく築けない、不全なかたちでの恋愛が特に多い。
    感傷的ではあるけれど、わかる、という部分もある。

  • 短編

    孤独な母を置いては行くことはできずに恋人と別れた阿弓

    女に不自由しなかったおれが唯一好きになってあっけなくふられた人のこと

    今も胸の内に確かに存在するかつての恋人と暴力

    転校生との順調だった筈の恋愛は、家庭の事情ゆえに儚く壊れていく

    女子高で孤立していた里実との短期間だったが充実した友情

    流産をしてから夫とセックスレスになった妻の思い

    高校時代の先生と再会し、芽生えてしまった感情

    自らの力だけでは変えることのできないことやもの。
    あとは気のすむまで泣くしか他に方法はないだろうというものばかり。

    希望がないねー。
    話の終わりかたがあんまり好きじゃない~)^o^(

  • サラッと読めた。読みやすかった。でもハッピーエンドの話が好きかも。

  • 帯に“昔好きだった人に会いたくなります”と、わたしの好きな作家さんのコメントがあったので読みました。「あの頃の天使」「呪文みたいな」「先生、」がとくに好きです。

    好きだった人に会いたくなったかというと、そうでもなかったです。わたしはまだ会いたいと思えるほど好きになった人がいないのかなーと感じました。

    あとは泣くだけ というタイトルが本当にぴったり。

  • ちょっと苦い、大人のラブストーリー。
    短編集ということもあり、読みやすいです。
    加藤千恵さんの本は、とてもリアルで、友達にこういう悩みを抱えた子がいるかもと、そう思えるくらい。

    甘あまな恋愛じゃないところが、いいです。

    個人的に好きなのは、「あの頃の天使」。大人の恋愛じゃなくて、青春時代の甘酸っぱい恋愛がなんともいいです!

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著者プロフィール

1983年、旭川市生まれ。2001年、歌集『ハッピーアイスクリーム』で、高校生の時にデビュー。現在、小説・短歌・漫画原作ほか、幅広い分野で活躍。著書に『ハニー ビター ハニー』『あかねさす』など。

「2019年 『ラジオラジオラジオ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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