- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087715781
感想・レビュー・書評
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ひと と ひと として、周囲と関係を築いていきたい。素直にそう思う。
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ちょっと不思議な家族の形。
この人の作品は、みんなユーモアにあふれていて、あったかくて好き。死ですらとてもあたたかく感じる。 -
荒唐無稽。予定調和。ご都合主義。
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「好きな話ではないなあ、おもしろくないなぁ」と思いながらも読み進め、中盤以降はページをめくる手も涙もとまらなくなってしまった。
泉と千代子、どちらもおかしな人たちだと思っていたのに、物語の最後には愛すべき人たちだと感じた。
でもやっぱりなんとも言えない読後感が残り、もう一度読みたいとは思えない。
残された者たちが幸せになれると良いな。 -
家族の関係性を考えさせられるお話だった。家族それぞれの視点から語られているのも面白い。「私」が思う家族って、実に一面的なのだ。それぞれが「こうに違いない」と思い、食い違っていることも多い。LGBT、田舎でのゲストハウス、移住などのトピックスもベースにあり、これからの家族像を考える善き材料になってくれた。
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著者のきれいに流れるような文章でサラサラと読み進める。ちょっと別世界のような遠くに感じる空気もあれば、身近でもしかしたらそんな世界もあるのかもしれない。
よかったなぁとか、感情は湧いてこないけど、一つの家族を見続けた気持ちになる一冊。 -
図書館で借りたもの。
レズビアンマザーとして子どもを二人育てるタカシマ家。
新しい家族のかたち。
家族に愛されながら看取られるって、とても幸せなことなんだな。
その場面は涙が止まらなかった。 -
レズビアンカップルが息子と姑と一緒に暮らすという物語。世間の風当たりもあって、LGBTの方々が暮らしにくい部分もあるのを感じ取れる作品。LGBTの方々の心情を写し取っている感じもあるが、レズビアンカップルと息子の生活はどうなるのか、周囲からの偏見はないのかドキドキしていたが、物語が進んでいくうちに、家族がお互いの気持ちに寄り添って暮らしていく姿などに温かい気持ちで読み進められる。息子の草介がいたたまれない気持ちも感じるが、生き方は虹のように色々な色があるというのが感じられる。最後の展開は感動。
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2017 8/9