2.43 清陰高校男子バレー部

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 586
レビュー : 84
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087715231

作品紹介・あらすじ

きっと、おまえとなら越えられる──。田舎の弱小男子バレーボール部に、東京の強豪校からワケあり選手がやってきた。目指すは全国! まぶしいほどに純粋、てれくさいほどまっすぐな長編青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • なんて素敵な青春小説!スポーツに夢中になっている子どもたちにとんと弱い私にはたまらない1冊だった。
    清陰高校バレー部の子たちそれぞれみんな良い味出していて、男の子の世界に憧れる気持ちを久しぶりに感じた。こういう雰囲気は女の子では出せないし体験も出来ない。だからこそ、荊ちゃんの気持ちが痛い程に分かった。
    もっともっと、清陰高校男子バレー部を見ていたかったなぁ!最後のページに辿り着くことが寂しく感じた。

  • ハイキュー!にハマっているので本屋さんで見かけて、似てるなーと思いつつ後日読んでみました。

    ポジションがセッターだとかライバルのスター選手とか春高目指す無名校だとか、たしかにいろいろかぶってる気もするけど(パクリというわけではなく)主人公がワケあり天才少年なんていうのは「バッテリー」でも「風が強く吹いている」でも「一瞬の風になれ」でも(これは準主人公だけど)そうですしね。こういう青春小説は大好物。

    地方色ゆたかなところが特徴なのかな。
    たくさん登場人物出てくるけど、みんな魅力的です。イラストもイメージに合っててかわいい。
    バレーの描写もルール説明も含め文章だけでもちゃんと伝わってきた。熱血主将の小田くんが好きだ。

    棺野くんと荊ちゃんのその後がめちゃくちゃ気になります!

  • バレーなんて全く興味のなかった黒羽は、転校生の灰島に影響されて部活動を開始。壁井ユカコさんらしい、憧れと妬み、そして青春あふれる作品でした。やー、面白かった!こーゆーの好きだわ……スポーツものはたまにいいのに当たるときますね!
    灰島のかたくななまでのバレーしか考えていない人間っぷり、黒羽はそれより柔軟なだけに周囲と自分との距離感にかゆみを感じたり。そんな二人が中学では「失敗」し、高校でバレー部のみんなと出会う。二話は別の先輩のラブコメなんですが、これがまた好きじゃー!愛いやつらすぎます……!お互いにコンプレックスを抱えつつ、ついつい見てしまう感じがええ。ラストにも出てきてくれてうれしかった!お互いに欠けたところのある登場人物たちが、その空白を埋めるのではなく、抱えたままもだえて、でもジャンプしていく様が快感。おすすめです!

  • もう、自分には絶対に戻ってこないあの頃に浸れる、本の醍醐味。
    人生、いつからでもやり直せる…というけど、こればっかりは取り戻せないもんなー。
    それに、絃子ちゃんも言ってた男子独特の雰囲気、あの感じ。それもやっぱり女子では体験できない気がするし。
    次が楽しみ。

  • 分かりあうってのはとっても難しいことだね。
    高校生活という、短くて貴重なこの時間に、精いっぱいぶつかり合える姿を見て、とてもうらやましく思う。
    私には無かった時間。

  • 高校男子バレー部もの。

    東京から福井の中学校に転校してきた灰島。就学前には一緒に遊んだ記憶がある黒羽は、灰島とまた一緒になれたのが嬉しかったのに、久しぶりに会った灰島は他人を寄せ付けない雰囲気。
    東京ではバレーの強豪校でならしていた灰島。
    黒羽もバレー部だったが、その時バレー部はきちんとした活動もせず、練習さえサボりがち。しかし、灰島のバレーをする姿に、黒羽が、そしてチームのみんなが、全中にむけてがんばり出す。
    バレーの才能はあるが、人の気持ちがわからない灰島。
    身体能力は抜群なのに、性格がヘタレな黒羽。
    一度まとまったチームは、その能力の差を見せつけられて、またバラバラになってしまう。
    高校に進学した彼らを待っていたのは・・・


    それぞれに不器用で、バレーにひたむき。高校での先輩達も個性がひかっていていい。バレーを見たくなる、応援したくなる物語。

  • 地方の弱小バレー部の青春小説。

    お互いの力を認め合っていて、大切な仲間だという認識がありながらもなかなか歩み寄れないユニチカのコンビがもどかしくもあり、どこか微笑ましくもある。
    黒羽のお馬鹿さん加減は彼の良いところでもあるけど、もうちょっとどうにかならんものか。

    ユニチカも良いけど、私としては荊ちゃんと棺野の話がやっぱり好き。
    女としての自分が疎ましくて、どんどん自分を追い越していく同級生の男の子に嫉妬しながらも焦がれてしまう・・・こういう思春期の少女の心の揺れみたいなものにすごく惹かれる。
    男勝りな女の子とひ弱な男の子が成長する中で、力関係なんかも逆転していくその過程が、少年少女特有でなんか良いなぁと思う。

    そして登場人物達が話す福井の方言も◎

  • 壁井さんらしい、さわやかだけどどこか歪んでる青春もの。

    途中で腐るかとおもいましたが腐り切らなくてよかったです。淡い恋心みたいな感じは好きなのでこのままでいてほしいなぁ。

  • 真っ当な青春小説でした。みんながスタートラインに立ったところでおしまいだったのでその後が気になりますが、問題と言える部分が全て解決したから、物語の完結としては、上々だと思います。
    ホント春高出られるから良かったけど、そこは庇うとかそういうんじゃなくてさ!黒羽!とちょっと説教したくなりました。
    しかし、黒羽はいい主人公だった。
    おまえのエースになりたい。とか、そういう台詞一つ一つがすごく直球で、青春らしいわくわくが止まりません。
    いい本でした。

  • 荊ちゃんと棺野のコンビが可愛かった。

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