教団X

著者 :
  • 集英社
3.15
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  • (86)
本棚登録 : 4244
レビュー : 478
  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087715903

作品紹介・あらすじ

絶対的な闇、圧倒的な光。
「運命」に翻弄される4人の男女、物語は、いま極限まで加速する。
米紙WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)年間ベスト10小説、アメリカ・デイヴィッド・グーディス賞を日本人で初受賞、いま世界で注目を集める作家の、待望の最新作!

謎のカルト教団と革命の予感。
4人の男女の「運命」が重なり合い、この国を根底から揺さぶり始める。
神とは何か。運命とは何か。
著者最長にして圧倒的最高傑作。ついに刊行。

感想・レビュー・書評

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  • かなり面白かった。

    ただ、アフリカの田舎で1人読んでいたために、途中アフリカの民族宗教の武装集団の話が出てきたときにとても怖くなって朝まで眠れなかったので、アフリカで読むのにはオススメしません。

  • 松尾正太郎の講話「教祖の奇妙な話」だけで十分に読みごたえあり。仏教入門は、あの中村元さんの原始仏教論まで交えて分かりやすく説く。宇宙科学では素粒子物理学、さらに今話題の暗黒物質についても触れる。余剰次元、ここで言う異次元との往来パターンの解説も、人間の脳がつくり出す意識という未知の領域の考察に巧みに結びつける。最後には反戦論、第二次世界大戦において世界でも特殊な経験をした日本が歩むべき、特殊な道を探る。他の国と同化せず、ひたすら平和追求国家でありたいという願いに帰結する。エログロあって、国際的テロも陳腐に感じるけれど、著者が懸命に学び伝え、正当に主張する上での照れ隠しってことで…

  •  4月になって、読書量が急激に落ちた。自分の読書生活に少し疑問が生じたようだ。手当たり次第に本をネット注文するのだが、少し捲っては挫折することの繰り返しであった。久しぶりに大量の積読書ができている。
     この間、子供の影響もあって、3DSの妖怪ウォッチに熱中した。攻略本片手に、今も家庭そっちのけで夜な夜な没頭している。また自室のパソコンも買い換えた。最新のパソコンで何か新しいことをやってみたいと、衝動買いした。今のところ快適である。

     そんなわけで、この本は残り四分の一を残して本棚に放置していたのだが、新調したパソコンいじりと、3DS遊びがひと段落して、また読みたくなり、一気読みした。
     作中の松尾氏の講義という形をとった、筆者の主張が膝を打った。さすが今を時めく作家であると思う。話の展開自体は、途中で中断していたせいもあるのか、よくわからなかったし、正直どうでもよかった。

     これからは、あまりブクログにアップすることや自分自身の読書記録を残すことにこだわり過ぎずに、軽い気持ちで読書と向かい合っていくべきかなと、思い始めている。

  • 思っていたのとは違っていました。
    エロ描写がヒドい…

  • つまらなかった…
    書きたいことが分散してるし残らない

  • 正直小説なのかどうか微妙な内容に感じた。一応、謎の宗教団体Xと、教祖っぽい人のもとに、ぬるく集う平和な集団が出てきて、対立した感じになって、なんだかんだ事件も起こるストーリーだが、それよりも登場人物が語る内容に重きが置かれている印象。戦争が無くならない理由とか、宗教がどのように始まったかなど、普段うすうすわかっていても「それ言っちゃおしまいでしょ」的にうやむやになってることがズバッと書かれていて、ドキッとする。生命について、死について、他にもいろいろなことが、著者の持論の披露なのか、ストーリーと無関係なところでとうとつに語られるので、それを楽しめない人にはかなり苦痛な小説。何かモヤモヤとしたものを抱えた人にはヒントになるネタがあるかも・・・。
    個人的には、中途半端に頭がいい人たちが、こういう小難しいっぽい話をする教祖的な人に共感することで、例の事件起こしちゃったんだなあと思った。

  • 著名な方が推薦しているので読んで見たけれど、中村さんだったらわたしは『掏摸』の方が好きかなぁ。先が読めない感じはどちらも同じで面白かったけど、本作品は直接的な性描写や哲学書をなぞったような説法場面が多くてちょっと苦手だった。途切れ途切れに読んだのもいけなかったかな。

  • うーーーん、わたしには合わなかった。
    我ながら、よく途中で投げ出さなかったな…。

    登場人物の台詞が長い、文章そのものもだらっと冗長な感じで、何が言いたいのかあまり伝わらない。
    性的な描写に至っては、エロティック通り越して下品な印象でした。
    それが狙いなら良かったのかもしれないけど。

    読みにくい構成だと思います、読了するまでに疲れた…。

  • もはや松尾さんの説法以外何も面白くないw
    著者が前面に出すぎているので2chかチラシの裏にでも書いてくれって思う
    話を大きくしていった割には小さくつまらなくまとめて終わり
    途中であれもこれもいれたいって思いながらかいたんだろうなぁって作品で読んでてしんどい思いのする本(小説とは呼ばない)だった

  • 読み終わったときは、それほどのめり込めなかったなあ、としか思っていませんでした。教祖の話もとばし読みしてしまいました。でも1ヶ月ほどたってみて、ふと「たんなる原子からできた人間がどうして意志をもつのか」という感じの言葉が妙に頭に残っていることに気づきました。何かのちからなんでしょうね。

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著者プロフィール

中村 文則(なかむら ふみのり)
1977年愛知県生まれ。福島大学行政社会学部応用社会学科卒業。2002年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。『遮光』で野間文芸新人賞、『土の中の子供』で芥川賞、『掏摸』で大江健三郎賞、『私の消滅』でドゥマゴ文学賞を受賞。2014年にはノワール小説への貢献から、デイビッド・グーディス賞を受賞している。
その他の代表作に、映画化された『去年の冬、きみと別れ』『悪と仮面のルール』などがある。

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