にじいろガーデン

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1030
レビュー : 147
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087715781

感想・レビュー・書評

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  • みんないい人。

  • 2015.09.01読了

  • ラストがたたかみかけるように悲しい出来事過ぎた。宝ちゃんのスペシャルさも、彼女の目を通して書かれた4章目ではよくわからない。それまでの振りを読んでて、どんな意外な思考回路をみせてくれるかと思っただけに残念。これがあれば、悲しい出来事が少し解消されるはずだったのではと思う。

    同性愛のカップル、少数者の生きる難しさ、戸惑いはまあまあ分かった。お鍋を投げ込むボスの話とか、背景にどういうことがあったのか、もっと知りたかった。

  • 血のつながりだけが家族を作っているわけではない。
    一緒に笑って、泣き、同じものを食べ、川の字になって寝る。
    そんな時間の積み重ねが、100あったら100通りの家族のカタチを作り出していくのだと思う。

    最後に残ったのは、まったく血のつながらない二人。
    過酷な出来事を乗り越え、二人でまた、新たな家族を作っていくのだろう。

  • ちょっと変わった形態の家族だけれど家族らしい家族小説でした。草介も宝も本当にいい子でほのぼのとそのままストーリーが終わって欲しかったです。「おおかみこどもの雨と雪」の雰囲気と重なりました。

  • 母親が2人居て、兄が居て、本当の家族だと中学生になっても信じきっていた宝。
    泉と千代子の家族として、家族になる過程をずっとそばで見ていたのに、虹色憲法をすべて破ってしまった草介。切ない。

  • 導入に無理矢理感を感じるけど、後味はよろしい。一気読みよりも連載で飛び飛びで読んだ方が良かったかも。各目線が色々満載。

  • 子どもをつれて19歳の少女と駆け落ちするアラフォー女性。やがて少女が子供を産み、4人での暮らしが始まる。お母さんふたり、こどもふたり。序盤はテンポが悪く読みにくかったがだんだん面白くなってきた。色々と考えさせられる。主人公がなぜ同性愛に目覚めたのかはよくわからない。正直後味はあんまり良くない。

  • まーちさん、hi2515さんといったレポ先駆者がいらっしゃいます。
    ストーリーはそんなに詳しく述べませんが・・・・
    世間一般の常識からはちょっとかけ離れた、ある家族の物語でした。

    草介という子供がいるバツイチ主婦泉と
    留学していて1年学年高校をダブっている女子高生千代子。
    ふとしたことで知り合った二人は、
    なぜかお互いに魅かれあい、
    ついには草介も連れて、理想郷で暮らそうと旅に出ます。
    三人が辿り着いたところは、
    マチュピチュ村と草介が名づけたほどの山奥の一軒家でした。
    あまり人の来ないその村で
    泉と千代子は、レズという事実を隠さずに生きていこうと、
    レインボーフラッグを高々と掲げて生活を始めました。

    そのうちに、千代子の妊娠が発覚。。。
    父親は泉と知りあう前に千代子が付きあった相手ですが、
    泉は千代子と二人の子供として育てようと決心しました。
    そうして生まれた女の子宝も交えて、
    マチュピチュ村での生活は
    満ち足りた楽しい家族の時間として、ゆっくりと流れていきました。
    広い住みかを民宿のような「ゲストハウス」にし、
    宿泊客と夕食をともにしたりと、のどかな毎日です。
    そんな中、千代子の病気が発覚して家族たちは大慌てに・・・・。

    4章からなる話は、
    泉、千代子、草介、宝、のそれぞれの視点で語られています。
    語り手が変わっても、常に物語の根底に流れているのは、
    お互いを思いやる温かな気持ち。
    どうしたらこんな「家庭」が築けるのでしょうか。
    不思議に思いながら読んでいきました。
    家族というものを、考えさせられる作品でした。


    ※小川糸さん、お得意のお料理メニューも
    物語の中にチラホラと盛り込まれ、
    森の中のゲストハウスのキッチンは、
    「食堂かたつむり」を思い出させます。

  • 「虹色ガーデン」小川糸◆泉と千代子、年の差レズビアンカップルでお互い子供がいるという、世間の目を考えるとなかなか難しい一家は、それでも前を向く。同性愛云々を考えさせるというより、ごく普通の家族小説。喧嘩をしたり子供に手を焼いたり、そこに性別は関係ない。これが当たり前になると良い。

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著者プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

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