- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087714784
作品紹介・あらすじ
年齢相応、快適、お洒落な衣類や小物はどこにある?中高年女子すべてに贈る衣類探索修業エッセイ。
感想・レビュー・書評
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アラフォーと呼ばれる世代に差し掛かってから、服を着てみて「こんなはずじゃなかったのに」と感じることが格段に多くなってきた。単に太ったということじゃなく、運よく多少やせても、なんかしっくりこない。服を買った数年前と明らかにシルエットが違うのである。…これが、加齢による体型の崩れかと、ようやく認めるようになった今日この頃。
イタくならない程度の若作りはしたいが、老け込むのも嫌だしな…好みと現実、これからどう折り合いを付けていけばいいのよ?と思っていたところに群さんのファッションエッセイ!群さんの作品、読むのは実に久しぶりなのだが、ユーモラスな語り口は健在。お洋服トホホにぷっと噴きつつも、収納・着回し・夏や冬の乗り切り方などなど、誰もが悩む洋服問題について「ああ、そんな方法もあるか!」と気付かされた(私も小柄が悩みなので、色々参考になりました)。ノウハウ本ではないので、結論の出ない章が大半だけど(笑)それはそれで、共感する点がたくさん。
読んでいて、やっぱり群さんは一世代、二世代上の人だなと思う。「いいもの」を知っており、1枚の服を大切に愛おしんで着るということを心得ている。
群さんのファッションエッセイといえば、約16、7年前に「かつら・スカーフ・半ズボン」という作品を読んだことがあり、こちらも群さんらしいオシャレの楽しみに溢れていて、面白く読んだ覚えがある。ファッションを仕事としている人以外で、ファッションエッセイを2作品読んだのは多分初めて。群さんも自分も月日を重ねてきたのだなぁ…なんてちょっと感慨深くなりました。
いくつになっても、おしゃれ修行の身なのだな。何が今の自分に似合うものなのか、満足することなく常に模索しながら楽しみ続けよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
身に付けるものに関するエッセー。
私も、群さんと同じような感じなので、そうだ!そうだ!と思えることたくさんあった。 -
群ようこさんが、服についてのあれこれを綴ったエッセイ集です。
ご自身の洋服の遍歴や服選び、最近の安い服事情や、ちょっと驚いた話など楽しく読みました。いまいちだった経験では自分への突っ込みが鋭くて可笑しい。
親しい人に話してくれるような語り口につられ、話に引き込まれてしまいました。業界の人のアドバイスではなく、自分と同じ目線の群さんのことばは、共感することしきりで、とても興味深く読みました。
体型や雰囲気にあっていて似合う納得する服は、誰も教えてくれない。
自分で考えて見つけるしかないんだっていうのも、歳をとって私自身も思っていることでした。
最後の章で群さんがたどり着いて思っていること、こうしたいなぁという気持ちが穏やかで清々しいです。 -
筆者が五十代後半の頃に小説すばるで2年間に渡って連載された、主に女性の衣服に関するエッセイ。自身の体験や身近な人達の衣服に関する話題を筆者が得意とする自虐ネタを大いに交えて語る。
軽い毒を時折含みながらもクスリと笑わせてくれて、安心して楽しんで読める。と同時に、男性より女性の方が着るものに対する悩みが非常に多いことを改めて知らされる。 -
何かしなくては…
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暮らし
ファッション -
2018.9.8読了。図書館で借りた。
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イラストの羊がとっても可愛い♪( ´▽`) 作家だと写真なかなか見ないから、どんな服着てたっけ、この人?って考えちゃうわー。
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さらりと読了。