岳飛伝 8 龍蟠の章

  • 集英社 (2014年2月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784087715514

作品紹介・あらすじ

中華の外の地域で変化が起きていた。西遼では耶律大石が死に、南方では秦容が街を拡大した。同じく南方に来て、基盤作りを始めた岳飛を南宋の軍が狙う。また梁山泊水軍を韓世忠軍が襲った。

感想・レビュー・書評

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  • 老害化が著しい

    誰の?

    恥ずかしながら自分のことであります(`・ω・´)ゞ

    若いものたちが初代梁山泊の英傑たちの話をしていると必ずしゃしゃってくるじいさん、それがわたしだ

    「王定六ってすごい足が速かったらしいよ」

    いやいや速いなんてもんじゃなかったよ
    まさに稲妻よ、しかも速いだけじゃないんよ、とんでもない距離走れるわけ
    それで何回梁山泊の危機を救ったことか
    長駆隊な、長駆隊の初代隊長な
    あと呼び捨てやめろ

    「索超の騎馬隊って強かったってね」

    いやいや青騎兵な、初代の青騎兵な
    林冲騎馬隊と双璧の強さよ
    短い槍を使って闘うのよ、槍騎兵っていうんだけど、無双よまさに無双
    あとほんと呼び捨てやめろな

    「張清の飛礫ってすごかったんだってね」

    いやそれはもう神業よ
    投げる石が尽きなければ岳飛を討ち取ってたからね、歴史が変わってたからね
    緑衣の将軍って呼ばれてて戦場ではつねに緑の軍服姿でかっこよかったな
    あとほんとマジで呼び捨てやめろな

    「じいさん、見てきたように言うな」

    いや、見てたからね実際
    全部見てきたから
    あと誰がじいさんやねんヽ(`Д´#)ノ




    大きな戦が梁山泊に迫っている!

    風雲急を告げる第九巻に急げ!

    • ひまわりめろんさん
      (*´ω`*)
      (*´ω`*)
      2024/06/11
    • 土瓶さん
      ひまわりとかめろんとか普通名詞を名前にするなんて邪道です。
      ヽ(`Д´)ノプンプン

      あ。あれ?
      なぜか墓穴が掘れる音が……。
      ひまわりとかめろんとか普通名詞を名前にするなんて邪道です。
      ヽ(`Д´)ノプンプン

      あ。あれ?
      なぜか墓穴が掘れる音が……。
      2024/06/11
    • ひまわりめろんさん
      ザ邪道ズ
      ザ邪道ズ
      2024/06/11
  • やはり秦容、やっぱり彼は梁山泊の為に戦いに生きる漢ですね。遂に軍を立ち上げます。

    史進は歳をとっても部下への思いが熱いです。
    ただ彼のシーンは何か寂しさを感じます。
    水滸伝の初めから登場しているのでこのまま最後まで残って欲しいです。

    そして最後ようやく岳飛と秦容の再開。
    何か次に大きな戦いが始まる感じですね。

  • 金と南宋の同盟が正式なものとなり、南では岳飛が自ら小梁山へ足を運ぶなど、徐々に戦へ向けての流れになってきています。
    次巻では、戦の話が主筋になるのでしょうか。
    それにしても王貴は急襲されてばかりいる印象で、同情します。

  • 壁に立てかけられた、朱塗りの鉄棒が、どこか寂しそうだった

    史進が老いても、同志のために一肌ぬぐ姿がとっても好き。泣いちゃう。裸で妓楼から出てきた話、3シリーズ目でもいじられてて良い。本当に、死なないで、史進。

    あと気になるの山士奇と蕭けいざいかなぁ。
    岳家と梁山泊の連合はアツすぎる。

  • 岳飛が主役らしくなってきた。
    娘とのやり取りで骨郎に男について語るところが良い。

  • 南宋が岳都に侵攻してきた。

    岳飛は寡兵で山岳戦を制する。

    南宋は大理とパガンを味方につけ、南侵攻のために5万の兵を辛晃に託す。

    南宋水軍は梁山泊水軍と戦闘を始めた。

    金と南宋は同盟を結び、梁山泊の掃討に動こうとしていた。

    南では岳都と小梁山が連携して南宋の侵攻に対抗しようとしていた。

  • 読了。レビューは最終巻で。

  • 図書館で借りて読んだ。
    岳飛と秦容、いいなあ。

  • 第8巻読了

    少しだけ戦の気運が高まってきた。
    南宋水軍と梁山泊がぶつかり、南宋と金国が同盟成立。
    そして、秦容と岳飛が行動を共にしそうだ・・・・
    次巻から、本格的に動きそうで楽しみ。

  • やっと、敵方が好きになってきた。これでこそ北方さん。

  • もそもそ、と戦争が始まりそうな。
    いいこと言ってたなー、せんがいさんが!
    この人、上司にしてぇ!って感じです(笑)

  • 再び戦の予感ですな。
    いいですよ、結局原点回帰が正しい。

  • 漸く八巻到達。創造の世界が広がり、男達、女達が織り成す人間模様が輻輳する。ま、最終巻まで付き合いますか。

  • 二代目達の魅力の無いこと甚だしい

  • お話の中心はすっかり南方に移り、何となく水滸後伝を
    思わせる展開に。おそらくはそれを見越しての秦容の
    移住だったのだろうな。

    歴史の行く末を知っている身としては、ちらほらと影を
    見せ始めた蒙古に背筋が凍る思い。

  • 北方版大水滸第3部の八巻目。

    相変らず戦争の気配は漂っているが、小競り合い程度の海戦があっただけ。ただ、軍人たちの目には時至れりという感じです。南方では岳飛が李俊、秦容と会って同盟を結んだような形になり、漸く岳飛と梁山泊が一つになったような感じでした。

  • ★2014年6月20日読了『岳飛伝8』北方謙三著 評価B
    金と南宋の同盟がなってから、急速に両国は国富を増やし、次の両国の一致した課題は、梁山泊を消滅させることに絞られる。
    メコン川上流の越李朝の西方に拠点を構えた岳飛のもとには、元の岳家軍の部下達が徐々に集まり、3千人近い規模となる。北との同盟がなった南宋の宰相秦檜は、南方進出で国力を高めることを狙い、岳飛拠点近くのゲンレンの村を奪取するが、岳飛軍の反攻により徹底的に打ちのめされ撤退する。しかし、さらに西方のパガンへ数万の兵力を派遣し、眈眈と南方の小梁山、甘蔗園を狙える体制を整える。
    また、東の海上では、南宋水軍の韓世忠は、梁山泊水軍に攻撃を加え、いよいよ緊迫の度を高めていく。

  • 盛り上がってきました。いよいよ本格的な戦争が始まりそうで、それはちょっと悲しい・・・

  • 南宋水軍と梁山泊の水軍が衝突し、いよいよ南宋と金の連合軍と、梁山泊(岳飛を取り込んで)の戦いが始まる。

  • そろそろ雲行きが怪しくなってきた。梁山泊輸送船が襲われ、岳飛と秦容が同盟について話し合いを持ち、金と南宋か同盟した。こうなったら9巻は派手な闘いではないでしょうか?

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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