ストレイヤーズ・クロニクル (ACT-3)

  • 集英社 (2013年4月5日発売)
3.34
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784087715064

作品紹介・あらすじ

新感覚アクションシリーズ堂々完結!
異能を持つ昴たち。仕えてきた政治家・渡瀬の企みが明らかになり、対決姿勢に入る。敵も味方もわからない状況で、人質となった仲間を取り戻しに軍事演習場に向かうと、宿敵アゲハの姿があって…。

感想・レビュー・書評

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  • ついに完結。
    この巻というか全体的にアゲハが主役のような物語であった。
    アゲハの哀しみが心にズンときた。彼らは、どれだけひどいことをされて生み出されたのか…
    そんな彼らが自分の命を犠牲にして戦う。渡瀬を倒すために。
    ただそれだけの為に生きてきたのかな。
    昴と暗殺者との戦いはすごかった。昴の冷徹さに驚いた。

  • 完結編。まさかの岬さんと途中まで大興奮しながら読んでました。真ん中らへんで展開が読めだして中だるみしましたが、最後はアゲハ、渡瀬、亘とこうなってしまうのねと納得して読み終えました。最初の2作では思わなかったけど、この作品って現代版のサイボーグ009なのねなどとも思いました。

  • なんとか読み切った、という印象が強くある。
    異能を持つ者たちの哀愁や通常の人間との違いは描かれてはいるものの、それらを隔てるものは描かれていなかったり、漫画のような描写が延々続いたり、と作風を大幅に変えようとする姿勢が見られる。
    だが、見られるだけで基本的な所の改善には至っていないのが正直なところだ。
    暴力描写も取ってつけたようで、「ほら! 派手だろ! クライマックスって感じだろ!」と言われているような雰囲気だけは伝わってきた。
    合間に挿入される挿絵が多く、これならいっそ原作に回って誰かに漫画化してもらった方がよかったのでは、と思えた。

  • 最後まで漫画だった!
    しかし渡瀬の動機だけイマイチよくわからない…
    あと、静いらなくないか⁇

  • 2018/3 2冊目(通算34冊目)。自分の理解力の無さなのか、話が好みに合わなかったのか。シリーズを3冊読んでも話に入り込むことが出来なかったのが正直な感想。話に魅力を感じることが出来なかったのは残念なので、映像化されている物を見てから再読してみたいと思う。

  • 敵の敵なのに敵であるアゲハに、少し好意を持ち始めたり。
    最後はなんだか、ハッピーともバッドとも言えない微妙な終わりでした。

  • あれ?なんかサクッと終わってしまったんですけど・・・ 
    殺し屋『武部』は完全に騙されました。 まさかああいう展開になろうとは・・・ 
    なんか 渡瀬も小物感ありありだし、亘の変化もなんか安易だったなぁ~3巻引っ張ってこんなものかと・・・。 他のキャラも放りっぱなしの感じするし。 
    ちょっと尻つぼみが残念!
    でも、ラストはちょっと希望がもてたかな? 

  • 終わってしまった。想像はしていたが最後の戦いはかわいそうだった。


    一番インパクトがあったのが
    前半の殺し屋武部の話。
    おどろいた。そばにいたものにも驚いた!
    武部の正体がわかってから
    謎がとけた部分があった。
    武部が豆腐屋から、おからをもらう
    ”普段は使わないのだが・・・”という
    台詞に?殺しにおから?なんて安直に思って
    何に使うんだろう?って気になっていたが
    謎はとけた。


    残念に思ったのは亘のところかな?
    やっと登場したのにちょっと話が少なかったかなって思った


    ラストの戦いも、もっと長くてもよかったかな
    楽しみにしてた分、ちょっと物足りなかった感はあった。


    でも、3巻読んで全体的に面白かったです。

  • 超能力高校生が戦うお話。実写映画化の原作です。全3巻。

    本多孝好さんの小説は本当に好きなのですが、本作は、もう、いろいろな意味でX-MENです。X-MENのスケールを小さくした版です。でも本多さんの小説は面白いんです。それは間違いなく言えます。まずは『チェーン・ポイズン』をオススメします。

  • 2015/8/3(月曜日)

  • そして一気に完結編。映画よりよっぽどいいじゃん! 好きやなあ、こう云う終わり方。ここで映画のこと書くのは違うけど、なんであんなにしたかなあ・・・ 映像化されてるのを先に見たので、文章で書かれてるのがイメージできて良かった。ただ、その通りには映画化してないので、そこは応用が必要ですが。とにかく意外に楽しめた。

  • 4巻位にしてもう少し丁寧に書いてくれると良かったな。面白かったけど。

  • 意地でラストまで読んだけど、結局救われない話だったなぁ。遺伝子操作や実験によって「造られた」特殊能力もつミュータントってのは「ダーク・エンジェル」とか「X-MEN」とかのが背景とか同情できる。なんかむやみやたらと人殺しすぎるのは、未来がないから生に対する執着もなくて、でも最後は昴たちと生き残ったアゲハたちは和解っていうか痛み分けっていうか…。う-ん…。

  • 映画化されると知って、どんな話か興味持って読みだしたら面白く続けて読みました。

  • 新感覚のアクションが、今一つ理解できないまま終わってしまった。荏碕昴と武部の戦いは緊張感もあり、岬さんと優美の正体も意外性があり、面白かったが、超能力者同士のバトルに予想を超えるものがなかった。

  • 3作読み終わり。
    初めは漫画的で表面的な小説かと思ったけど、思った以上に内容は深かった。
    ラストは読者に委ねる形。どうなっただろうと想像できて楽しい。

  • Act1~3をまとめて。
    作者らしからぬ戦隊ヒーロー物。哀しさが漂うが淡々とした文体で沈み混むような気持ちにならずに済んだ。たまにはこんな作風も良いかも。

  • 殺し屋の正体にやられました。
    結局昴達は、誰が何の目的で作られたのかわからないまま。
    ラストに少しの希望があるので良かったかな。

  • 2013.04.17読了。act-1ではあまり好きではないと思っていたけれど、どっぷりハマりました。アゲハの友情に泣けた。
    実験的に、超人的な能力をつけられた人同士の、そして権力者との争いを描き続けた第3話、完結編。暴力的な描写とか好きじゃないのに結局どっぷりはまってしまったのは、やっぱり本多孝好の文章が自分に合っているのだと思い。岬さんには驚愕。
    充分楽しめたけどでも、また、いつもの本多孝好が読みたいな。

  • ストクロもact3をもって完結。風呂敷を拡げた割にしりすぼみでもったいない。昴たちが意味ある改造だとしたら、学たちはマッドサイエンティストの好奇心の結果で。アゲハと名乗る彼らの怒りはごもっとも。渡瀬が意図した未来とアゲハの存在と。釣り合いがとれてなくてなんだかな。

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著者プロフィール

1971年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1994年「眠りの海」で小説推理新人賞を受賞。‘99年、『MISSING』で単行本デビュー、「このミステリーがすごい! 2000年版」でトップ10入りするなど高く評価され、脚光を浴びる。以後、恋愛、青春小説を超えた新しい静謐なエンターテインメント作品を上梓、常に読者の圧倒的支持を得ている。その他の作品に『正義のミカタ』『MOMENT』『WILL』『魔術師の視線』『君の隣に』など。『dele』では原案と脚本を担当し、山田孝之と菅田将暉主演でドラマ化された。

「2021年 『チェーン・ポイズン <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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